1.企画倒れ、しそうでしない⁉️

球辞苑

NHKーBSで人気の野球トーク番組

テーマは

『ど真ん中』『ゲッツー』『応援歌』等

どうやって番組時間を持たせるのか💦不安になるようなものばかりだ。しかし、どれも掘れば意外と奥深く、もれなく面白い🤣🤣

出演ゲストも手を抜かない。

巨人の桑田、角、阪神の掛布、八木等、一癖も二癖もあるOBばかり。現役では、秋山が西武時代準レギュラー状態だった😳😳

しかも、MCはナイツ塙&時々元ロッテ里崎、という暴走寸前の顔ぶれだ😳😳😳

面白くない訳がない。

私は、未だにツーシームやスプリットはもちろん、フォークとシンカーの握りや軌道の違いも分からない。

シンカーってヤクルト高津の決め球だったかな⁉️伊藤智仁の投げる高速スライダーは誰も打てなかった、よね⁉️

というレベルだ🙇‍♀️

でも番組は毎回面白い。なぜなのか。

2.スポーツは奥深く、楽しい❗️

番組内で、さりげなく用語を説明してくれる面もある。しかし、それ以上に、

インタビューを受ける選手、元選手、スタジオのゲストが、楽しそうに、うれしそうに延々と解説してくれるので(桑田は喋り過ぎだが💦)、自然と理解できるのだ。

みんな本当に好きなんだよね、野球が🥲🥲

さらにもう一つ。

実家では、夜7時半からはプロ野球、と問答無用で決まっていた。東京で、プロ野球と言ったら巨人戦だ❗️巨人が好きか嫌いかは問題ではない。それしか放送がないのだから💦ただ、熱狂的巨人&長嶋ファンだった父も、監督となった長嶋さんには頭を抱えていた。

『ああ！長嶋はどうかしてる！！』

父の悲痛な叫びを何度聞いた事だろう🥲🥲

毎日見ていれば、相手チームの監督選手まで自然に覚えるものだ。。

西武の広岡監督、阪神のムッシュ吉田、助っ人のアニマル、クロマティ、AKDにJFK、、挙げればキリがない。

野球は知らぬ間に生活の一部となり、やがて自らの血肉となった。

あの時父と見たスター達が、長い月日を経てこの番組に登場する。その当時の思い出を頭の奥からたぐり寄せつつ彼らの話に耳を傾ける。それがまた、なんとも幸せなひと時なのだ🥲🥲

この番組の視聴者は、

野球に詳しい人

ばかりではない。むしろ、

『プロ野球と日常を共にした世代』の人、ではないか。

その世代が、子供と、孫と、野球を観る。実際視聴者には、幼児、小学生、女子高生までいる事に驚かされる😳😳😳綿々と野球文化は受け継がれているのか。

つくづく思う。

この番組の『視聴者』となるために必要なのは

知識

ではない。

記憶

ではないか。

『ワンポイント』という回があった。このテーマを聞いて即座に

ああ！松井キラーの阪神遠山ね❗️❗️

と連想できなければ興味半減なのだ。そのまま

遠山ー葛西ー遠山

という監督ノムさん苦肉の必殺リレーまで思い出せば、より感慨深い。

3、記憶作りはこれから

こう考えてみると、今再びラグビーを観る様になった私が、NHKーBSで

楕円＊球辞苑

をみられる様になるには、あと20年はかかるだろうか。

大多数の日本国民にとって、『ラグビーの記憶』とは、

2015W杯の五郎丸ポーズとブライトンの奇跡から始まり、

2019W杯の稲垣選手のONE TEAMトライに続く。

まだこれだけだ。

J開幕から約30年のサッカーなら、初期の主な出来事だけで胸が熱くなるだろう🥲🥲🥲

カズ帰国、Jリーグ開幕、ドーハの悲劇、マイアミの奇跡、ジョホールバルの歓喜、日韓W杯ベスト16、本田圭佑の無回転シュート、等など、数知れない悲喜こもごもの記憶を国民は共有している🌟🌟🌟🌟🌟

そのせいか、サッカーは『球辞苑』的番組の放映が増えてきた気がする🤔

たしか最近前園がMCで番組を持っていた。アトランタ五輪のエース、『マイアミの奇跡』メンバーだった。当時の所属は横浜フリューゲルス。ああ、懐かしい🥲🥲

それにしても

2021年年明けにNHKで放映された、ラグビートップリーグの開幕記念番組は、なんともぎこちなかった。

それは、ゲストの田村優さんが職人肌でトークはやや苦手、という理由ばかりではない。

大多数の国民が無関心だったトップリーグをどうアピールしたらいいのか、田村、田中両選手も、アナウンサーでさえポイントを掴めなかったのだ🥲🥲昨季以前の様々なストーリーを国民は知らないのだから。

ジャパンラグビーリーグワンは来年1月7日に開幕する。

最終戦までの数ヶ月、どんなドラマが展開するのか、ラグビー界は国民にアピールし続けなければならない。なぜなら

一つ一つの小さな記憶が、そのスポーツの価値を高め、ひいては選手達の人生も変えるからだ。

『松井キラー』で名を挙げた遠山選手は、クビ寸前から這い上がり、阪神タイガース、いやプロ野球の歴史に残る投手となった。

こんなドラマは、今までラグビーでも生まれていたし、今後も必ず生まれるはずだ。

そのドラマを、より多くの国民が心に留めるスポーツになった時、

私達は『楕円＊球辞苑』を孫と楽しむことができるだろう🥲🥲🥲❗️