佐藤琢磨が新チームで迎えた200戦目の行方

皆さん、ご無沙汰してしまいました。話せば長いのですが、話すヒマあったらnote書け！と怒られそうなので、とっとと書きます（苦笑。詳しくは文末で。

2022年のインディカーシリーズも2月27日フロリダのセントピータースバーグで開幕しました。今年は１週間開幕が早かったですね。バレンタインデー直前、日本もまだ寒い頃、セブリングの事前テストも取材しつつフロリダに残って２週間過ごしました。オミクロン株の猛威でアメリカ渡航も色々とハードルが高いままでしたが、意を決してアメリカに向かったのであります。だって、あのお方はインディカー出場200戦を迎えるということですし、つまり自分も200戦以上は見続けて来たんだなぁと感慨に耽るのでありますよ。

この200戦目に合わせてデザインされたスペシャルヘルメットです。かっちょいい。200という数字をあしらって地にはインディカーでレースした35のサーキット（トラック）が描いてあるのだとか。

上からみると６勝を意味する星が６つ描いてあり、そのうちインディ500の2勝は年号入り。凝ってますなぁ〜

ご本人もTwitterの告知用に一生懸命撮影しているのであります。iPhoneでもキレイに撮れるしね。もう、まっちゃん要らずw
でもスペシャルヘルメット被る時はレースで色々あるからなぁ〜（笑。もう走る前から心配が止まらないのでありますよ。

でね、早速プラクティスからドラマが起きちゃうわけですよ、案の定。
FP2で赤旗再開後に後ろからロマン・グロージャンにじゅど〜〜ん！と追突されてしまい、マシンが大破。レッドタイヤで走行するチャンスもなくなり、あ〜あ。
皆さんもその瞬間はSNSなどで見たかと思いますが、それにしてもロマンよ。
君にも言い分はあるんだろうが、51号車は去年の君のクルマで、君のチームじゃなかったのかい？　
んで、予選後にロマンを見つけてTSさんが聞きました。「君、どないしたん？」と。そしてその二人に割って入ったのが、インディ500四勝のレジェンド、エリオ様！　「ヘイ、ユー！」‥‥。この先は聞こえませんでした（マジで）。
エリオがなんて言ってたのか、知りたかったなぁ〜。

今年から再開されたオートグラフセッション。長蛇の列が出来ていました。インディカーらしいファンサービスの一環でしたが、コロナで2年の間ほぼ中止となっていたので、喜んでるファンも多かったです。日本のファンの皆さんもチラホラ。
ありがとうございます！

快晴の下、レースがスタート！ 初PPのスコット２号（マクラフリン）がホールショットを決めます。２号とコルトン・ハータが先頭を争うなんて、インディカーの新時代を象徴しているようですね。

レース中盤、イエローで１回目のピットが終わった後に、ルンガーくん、ロマン、TSさんの並びに！！　おぉ！　これは危ない！w  これはなんか起きるんぢゃね？と思わずにいられませんでしたw

レースの最初のスティントから、最後のスティントまでずっとバトルになった51号車のTSさんと30号車のルンガーくんのバトル。個人的に一番気になっていたバトルでしたね。去年の自分のマシンをミラーに映しながら走るTSさんの気持ちは、どんなだったんでしょう。そして最後のスティントではラスト２周で30号車をオーバーテイクして10位でフィニッシュした琢磨選手。今年の移籍が成功だったと証明するためには、絶対に負けられないベテランの意地を見たような気がします。

インディカーデビュー戦を迎えたタチアナ・カルデロン選手。昨年スーパーフォーミュラで日本のファンも増えたことと思いますが、タタちゃんも頑張ってました。初コースだし、初レースだし、いきなり多くを望めないにしても怯まずチャレンジしてましたよ。セッション開始前は誰よりも早くマシンに乗りこみ準備万端。プレッシャーも大きかったでしょうが、まずはしっかりレースを完走しました。今年はロードとストリートだけですが、次のロングビーチも頑張ってもらいましょう。

優勝はなんとスコット２号！　初PPから波に乗っていましたが、最後のアレックス・パロウくんの追撃を振り切って、インディカー初優勝です！　昨年インディカーデビューした時は、チミはどこの誰やねん？という感じでしたがw  2年目の開幕戦で優勝とは。ペンスキーの底力を見たような気がします。しかも表彰式でシューイまで決めちゃって！w   記念撮影は北京冬季オリンピックのメダリスト、スピードスケート女子1000銅メダルのブリタニー・ボウ（左）、女子500金メダルのエリン・ジャクソン（中）の両選手と記念撮影です。おめでと。
スコット２号の活躍で、今年のインディカーもさらに面白くなるかな？

今年デイル・コイン レーシング with リック・ウエアレーシングに移籍して、13年目のシーズンを迎えた佐藤琢磨選手。この開幕戦で200戦（！）を迎えました。「インディカーに最初来た頃は200戦も走るなんて想像もしてませんでした。ずっと走り続けて来られたのも、サポートしてくれる皆さんのおかげです。思いっきり
攻めて走って、10位になれたのは良かった。チームを誇りに思って良いと思います」と殊勝なコメント。事前テストもわずか１回だったし、準備も大変だったと思います。まさかのアクシデントで、予選22番手から10位まで上がってチェッカーを受けたのはさすがでした。この日のビッゲストムーバーでデイルさんも大喜び。しかも最後の最後で30号車をオーバーテイクしたのは、ベテランの意地でしたね。確かにデイルコインは大きなチームでもないですけど、良いチームだと思います。このチームでどんなレースをしてくれるのか、今シーズンが楽しみになりました。

またまた長い事 note をお休みしてしまい申し訳ありませんでした。今回から復活しますが、昨年来いろいろと模索をし続けていて、メディアの在り方が紙媒体からネット＆SNSに移行している今、どうすべきかなかなか良い答えを見出せずにいます。でもやっぱり僕は現場主義。多少もがきながらでも続けることに意味があるので、頑張ってこのnoteも続けて、可能な限りいろんな方法で皆さんと繋がっていければ良いかなと思ってます。また昨年からのサポート応援プレゼントも完全に終わっておらず、プレゼントが少し手元に残ってしまいました。サポートしていただいた皆さん、ごめんなさい。これは僕がnoteのシステムをちゃんと理解していなかったからなのですが、今回のこの記事からプレゼントコーナーも再開して、サポートしていただいた方に、残りのプレゼントもお届けしたいと思います。
今回は51番Tシャツも売っていたので、それも追加してプレゼントしますよ！　次のテキサスのレースまでに記事をサポートしていただいた方に、抽選でプレゼントを送ります。抽選結果は、当選の通知メールを送りますのでご確認ください。

来週には第２戦テキサスに出発しまーす！