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【自由詩】バラバラになるの

それは夏の終わりの雨の日だった

ワタシ見たの

街であなたが彼女と歩いているのを

そして、あの決定的な場面を

どうして、よりによって彼女なの

あなたは、キミが一番だよって言ってたよね

ワタシもそう思ってたのに

全部ウソだったんだ

騙して彼女と会ってたんだ

バカにしてる!

あなたを理解できるのはワタシだけなのに

あなたは重大なミスを犯した

あなたにとってワタシは唯一なのに


それはひと月ほどたったある夜だった

あなたからの電話

長い言い訳の後にワタシに言ったのは

やっぱりキミに逢いたい

いまさら何言ってるのよ

彼女とワタシはトモダチなの知ってるよね

ワタシ本気だったのよ

もう手遅れよ

あなたは全てを失ってしまったの

捨ててやる!

あなたはワタシの気持ちをぜんぜん理解してない

あなたは重大なことを見落とした

あなたにとってワタシは最高なのに


こっちがあなたをフッタのに

ナゼかワタシの心は曇り空

どうしてこんな気持ちになるの

キライになったはずなのに

ナゼかワタシの心は波うつ

自分でもナゼだかわからないの

できることなら

どこか遠くへ行ってしまいたい

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