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【INDY】インディ第2戦テキサスレポート

3位快走で垣間見たデイルコインの底力と土壇場の逆転劇

インディカー第2戦のテキサスは例年より3ヶ月早い3月に行われました。例年6月の暑い時期と違うテキサスで、しかもデイレース。ちょっといつもと雰囲気が違う感じでしたが、今年はパドックまでファンの人も入れるようになったし、オートグラフセッションも復活。活気も戻ってきましたね。

高橋国光さんに弔意を示すために着けた喪章

3月16日に亡くなられた高橋国光さんの訃報が届いて琢磨選手も喪章を着けてテキサスのレースにのぞみました。日本のモータースポーツがここまで成長できたのも、黎明期の諸先輩の活躍があってこそ。心よりご冥福をお祈りします。


アメリカのレジェンドはいつもお元気

実は高橋国光さんと同い年のマリオ・アンドレッティ。1940年生まれです。実はアメリカでもレース界のレジェンドが次々と鬼籍に入っていて、マリオさんも身の回りの方を多く亡くしているのですが、彼は今も元気にパドックに現れます。おじいちゃん、いつまでもお元気でね。


1000マイルも旅しながらテキサスまで来てくれたファミリー

こちらは昨シーズンも応援しに来てくれたサウスカロライナ在住のファミリーの皆さんですが、なんと1000マイルもドライブしながらテキサスまで応援に来てくれました。ありがとうございます。ある意味で(?)短いレースになっちゃいましたが、今年はあと何レース来られるかな?

予選を最後まで見守るふたり。ジョークを飛ばしあってましたが(笑

今回のテキサスは2デイのレース。プラクティスから予選まで初日好調だったのは、このふたり。琢磨選手は予選で3番手の好ポジション。フィリックス・ローゼンクビスト選手はオーバルで初ポールを決めました。今季初オーバルのテキサスは、開幕戦とは違った流れになるような予感がしていましたが‥‥。


ライフルもらって恍惚の表情のフェリックス(笑。誰を撃ちたいの?

これがテキサス流。ポールポジションを取ったフェリックスにライフルのプレゼント! フェリックスは銃の持ち方は慣れてなかったけど(笑。もらっていいの〜?っていう表情が良かったです(爆。誰を撃つ気なんでしょうか??w


51号車とそっくりのカラーリングだった33号車の江戸くん

予選の後に行われたプラクティス3。あれ? 51号車2台走ってる??と思ったら、33号車の江戸くんこと、エド・カーペンターの車がそっくり!w  こりゃあスポッター間違えるんじゃね?と心配になりました。


スタートの後3番手をキープする51号車。速かったんだけどなぁ

日曜日。レースがスタートして3番手をキープし続ける51号車の琢磨選手。先頭はペンスキーのスコット2号(1号はディクソンw)こと、マクラフリンが逃げてましたが、それにフェリックス、琢磨選手と続きます。スコット2号は先頭を長く走ったので燃費が悪く早めのピットイン。フェリックスはタイヤの摩耗が激しかったので、ちょい早でピットイン。51号車はその分タイヤを労りつつ、ピットを引っ張って良いペースで走ってました。お、これはいけるんじゃね?


あぁ〜〜っ!って言いながらシャッター切ってました(涙

最初のスティントは良いペースだったのですが、ピットに戻ってくると‥‥、

あーーーーーーーーーーーーーーーっ!

なんと隣のピットのデイビット・マルカスがピットアウトしようとしてストール!
琢磨選手の前を塞いで止まってしまいます。マジで??
これで琢磨選手は大きく順位を落としてしまいます。
本来ならデイビットはピットにいない予定だったんだとか‥‥。
チームメイトでしょう〜にぃ。もったいない。


ピットの後に超追い上げる51号車だったのですが

この時点でレースの1/4から1/3しか過ぎていないので、まだ可能性は残っています。遅れを取り戻すべく琢磨選手は猛追開始。良い時には1周で1台のペースで前の車をパス! トップ10内にはすぐに戻れると思っていたのですが、ルーキーのデブリン・デフランチェスコを抜こうとした時にタッチされ、アウトにはらんでウォールに接触! ありゃ〜〜〜〜〜(涙。


大急ぎでマシンの修復を始めましたが

接触後すぐにピットに入ってマシンの修理を始めました。まずは左リヤの足回りを交換してピットアウトしたのですが‥‥。イエローコーションの間走り続けてポジションを上げていきます。その後デフランチェスコ選手はグラハム・レイホール、エリオ・カストロネベスを巻き込んで、またクラッシュしてしまいます‥‥。この接触もありデフランチェスコ選手はロングビーチの予選で6ポジション後退のペナルティを受けることになりました。


今回はいいクルマに仕上がっていただけに残念

レース途中でマシンを降りた琢磨選手。今回は予選からクルマが仕上がっていてスピードもあっただけに残念なリタイアとなりました。あのまま走っていたらペンスキーやガナッシのクルマといいレースになっていたと思うのですが‥‥。無念。ただオーバルでのスピードがあったということは、インディ500に向けて少し期待が高まったようにも思います。


ファイナルラップでスコットを抜いてジョゼフ・ニューガーデンが優勝!

レースは序盤からペースの良かったスコット2号とチームメイトのジョゼフ・ニューガーデン、チップガナッシのマーカス・エリクソンらが争ってましたが、ファイナルラップのターン4からニューガーデンが追い抜き、最後の最後で優勝をかっさらって行きました。スコットのちょっと前にいたラップ遅れのクルマをどう料理するか考えてしまい、アクセルを戻してしまったのが運の尽きでした。スコットは2連勝出来ませんでしたが、ペンスキーのクルマは開幕から2連勝となりました。


グランドスタンド前でドーナッツを見せるジョゼフ

最後の最後で持ってったジョゼフはグランドスタンド前で大喜びのドーナッツ! そりゃあうれしいよねぇ。あんだけ美味しい勝利もオーバルならでは。
今年はチャンピオン争いに生き残れるかな?


レース後表彰台で健闘を讃えあうジョゼフとスコット

レースで勝った新庭園くんは大喜びでしたけど、そこにスコット2号もやってきて、ふたりで笑いあってました。今回はペンスキーに持って行かれちゃったなぁ〜。チームは開幕2連勝であります。


レース後琢磨選手に謝りに来たチームメイトのマーカス

レースが終わりGAORAさん向けのTV収録も終わった頃、チームメイトのマーカスが琢磨選手のところにやってきて、ごめんなさ〜いと詫び倒してました。終わってしまったことは仕方ない。琢磨選手もマーカスの謝意を受け入れて、前に進むしかありません。それにしてもマーカスのお詫びの仕方が、ハグしてハグ。お詫びのハグだよぉ〜って言っていたのが笑えましたw ルーキーですからね。これからいろんなことを学ぶでしょう。


さてテキサスのレポートも終わりましたので、サポートプレゼントもどんどん発送して行きますね。今回のテキサスでもお土産を仕入れてありますから、お楽しみにしてください。プレゼントゲット希望の皆さんは、今回もサポートよろしくお願いします。またロングビーチでもお土産を仕入れる予定ですよ〜!





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