この街で、これよりもいい店を作れるような気がまったくしない!

雪は深く積り、新潟は松代から2つの山を小さな軽自動車で越えていくことは、ただただ怖かった。その間に、美人林と呼ばれる美しい木々が立ち並ぶ場所があったらしいが、そんなこと気づくわけもなく。車の後ろに2人の子供を載せて、「とうと、ホントに大丈夫?」と訊かれると、「あったりまえやーん!」と鼻歌を歌ってはいるものの、雪でタイヤ跡もなく、対向車がやってきたらもうどうしようもない細い山道をGoogle Map

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何をする、何がしたい? いや、何ができる?

ずっと前から、東京を離れることは考えていたけれど、今、この街で背負ってるもの……店や家族……を考えると、そして、膿のようにたまりにたまったさまざまな出来事を処理するストレス、そして何かを新たに始める体力(だって52歳だぜー)を考えると、このままこの場所にいるしか方法はないな、と思っていたりもしていました。

ただ、状況は、そんなに甘くなく。

僕は何かを判断する時に、2つ以上、別の方向から何か惹き

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サインカーブに浮かぶ日④

駅の近くのカフェでコーヒーを飲んだあと、新宿まで戻り、夕食がてら飲んでいくことにした。新宿まで戻ったのはお互いに帰りが楽だからという理由だったけれど、日曜の夕方とはいえ新宿はやっぱり新宿で、なんとなく混みすぎていないお店が良かったのと、これまたなんとなく普通の居酒屋というかチェーン店的なお店もなんだかなぁ、という気分でいろいろ歩き回るうちに、少し疲れてしまって、結局東口のキリンシティに入った。それ

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サインカーブに浮かぶ日③

洗濯を終えて昼食を食べたあと眠たくなってしまったのは、先週までの寒さがテレビでも花冷えなどと言われて話題になるくらい、この時期にしては珍しいもので、それに比べ今日はようやく春らしい暖かさが戻ったような陽気で、この時間に昼寝をすると夜に時間を持て余してしまいそうで、なんとなく迷ってはいたものの結局眠ってしまった。何か夢を見ていたはずなのに、その詳細どころか大枠も思い出せないけれど、なにかのアラームが

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サインカーブに浮かぶ日②

毎朝、七時頃には目が覚める。目覚まし時計をかけているわけではないのに決まってこの時間なのは、朝の光が差し込むのと、寝る前に暖房を切ったせいで、部屋が冷たくなってしまうからだろう。目を開けて、時間を確認したあと、リモコンに手を伸ばして、エアコンをつける。部屋が温まりだすまでの十分くらいのあいだ、また目を閉じる。そのまま、二度寝をしてしまう日もあるけれど、今朝は妙にすっきりしていて、ベッドの中で背伸び

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no10 : Small Circle of Friends presents 『detective TAKEI FUMIRA / music & his story』 デザインとしてのタケイフミラ.。

「タケイフミラ.」最後にドットをつけるのです。タケイくんは「モー娘。」世代(あれ、モー娘。は丸だった)。

ここnoteを始めたことで、アルバム作ることになった12年前を思い返し反芻する連載になってる。それは「タケイフミラ.」を通して、自分たちの制作も掘り起こす思いもよらないコトになったね。良かったか悪かったかはわからないけれど、自分たちが面白がってる。

でそういえば、前回書いたSmall Ci

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サインカーブに浮かぶ日①

「えっと、五歳の時に、両親が離婚して、それまでのことは、あんまり、憶えていないんだけれど、七歳のときだったかな、再婚して、そう、たしか、入学式に、父が来てくれたから、あ、でも、そのときはまだ再婚してなかったのかな。でも、校門の前で一緒に写真を撮って。優しかったかな。前の父親のことは、全然覚えてないんだけれど、いつも怒ってたのは、なんとなく憶えてる。でも、動物園に、行ったとき、穿山甲っていう動物のキ

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Small Circle of Friends presents 『detective TAKEI FUMIRA / music & his story』 巡る巡る 季節は巡るのです。

少し間が開きました。連載「タケイフミラ.2ndへの道」(そんなブルースリーみたいなサブタイトルは、つけてない...)

脱線しつつも、ふらふらと芯に近づく。『detective TAKEI FUMIRA / music & his story』をすでに当時聴いていたみんなからは「タケイくんのお話は、そんな形で進められて行ったんですね。」とメッセージをいただきました。後々にあの時はと語ることもそう悪

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Small Circle of Friends presents 『detective TAKEI FUMIRA / music & his story』  ここではない何処か。

日々を過ごしているといろんな事件や出来事は起こるけれど、タイムスリップだけは体験できません。と言ってもアインシュタイン的お話でいうと、宇宙のどこか?に存在する「タイムスリップ」時間、時空のずれは存在するかも(相対性理論について全くもって理解していないので、ざっくりすぎるお話ですみません)そんなちょっとした白昼夢のような様子って面白いよね。怖いことがなければ....。

タケイフミラ.のお話にはそれ

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Small Circle of Friends presents 『detective TAKEI FUMIRA / music & his story』 既視感。

2019年も3月に入りました。タケイくんは日本の「雛祭り」を、久々の帰還で楽しんだんだろうか?イセイくんとグダグダに呑んでいる絵しか想像できないけれどね。

そう、物語「detective TAKEI FUMIRA / music & his story」には面白い登場人物がいます。「イセイくん」についてはSmall Circle of Friendsのラジオ番組『Radio Studio75』に

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