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地球のためにわたしができることってなんだろう。日々そんなことを考えたり、行動したりして…

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地球のためにわたしができることってなんだろう。日々そんなことを考えたり、行動したりして生活しています。

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  • 地球のためにわたしができること

    What we can do to save the Earth. 気候の危機という世界の直面する難題に取組みます。

最近の記事

「暑さ、寒さも彼岸まで」とは言うものの

「暑さ、寒さも彼岸まで」とは、冬の寒さは春分頃(3月20日前後)まで、夏の暑さは秋分(9月20日前後)頃までには和らぎ、凌ぎやすくなる」という意味の、日本の慣用句である。私が子どもの頃、お彼岸には祖母がこの言葉の説明をしながらおはぎをつくってくれたっけ。 今年2023年の秋彼岸は、9月20日(水)から9月26日(火)までの7日間だそうだ。 観測史上最高に暑いこの夏。 異常に暑くても、彼岸花はこの時期になると咲くから不思議だな。確かに、ここ数日の間でわたしが住む静岡の街中も

    • 新しい「地球温暖化対策自治体マニュアル」を読む

      田中信一郎さんから、『長野県「ゼロカーボン戦略」のような「目標・進捗の管理と政策・施策の整合」は、 当該自治体における地球温暖化対策の経験・実績が一定なければ不可能。なぜならば「目標・進捗の管理」の厳密さを求めるほど、そこに行政資源が投入されるため、 結果として資源が不足する「政策・施策」は乏しい効果・成果となるから。常に大きな課題となる「行政のタテ割り」も、経験・実績を積むことでしか解消できない。 よって「小さくても正しい方向での成功体験」を最優先すべき』というお話を伺いま

      • 世界気候アクション0325@静岡

        Fridays For Future が呼びかける世界気候アクション 次回は、3月25日(金)です。 静岡市では、気候危機自治体議員の会と一緒に庁舎前スタンディングを行い、政府や地方公共団体に対し、迅速かつ、より有効な気候変動対策を呼びかけます。コロナウイルス対策をして、プラカードを持ってご参加ください。 世界気候アクション0325庁舎前スタンディング@静岡市 2022年3月25日(金)12:15〜12:45 静岡市役所本館前 プラカードダウンロード 国連の気候変動に

        • 温暖化対策「国の本気度バロメーター」建築物省エネ法の今国会提出を後押ししましょう!

          もう見送りは許されない 温暖化対策「国の本気度バロメーター」 建築物省エネ法の今国会提出を後押ししましょう 署名スタート 欧米なら販売も貸出しも禁止されている低断熱水準の建物に健康リスクとエネルギーコストを払って住んでいるのが先進国と言われる日本の実状です。高水準の断熱建築化が進めば、冷暖房もほぼ不要になり温暖化対策につながる上に医療費削減にもつながります。 何十年も過ごすことになる新築建物は2050年カーボンニュートラルを実現するなら今すぐ建築物省エネ法で高断熱化させ

        「暑さ、寒さも彼岸まで」とは言うものの

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        • 地球のためにわたしができること
          22本

        記事

          第4次静岡県地球温暖化対策実行計画(案)パブコメのポイント

          静岡県に「気候変動対策強化」の声を届けよう パブリックコメントのポイント やんくみです。 静岡県は2022年度から2030年度の9年間を計画期間とする「第4次静岡県地球温暖化対策実行計画(案)」を1月17日に公表し、静岡県の2030年温室効果ガス削減目標を初めて明記したパブリックコメント(通称:パブコメ)の募集をスタートさせています。(2月7日まで)  今回改訂される静岡県温暖化対策実行計画は、5年程度をめどに見直しが行われるとありますが、気候危機回避にとって最も重要な

          第4次静岡県地球温暖化対策実行計画(案)パブコメのポイント

          2021年衆院選 SHIZUOKA 気候危機に関するアンケート

          はじめに近年、酷暑や集中豪雨など気候変動の影響は身近な生活に及んでおり、世界全体が危機的状況になっています。 これに対し、国内外の自治体や企業が、地域や自社で地球温暖化対策に取り組む動きも活発化しています。 2021年8月9日に公表されたIPCC(国連気候変動政府間パネル)第6次報告書には、地球温暖化の原因が人間活動の影響であることが「疑う余地がない」とかかれ、また、気候危機は予想以上の速さで進行中であることが科学的に示されています。 破局的な気候危機を避けるためには、産

          2021年衆院選 SHIZUOKA 気候危機に関するアンケート

          気候正義とたたかう人々

          昨日は気候正義のシンポジウムに参加して来ました。気候正義ってなに?から、わたしたちは気候正義のために何ができるのだろう?気候危機を防ぐにはどうすればいい?気候危機をどう伝えればいい?の投げかけまで。会場で出た思いやアイデアを、昨日会場に来れなかった人たちへシェアします。 🌏「政治に求めること」政治家に意識して欲しいことは、地球が危ないということもありますが、一番は人の存在そのものです。 途上国の人や、未来世代の人々の尊厳がこれからどう守られていくのかを考えたとき、気候正義

          気候正義とたたかう人々

          再生

          気候変動により故郷を失う人々

          静岡市では、SDGsを集中的に普及する期間として、2020年1月3日(金)~26日(日)をSDGs Month(SDGs月間)として定めていて、現在様々なイベントを開催しています。 わたしは「ビューティフル アイランズ ~気候変動 沈む島の記憶」(2009年公開)を観てきました。 南太平洋のツバル、イタリアのベネチア、アラスカのシシマレフ島に住む人々が気候変動によってどのような影響をうけているか、伝統や文化、観光。支え合って暮らす人々。島を、故郷を失うということ、離れるという選択はどのようなことなのか。問題はこの映画が公開されてから状況は益々深刻化していて、いまのままでは悪化する一方であるということ。DVDが発売されているので「温暖化は悪いことではない」と思っているひとは観てほしいな。 映画のあと、湖中真哉(静岡県立大学国際関係学部教授)による解説があり、動画(15分)とメモをとったので興味がある方はみてね。 ................. メモ 「気候変動はウソとか科学者や政治家がお金儲けしたいから」という人がいるけれど・・・ ☞気候変動はいま実際に起こっていることであり、地球上で最も弱い立場に置かれている人たち(先住民であるとか)は既に影響を受けている―アメリカ人類学会が声明を発表 世界の平均気温が2℃上昇すると「水没難民」は2億8000万人に ☞海面上昇に関しては、「帰郷という選択肢のない人口移動」になる 水没だけではなく・・・ 気候変動による「旱魃」の影響も深刻 「移住すればいいでしょ」という人がいるけれど・・・ ☞何千年にも亘って培われてきた文化・伝統・自然との結びつき等が全部失われてしまう 「気候難民」は国連では「気候移民(climate migrants)」と呼ばれる ☞気候移民は国際難民法で難民とみなされない ☞気候移民は増えているが、どのように国際法で守るか決まっていない ☞最も弱い人たちが最も移住しなければならない状況に追いやられている ☞気候移民がどれくらいいるか不明 ☞気候移民は世界中の人々が直面している現実          こういった問題を解決するため国連が定めているのが「SDGs」 ☞誓い「地球上の誰一人として取り残さない」 ☞☞途上国の人たち、先住民の人たちを優先して救済 「これから開発して豊かになればいいよね」 だけではなく 「地球環境のことを考えて開発しなきゃダメだよね」 地球の限界(プラネタリー・バンダリーズ) ☞人間がやっていることが地球の回復力の限界を超えつつある       気候変動の「緩和策」と「適応策」 ☞「緩和」CO2を減らそう ☞「適応」気候変動によって既に影響がでている人たちを救う方法を考える 例えば「堤防」をつくる ☞でも、途上国の人たち、先住民の人たちは「貧困」だからつくれない     極度の貧困、気候変動で1億2200万人増える恐れ ☞SDGsの一番の目標は飢餓をなくすこと ☞☞逆のことが起きている         気候変動 ☞温室効果ガス排出によって起こる ☞☞移住を迫られている人たちは殆ど排出していない 他の国から出された排出によって影響が出ている! これは地球規模のパワハラだよね! 日本のCO2排出量は「世界で5番目」 ☞責任があるのは私たち こういった状況に何もしないで「かわいそうだね」って言ってていいの?     これがSDGsの課題だよ         SDGsターゲット13 ~気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる 「エコバック持ってますよ」 「ハイブリッド乗ってますよ」 ではなく、 いま既に気候変動の影響が及んでいる弱い人たちを支援していくか が大切! ※出典は動画に明記

          気候変動により故郷を失う人々

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          「ビューティフル アイランズ ~気候変動 沈む島の記憶」

          静岡市では、SDGsを集中的に普及する期間として、2020年1月3日(金)~26日(日)をSDGs Month(SDGs月間)として定めていて、現在様々なイベントを開催しています。 わたしは「ビューティフル アイランズ ~気候変動 沈む島の記憶」(2009年公開)を観てきました。 南太平洋のツバル、イタリアのベネチア、アラスカのシシマレフ島に住む人々が気候変動によってどのような影響をうけているか、伝統や文化、観光。支え合って暮らす人々。島を、故郷を失うということ、離れると

          「ビューティフル アイランズ ~気候変動 沈む島の記憶」

          気候非常事態宣言 次は大人の番です

          ”How dare you!”(よくも、そんなことができますね) 気候危機に何ら具体的かつ迅速な対策を講じない世界のリーダーに対し、グレタ・トゥーンベリは国連気候サミットで厳しい表情で強く抗議しましたが、日本のリーダーや自治体に気候危機対策を求めていくことは、わかもののマーチと同様に大切なことだと思います。 昨日のグローバル気候マーチは、少なくとも25都道府県で取り組まれ2000人以上が参加したようです。世界では157ヶ国以上で3400以上のアクションが行われたと

          気候非常事態宣言 次は大人の番です

          世界一斉・世界最大の環境アクション、グローバル気候マーチin静岡!

          世界一斉・世界最大の環境アクション、グローバル気候マーチin静岡! 静岡市で初めての開催。 立ち上がった勇気ある学生たちと。350.org japan代表の横山隆美さんがサプライズで参加。終わってから「日本でもっと参加者を増やすにはどうすればいいだろうね」って言われて答えられなかった。うん、がんばろう。

          世界一斉・世界最大の環境アクション、グローバル気候マーチin静岡!

          NO NUKES STOP CLIMATE CHANGE

          NO NUKES STOP CLIMATE CHANGE ローマ法王に面会した原発事故避難者 鴨下全生さん。グレタ・トゥーンベリと同じ17歳高校生。 何万年と続く放射能汚染と共に生きなければならない現実と、なおも原発を再稼働させようとする国、それゆえの存在の否定、差別、いじめ、誹謗中傷。 10月に京都で行われた気候変動のシンポジウムにスピーカーとして招かれた鴨下さんは、17歳の原発事故当事者として原発を推進し、爆発させた「大人たちへの絶望」をため息と共に会場に放っ

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          グローバル気候マーチしずおか

          大きな危機に気付かずにのんびりと構えていることを、「タイタニック号の中でパーティを楽しんでいる」という。今の我々の状況もこれと似ていますが、一つ違うのは、私たちは気候危機が今あることを知っていることです。 Before It’s Too Late 通信 -手遅れになる前に- 国際環境NGO 350.orgジャパン代表の横山隆美さんから定期的に届くメール通信の一文だ。 350.orgはグローバル気候マーチを応援していて、先月20日に龍谷大学で行われた気候問題のシンポジウ

          グローバル気候マーチしずおか

          なぜ私たちは今 気候非常事態宣言を求めるのか

          なぜ私たちは今 気候非常事態宣言を求めるのか 日本の自治体で初めて気候非常事態宣言を出した長崎県壱岐市の職員の方にその経緯と成果と課題を聞いてきました。 気候非常事態宣言を出すことで、まず人々の意識が変わる。そして、周囲にも広がる。今、多くの自治体、企業、学校などで気候非常事態宣言を出そうという動きが広がっています。 興味がある方は動画と動画の概要欄見てね 「人類は地球温暖化による『気候の緊急事態』に直面しており、このままでは経済や社会に破局的な影響が生じる」

          なぜ私たちは今 気候非常事態宣言を求めるのか

          静岡市の温暖化対策強化策を求めます

          静岡市12月議会に向けて、わいわいタウンミーティングを開催します。 テーマは「気候危機」です。 現在、静岡市の温室効果ガス総排出量目標は、2030年までに2013年比で26%削減、2050年までに80%削減(第2次静岡市地球温暖化対策実行計画)となっています。この削減率は平成28年5月に閣議決定された日本の温室効果ガス総排出目標(地球温暖化対策計画)と同じものです。 パリ協定の目標は産業革命前より世界の気温上昇を「2℃よりはるかに低くすること、さらに1.5℃に抑える努

          静岡市の温暖化対策強化策を求めます

          気候危機アクション@しずおか

          大道芸ワールドカップで賑わう静岡市駿府城公園の一角で、気候変動による影響を大きく受ける当事者として“地球愛を叫ぶ“。 主催は10代、20代の学生たち。 この地球に生まれて来たことの意味と価値を味わいながらここに立つ。 いまある様々な問題の解決方法の始まりは、化石燃料に頼らない文明をつくりだすことだろうという答えをわたしは持っている。 知っているだけでは十分ではない。 活かすことも必要なのだ。 するつもりだ、 というだけでは十分ではない。 しなくてはならないのだ

          気候危機アクション@しずおか