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静岡ブルーレヴズ観戦記☆第8節☆2/18vsコベルコ神戸スティーラーズ〜神戸に蒼き東風吹かば〜

1.『共に』生きる街

先週の雪が、この冬の終わりを告げたかにみえたが、、

久々の雪は翌朝儚く消えていた

週明けには一転、厳しい寒さが戻ってきた🥶

かと思うと、週半ばからぐんぐん気温は上がり、この日東京は麗かな陽射しの中にあった。

囀りも軽やかに、恋の季節を満喫か。

 私はJsports を見ている。
 画面に映るスタジアム、芝は濡れている😳雨なのか☔️。
 ここは『神戸』。
 観客席は、『赤』を纏った多くのファンで賑わっていた。多くの『赤』はカッパ姿だ。
 この日の神戸市 気温12.4℃  雨☔️

2023年2月19日
ジャパンラグビーリーグワン2022/23シーズンD1第8節 コベルコ神戸スティーラーズvs静岡ブルーレヴズ@神戸総合運動公園陸上競技場(愛称 神戸ユニバー記念競技場)

 
 レヴズは、今週も又『阪神地区』でのアウェー戦に挑む🔥

ところで、この会場の愛称、、

なぜ『ユニバ』ではなく『ユニバー』なのか⁉️

 ユニバー=ユニバーシアード学生のためのオリンピック(国際大学スポーツ連盟主催の国際競技大会)、すなわち、
 ここは『1985年夏季ユニバーシアード』開催のために造られたのだった😳


 この大会開催から3年後の1988年、神戸製鋼ラグビー部は初の日本一、ついに1994年『7連覇』という偉業を成し遂げた。

 この地域一帯を阪神淡路大震災が襲ったのは同年1月17日。

以来、チームの歩みはホームタウン『神戸』の復興と共にあった。

震災発生から今年で28年。
昨季の新リーグ開幕に伴い、チーム名は『コベルコ神戸スティーラーズ』に。より地域に寄り添う名称となり今に至る。

 両チームのメンバーは既に発表されていた。

 連勝の勢いそのままに、ほぼ前節と同じメンバーで挑む🔥注目はインパクトメンバーだ。

司令塔サム兄さんが帰ってきた🌟🌟アーリーエントリー制度の導入で、早稲田大学在学中の槇くんが初登場🌸

 対するコベルコ神戸スティーラーズ(以下、スティーラーズと表記)、

https://twitter.com/kobe_steelers/status/1626454211717402624?s=46&t=m3Xt0tVGSF5WYrrqx03RnQ

こ、これは、ベストメンバーじゃないか⁉️

日本代表山中さん、ラファエレさん、中島さん、李さん、、実績を積んだスター選手がズラリと並ぶ🌟🌟
 しかし、ラグビーは簡単ではない。
 前節終了時点で3勝4敗と負けが先行、先日ファンを一瞬慌てさせた『神戸GMの【お詫びメッセージ】』は、この試合に賭ける意気込みの表れなのだろう🔥
 スティーラーズの獲得ポイントは15。レヴズとは僅か1ポイント差なのだ😳😳

 両チーム選手達が入場する。赤いTシャツ型のビッグフラッグが彼らを出迎える。
 まずはレヴズ。
 この試合で、公式試合100キャップを迎える大戸さんが先頭を走る🌟🌟芝の中央でクワッガ兄さんからハグの祝福を受けていた🌸🌸

そしてスティーラーズ、
あのマイケル・リトル選手も復帰、【大型、瞬足、テクニシャン】三拍子揃ったメンバーが続々と入ってきた。

 必勝を誓うのはどちらも同じ、チームの誇りを賭けてこの試合を戦う🔥🔥

 試合が始まった。

 2.前半〜東風、疾風の如く

 開始早々、レヴズにチャンスが訪れる。
 スティーラーズボールのラインアウト、このボールを日野さんが奪取🔥これを機にキックで陣地を挽回、さらにこのボールの獲得に成功🔥

 ここでスティーラーズのペナルティー、スティーラーズ陣内でレヴズボールのスクラム、

 ここでTVカメラは、
 レヴズ堀川隆延HC(=タッキー)と大久保直弥アシスタントコーチ(=ナオさん)の横顔を映し出した。ガムを噛み締めながらじっと戦況を見つめる。いきなり得点のチャンスが巡ってきたのだ。

 レヴズSHブリン兄さんは、右へ、左へボールを出し機会を窺う。
 ここで日野さんが縦を突破🔥、さらに兄さんはボールを左の山口さんへ、さらにボールは大外左のタヒトゥア兄さんへ🔥🔥
そのまま兄さんはゴールライン左隅に猛進した🌟🌟

レヴズ タヒトゥア兄さん 先制のトライ 奥村さんのゴールは不成功 
5-0

 ナオさんは、僅かに口角を上げ目を見開いている。タッキーは、即次の指示を出しているようだ。

 スティーラーズはすかさず反撃した🔥
 スティーラーズが回すボールを大戸さんがチャージ🔥しかしボールはそのままスティーラーズの手に😨
 ボールはスティーラーズSO李さんからSH日和佐さんへ。ボールは前に蹴り出され再び日和佐さんが獲得、地に抑え込み、さらにジャンプしてゴールラインに飛び込んだ🔥

スティーラーズ トライ 李さんのCG はポールに当たり不成功
5-5 同点

 速い、強い、上手い
 スティーラーズの攻撃力はまさに電光石火😨

 レヴズは反撃する。
 敵陣へ向けキックしたボールをそのままレヴズ7番リチャードさん獲得🔥そのまま激走🔥あわやトライか⁉️と思われたが、ここはスティーラーズに捕まる。さるに敵陣内での相手ボールスクラムに負け、このチャンスを逸する。

 グングン前に出るスティーラーズ、ここでリチャードさんはまたも渾身のタックルをみせる🔥しかしレヴズにペナルティーが発生🥲

ここでスティーラーズはショット選択、
PG成功

5-8 スティーラーズ逆転

 この後、
 レヴズは相手ボールのスクラム勝負に勝つ=スティーラーズのペナルティー。レヴズはショット選択。
 ゴールポストまではやや距離がある。 
 ボールは届かず。PG不成功🥲
 依然、5-8


 その後もレヴズは攻勢に出る。
 マイボールのラインアウト。
 ブリン兄さんはボールを左へ、クワッガ兄さんがディフェンス網を突破🔥🔥ゴールラインに迫る🔥🔥そこへ神戸8番クッツェー選手が襲い掛かり前進を阻止🔥しかしスティーラーズにペナルティー。
 レヴズはショット選択 PG成功🌟🌟
 8ー8 同点

 試合時間は20分を経過した。

スティーラーズは反撃する🔥🔥
強い推進力でみるみるゴールラインに迫り、最後はマイケルリトル選手がゴールラインを突破、トライ🔥🔥
李さんのCGも成功。
15ー8  再びスティーラーズのリードに。

 その後、
 レヴズは敵陣へ攻め入り、相手ボールを奪取🔥ブリン兄さんの蹴ったボールを、クワッガ兄さんが奪取、そのままゴールへ突進する🔥🔥ゴールライン寸前で捕まるが、この一連の攻防でマイケル・リトル選手がシンビン🟨=10分間退場となる。

 1人少なくなったスティーラーズにレヴズは攻勢をかける🔥🔥

 マイボールのラインアウトからモールで進み、ブリン兄さんがモールから出たボールを清原さんへ、さらに小林さんに繋ぐ🔥
 小林さんは、ディフェンスを振り切ってゴールラインに飛び込んだ🔥🔥

レヴズ小林さん 前節に続き円熟のトライ🌟🌟
奥村さんのCGも成功🌟🌟
再び同点🔥🔥

 空は幾分明るくなり、うっすら青空が見えている。
 試合は、30分を既に経過していた。

 スティーラーズは一気に攻め込んできた🔥 神戸のアタアタ選手はファンタジックな走りでレヴズを翻弄する。
 しかし、
 フェイズを重ねるスティーラーズのパスが、レヴズのタックルで軌道が乱れた。
 地にこぼれたボール、、
すかさず奥村さんが前に蹴り出す🔥そして激走🔥🔥追い縋る神戸との競りあいに勝ち、さらに前へ蹴り出す🔥🔥
 完全にサッカーだが、これもありなのか⁉️
 奥村さんは弾んだボールを胸に抱き、そのまま飛び込んだ🌟🌟🌟
レヴズ奥村さん ドリブルからの技ありトライ🌟🌟CG も成功🌟🌟

22ー15 レヴズ逆転🌟🌟

スティーラーズは逆襲🔥 レヴズペナルティー🥲。
スティーラーズはショットを狙わず、勝負にでた。
攻め込むスティーラーズ🔥アドバンテージを得たスティーラーズは再び勝負に🔥🔥
ここで、リトル選手が戻ってきた。
レヴズ陣内スティーラーズボールのラインアウト、しかし、ノットストレートの判定。
レヴズはピンチを脱した。

まもなく前半終了

点を取り合う緊迫した展開、一体これからどうなるのか⁉️
レヴニスタは、こんな時変に緊張する癖がついている。まさか、、いや、今度こそ❗️

3、後半〜神戸の風吹き抜けて

 円陣では伊藤さんが手を叩いて仲間を鼓舞していた。リードしての折り返し、あと40分🔥🔥

後半が始まった。

 開始早々神戸にペナルティー、しかし蹴ったボールがタッチを出ない😨そのまま神戸が攻める。が、すぐにスティーラーズにノックオン。

 後半は互いのミスで始まった。

 ここで緊急事態発生🆘
 大戸さんがスタッフに付き添われグラウンド外にでたのだ😨
 肩を押さえている。すぐにサムエラ兄さんが入ってきた。
 左手を曲げたまま動かさない、脱臼、だろうか⁉️
 後半開始早々、いきなり攻守の柱を失ったレヴズ、、

 雨のせいか、風のせいか、お互いミスが続いた。そして、
 レヴズ陣内スティーラーズボールのラインアウト。このあとすぐスティーラーズにノックオンがあり、レヴズボールのスクラムに。

 レヴズはスクラム勝負に勝ち、さらにボールを右へ回して前進🔥一旦は阻まれるが、この間スティーラーズにペナルティーが出ていた。レヴズはさらに攻め入る🔥🔥
 スティーラーズ陣内レヴズボールのラインアウト、
 ここで再びスティーラーズにぺナルティー、レヴズは更なる前進を図りたいところ、しかし、
 清原さんの蹴ったボールは長く伸びすぎ、ラインを超えてしまう🥲

 TVは再びレヴズ指導陣を映した。
 画面のナオさんはなにか短い言葉を発していた。タッキーは眉間に皺を寄せつつグラウンドに視線を送る。

 こうなると、勝負は蹴り出した位置に戻され、スティーラーズボールのスクラムでゲームは再開された。
 その後キックで陣地を取り合い、グラウンド中央付近でレヴズボールのラインアウト、

 ブリン兄さんがボールを高く蹴り上げる。スティーラーズが獲得したボールをレヴズは奪取🔥この攻防でスティーラーズにペナルティー。
レヴズはショット選択。
真正面に見えたが、やや距離があったのか。
PGは不成功。

 この後、レヴズは自らのミスから神戸の反撃を受け自陣に攻め込まれるが、このピンチはクワッガ兄さんのジャッカルに何とか救われる💦
 レヴズ陣内レヴズボールのスクラム。
レヴズは反撃する🔥
ボールは左から右へ、一気に陣地を挽回🔥
神戸にペナルティー。

ここでレヴズはハーフ団が交代、SHブリン兄さんからヤッツさんへ、SOは清原さんからサム兄さんへ。
サム兄さん、おかえりなさい🌸

 スティーラーズ陣内レヴズボールのラインアウト、危うくボールを奪われかけるが、なんとか確保、攻撃を開始する🔥🔥

 ボールは入ったばかりのグリーンさんへ、
 すぐに試合は動いた。
 神戸ディフェンスを切り裂きサム兄さんは疾走🔥🔥🔥
 追い縋る相手を次々振り切りゴールラインへ飛び込んだ🔥🔥🔥
 サム兄さんは、立ち上がると同時に、右手でボールを天に高く投げ上げた🌟🌟🌟

サム兄さん、復帰披露のトライ 奥村さんのCG成功
29-15

https://twitter.com/bluerevs/status/1627198000123740161?s=46&t=NPF8otO1Qjp2zhF64qt2sA

 しかし、ここからスティーラーズの猛攻が始まった🔥🔥
時計は54分を経過していた。あと25分❗️
リチャードさんのタックルも冴え、反撃の芽を摘もうとするレヴズだったが、、


レヴズ陣内で神戸ボールのラインアウト、
ここでレヴズにペナルティ😨

レヴズ陣内深くスティーラーズボールのラインアウト、モールからボールが出た🔥
 攻め込む神戸🔥ここでレヴズにペナルティー、
 それは、まさに一瞬の出来事だった😨
 リトル選手はレフリーの笛とほぼ同時に、ボールをチョンと足に触れ、そのままゴールラインに飛び込んだ🔥🔥 続く李さんのCGも成功。

29-22  
レヴズは、スティーラーズの奇襲で7点差に追い上げられる。

試合時間は60分になろうとしていた。

 テレビはレヴズ指導陣を映した。
 じっと2人はグラウンドを見つめている。タッキーは軽く唾を飲み込み顎に指を当てる。ナオさんはタッキーに何か話しかけている。

さらに攻め込む神戸、この時、
ボールを蹴った山口さんが突然座り込んだ😨事情はよくわからない。
 そのまま『槇くん』改め『槇さん』に交代した。アーリーエントリー制度により、早稲田大学在学中のデビューだ🌸

 この後神戸にペナルティー、レヴズはショット選択。しかし、サム兄さんのPGは不成功🥲やはり距離があったか。

ここから試合はしばし膠着した。そして、

 レヴニスタにとって、『悲劇』の始まりは残り時間10分から始まった。

 神戸のペナルティーで神戸陣内に攻め入ったレヴズ🔥、マイボールのラインアウトからのトライを目指す🔥🔥
 神戸の更なるペナルティーもあり、サム兄さんは長いキックパスを大外左のツイタマさんへ送った🔥
 ジャンプして獲得するツイタマさんに3人がかりで襲いかかる神戸、山中さんがツイタマさんの下に入りボールはグラウンディングできずトライとはならなかった🥲
 しかも、この一瞬の攻防の間にツイタマ兄さんは膝を痛めたようだ😨

 マイボールのラインアウトから再び攻めるレヴズ🔥🔥
 
 スティーラーズは『その機会』を狙っていたらしい。
 それは、クワッガ兄さんからサム兄さんへのパスだった。放られたボールを。
😨神戸・山下さんインターセプト😨
激走する山下さん🔥🔥、グリーンさんと小林さんが懸命に追う🔥🔥
なんとか捕まえたが既にスティーラーズ陣内、ここからスティーラーズは怒涛の攻めを繰り返した🔥🔥
 トライが決まったのは74分を回ったところだった。
李さんのCGも成功。
29ー29 遂に同点😨

 さらに、
残り1分を切ったところで、
レヴズにペナルティー🥲
やや角度のあるコースを李さんは決め切った。
PG成功。29ー32

ノーサイド
コベルコ神戸スティーラーズの勝利。

いつか見た風景が、またしても目の前に😭😭

歓喜に沸く赤、呆然とする青、明暗のくっきり分かれた観客席同様、私もまた頭を抱えたのだった、、

 試合後、ホストチームであるスティーラーズのご厚意により、大戸さんの『公式戦通算100試合出場記念セレモニー』が行われた🌸🌸
解説の藤島大さん曰く、【初出場は2017年、三村さんからの交代による出場】との事。

『あの色』からして職場の方々だろうか。
大きな【サックスブルー】の横断幕と、『100試合出場おめでとう』と、筆文字で書かれた末広の白いボードを掲げるグループが見えた。

 2人のお子さんから花束を受け取る大戸さんは、終始優しい笑顔を浮かべていた。
 負傷した左手に花束を、よちよち歩きのお子さんを右手一本で抱き上げる姿、
 『激闘に身を置く』彼の人生は、過去から今、そして明日へと、果てなく続いていくのだろう。

〜あとがき〜

ああ、またしてもこの結末😭😭
いや、嘆くなど時間が勿体ない、ホーム試合が土曜に待っているのです。
選手達はまだ20代、30代前半の青年達、
人生という地図はまだ真っ白、自分の進むべき道をこれから描いていくのです。
 過去を悔いるのではなく、未来を不安視するでもなく、
 ただその『今』を、ノーサイドまでの【一瞬一瞬】をひたむきに戦ってほしい、レヴニスタの願いはそれだけです。
 解禁となった声出し応援で、レヴニスタが背中を押し続けます。
25日は久々の生観戦、楽しみにしています❗️

最後に、
大戸選手とご家族の皆様、公式試合出場100キャップ達成おめでとうございます。

https://twitter.com/bluerevs/status/1627462400650907648?s=46&t=NPF8otO1Qjp2zhF64qt2sA




















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