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子どもの頃、わたし飛べると思ってた

最近、ネットで子どもは飛ぶお話しをきいて『自分も飛べると思ってしまう事がある』と書いてあった。
事故が起きてしまう原因の一つでもあるらしい。
幼稚園に勤務していたことがあるので、小さな子の事故は心に残る。
事故は防げなかったのだろうか、などと偉そうに考えたりしていた。
間違ってるな、この考え方は違う。

先日思い出した。
私が小学生の低学年の頃、学校の校庭の端にある150センチくらいの高い所から落ちた⁉︎飛んだ⁉︎ことを思い出した。
もうすっかり忘れてしまっていたのだ。
これも「子どもは飛べる」と思ってしまうという事なのかも知れないと思い出した。

大きな男の子の身長より高いくらいの所に私は登っていて、
下をみると同級生が5、6人固まって、みっちり詰まっている気がしたのだ。
私はその集団を目がけて、フワリと座った格好で飛んだのだった。
私は皆んなが、フワッと受け止めてくれる妄想をしていた。
が! 現実は悲惨❗️
同級生はサッと避け、
ドサっと長座の姿勢で激痛が走った。
私は1.5mくらいの高さから尾てい骨から着地した。

「どうしたん?」
「大丈夫?」

私は思い切り尾てい骨を打ち、呼吸困難になり動けず、保健室送りになったのだった。

小柄で痩せっぽっちのせいか、大きな怪我には至らずに済んだのだけど今考えるとゾッとする事故だった。

その時の私の思いは、
皆んなが受け止めて、フワリ軟着陸が出来るものと思い込んでいたのだった。

あぁ…怖い 
忘れてしまっていたけど、小学生でこれなんだから、幼児ならきっと判断がつかないと思う。

尾てい骨を強打してから、飛んだ記憶は無く
夢と現実がごちゃ混ぜになっていたんだな、と還暦を過ぎて思い出した💦

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