【受験生向け】夏の計画倒れの前に

はじめに

これを書きはじめたのが8月10日.受験生にとっての夏も,もう半分を過ぎた頃でしょうか.

夏がはじまる前には,夏のうちにあれもやろう,これもやろうと計画を立てたものの,想定より時間がかかったり,講習の予習・復習に追われたり,つい怠けてしまったり,なかなか計画通りに進まないものと思います.

そんなときどんな態度でいるのがよいか,ピンポイントで書いていきたいと思います.

※ 教科は,特に特定しません.

授業の予習・復習が追いつかなくなったときは

得意分野は,予習を優先し,復習は後回しにしましょう.

苦手分野は,予習は最小限にとどめ,復習に時間を確保しましょう.ただし,予習がゼロになると授業の効果が急落するため,最低限,教材を音読するだけでもしておくとよいでしょう(これはお風呂でも出来ますね).

やるはずだった問題集等が終わらなそうなときは

問題を1題飛ばしで取り組む,重要マークがついている問題だけやるなどして,全体を終えることを目指しましょう.

全体像をつかむことで,細部の構造が見えてくる面も大きく,次にやり直すときに理解しやすくなるはずです.一般論として,問題集ははじめからやって途中で止まってしまうよりは,飛ばし飛ばしでも全体を回した方が効果は高いと考えられます.

途中で詰まって進めなくなってしまったときは

問題集を進めている途中で分からないことが出てきたものの,夏休み中で質問できる人もいず,先に進めなくなってしまったようなときにはどうすべきでしょうか.

その場合,分からないところを思い切って飛ばし,先に進んでしまいましょう(もちろん「後で調べる」といったようなメモは残しておく).一箇所分からなかったからといって先に全く進めない,というような単元は実はほとんどありません.

※ 分からないことをやらない理由にしてしまっている場合もあるので気を付けてください.

さいごに

勉強は,怠けてもいけませんが,完璧主義に陥っても進みません.限られた時間の中で成果をあげるためには,上手に手抜きすることも大切です.

完璧にやろうとしてやり切れないと,最後は可能性の低いギャンブルに賭けて破滅することになります.粘り強さも大事ですが,適度に計画を修正しながら進むことも忘れないでください.

※ 他にも,困っていることなどありましたら,コメント欄等にお寄せください.できる限り反映していくつもりです.

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