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人生初落語。しかも、創作。【がじゅんブリッジ】

隔月でやってるがじゅまるとのトーク生配信
「がじゅんブリッジ」にて、
この度、人生初落語をやって参りました。

このトーク配信では、
毎回宿題担当が、
次回の配信までに宿題をやって、
その体験談を配信内で報告する、という
企画があるのだが、

前回の最後に決まった宿題が、
「全員が創作落語を作ってきて披露する」
ということになり、
落語なんかやったことのない4人が
自分なりに創作落語を今回までに作ってくることになりました。

そして迎えた今回の様子がこちら↓↓

最初のトークが意外と長くなってしまって
なかなか落語のコーナーに行きませんが、
00:49分頃から落語が始まります。

なかなかひどいもんですが、
せっかく作ったので、よろしかったら
見てやってください。


ちなみに、
こちらが、僕の落語の台本です。
本番では、最後の方間違っちゃってる部分多いですが、本当はこんな感じでやりたかったんだなってのが伝われば嬉しいです。
興味ある方は、どうぞ😌↓↓



「ことわざの勉強」

知らないことを知ったり、忘れてたことを思い出すためにも、
やはり日頃から勉強をするということは大事なわけですが、
その勉強した内容というのが一番自分の身になる瞬間というのは、
勉強して覚えたその時よりも、その覚えたことを自分の言葉で人に教えるときだそうです。
この間もね、たまたま入った中華料理屋で隣のテーブルに座っていた
上司と部下らしき会社員二人がこんな話をしてました。

上司(ずるずるずる)(ずずずず)
  「いや、しかしここのラーメンはいつ食っても美味いな」
部下 「いやぁ、課長とメシ食べる時はいつもお金かからないから、何食べても美味いっす」
上司「全くこいつは。売れたら使ってくれよ!」
部下「それ、芸人のやつですよね!誰か知らないけど、なんか聞いたことあります」
上司「ビートたけしがアリtoキリギリスにメシ奢って帰るときに言った言葉だよ」
部下「へぇーそうなんですね。アリtoキリギリスは知ってますけど、そのビートなんとかは知らないですね。」
上司「お前珍しいな!普通逆だろ」
部下「そうなんですか?」
上司「そうだよ。まぁ、いいけど。そういえば最近、俺ことわざの勉強してるんだよ」
部下「そうなんですか」
上司「お前、風が吹けば桶屋が儲かるっていうことわざ知ってるか?」
部下「ちょっと知らないですね。どちらかといえば、僕ニトリ派なんで」
上司「イケアが儲かるって言ってねぇよ。桶屋だよ。風呂で使う桶売ってるとこ!桶屋!」
部下「あぁ、オケヤですか」
上司「イケアの発音で言うなよ。この風が吹けば桶屋が儲かるってどういう意味か知ってるか?」
部下「いや、そのことわざ知らないんだから、意味知ってるわけねぇだろ」
上司「おい、言葉遣いおかしいだろ!でも、言ってること正しいからプラマイゼロ!
じゃあ、せっかく昨日覚えたから、お前にも教えてやるよ。いいか。まず
風が吹いたら、砂埃が舞って、それが目に入って目が見えない人が増えるんだよ。
目が見えない人が増えたら、目が見えない人は三味線を弾くようになるから三味線が増える
三味線が増えると、三味線の皮に使われる猫が減る。
猫が減ったら、その猫を天敵としているネズミが増える。
ネズミが増えると、ネズミはいろんな家で桶を齧って穴を開けちゃう。
だからみんな桶を買いに行く。だから桶屋が儲かるっていう、
こうやってある出来事が巡りめぐって関係なさそうなところに影響が出るっていう意味なんだよ。どうだ、覚えたか?」

部下「なんとなく」
上司「じゃあ、風が吹いたらまず何が起こるっ言った?」
部下「桶屋が儲かる」
上司「最短で行くなよ。確かに最終的にはそうなるんだけど」
部下「あ、わかりました。風が吹けば、家が飛ぶ」
上司「やりすぎだよ。家飛んでったんで、とりあえず桶屋で桶買います。桶屋儲かりましたー、とはならないだろ。風が吹いたら砂埃が舞って、それが目に入って目が見えない人が増えるんだよ。」
部下「ちょっといいですか、大体砂が目に入っただけで目が見えなくなりますかね?」
上司「・・・うるせぇよ。次行きます。目が見えない人が増えたら、次は何が増える?」
部下「・・・優しい人?」
上司「それは増えるだろうね。目が見えない人にはみんな優しくするからね。でも今聞きたいのはそういうことじゃないんだよ。目が見えない人はある楽器を弾きます!さぁ、なんでしょう?」
部下「楽器?ギター?」
上司「惜しい!和風のギターみたいなやつ!」
部下「和風ですか?あ、ドレッシングの話ですか?」
上司「楽器の話だよ。和風に釣られすぎだろ。増えるのは三味線ね!じゃあ、三味線が増えたらその材料にされる動物が減っちゃいます。その生き物は?」
部下「三味・・・しゃみ・・・せみ?」
上司「違います」
部下「クワガタ」
上司「違います」
部下「カブトムシ」
上司「夏だねー!夏だねーじゃないんだよ!全部違うよ!答えはねこ!」
部下「え、猫でどうやってギター作るんですか?」
上司「作るのは三味線!!三味線作ったら猫が減る!猫が減ったら、猫を天敵としている奴が増えます!」
部下「犬派の人?」
上司「ネズミだよ!!ネズミが猫に追いかけまわされてるイメージあるでしょ?」
部下「あぁ、トムとゼリーですか」
上司「ジェリーだよ。トムとゼリーだと猫とゼラチンの喧嘩になっちゃうだろ」
部下「ちょっと課長!下ネタはやめてくださいよ!」
上司「ゼラチンは下ネタじゃねぇよ。で、ネズミが増えていろんな家の桶を齧っちゃうから、桶屋が儲かるってことだよ!わかったか!」
部下「なるほど。で、これなんの話でしたっけ?」
上司「なんなんだお前は!!どこまでバカなんだよ!俺は風が吹けば桶屋が儲かるっていうことわざの説明をしてたんだよ」
部下「あぁ、そうかそうか。えっと、風が吹いたら涼しいからエアコンつけないで、窓開けたら虫が入ってきて、虫殺そうと思って桶投げつけたら桶が壊れるから桶屋が儲かるんですよね?これが風が吹けば桶屋が儲かるか、勉強になりました。
上司「いや、お前が今日覚えたのは、馬の耳に念仏だよ」

お後がよろしいようで。

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