【読書メモ】広場の造形②
第一章 建物とモニュメントと広場の関係「中世やルネサンスにおいて、見事な建物や歴史的記憶を呼び覚ますような噴水、モニュメント、彫像によって社会的生活を彩ろうとする傾向が見られる。」
前回、「なぜ大量の芸術品を広場に集めたがったのか」という疑問を抱いたが、これがその解答になりそうである。
人の往来が最も激しかった広場に都市の誇りと喜びを感じたかった、と筆者は述べている。
さて、当時イタリアには大聖堂前の広場と市場などの市民広場(シニョーリア)には明確な区別があり、物理的に切り