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静岡ブルーレヴズ観戦記☆第3節☆1/7☆vs東芝ブレイブルーパス東京〜『初一念』・それだけを❗️〜


1.冬麗


今日は七草。

『合格❗️』
勇んで絵馬に書き奉納したものの、引いたおみくじには『努力すれば吉』と至極真っ当なお告げが記されていた。

娘よ、とりあえず勉強だ❗️

そんなこんなで私は家にいる。

小春日和、昼前から眩しい日差しが降り注いでいる。雲一つない青空、
ああ、今日は、ラグビー日和だ❗️

2022年1月7日 ジャパンラグビーリーグワン2022/23シーズン 第3節 東芝ブレイブルーパス東京vs静岡ブルーレヴズ

 レヴズはアウェー戦、
場所は、あの三笘も田中碧も在籍したJ1『川崎フロンターレ』のホームグラウンド【等々力陸上競技場】だ🌟🌟

ラグビーの試合は、改修後の現スタジアムでは初めてらしい😳

 この前日、SNSには、試合の『starting 15& Impact playerの』メンバーを発表し、ジャージを手渡す
『ジャージ・プレゼンテーション
の模様が公開されていた。後で知ったが、部員全員を集め戸外で行うのは13年ぶり、との事。

 マクロンのコートに身を包んだ堀川隆延HC(=タッキー)が、メンバーの名を1人ずつ呼び、ジャージを手渡した。

タッキーの静かな佇まいと、メンバーの叫ぶ『絶好調❗️』という決まり文句の響きが、なんとも大らかでいい雰囲気だった🌟🌟

 前節のホーム開幕戦、因縁の相手ワイルドナイツに又もや『終了間際の逆転負け』を喫したレヴズ。
今回の相手も『因縁』の相手だ。
ホーム最終戦、『最後のワンプレー』で逆転負け、、

 あの長い長い最後の攻防に負けたと知った瞬間、思わず顔を覆って俯いたのは、もう8ヶ月も前のことだ。

今日こそは❗️この言葉を何度も繰り返してきたが、今日こそは『勝ちたい❗️』

J SPORTSでは、別のチャンネルで『花園決勝』が放映されていた。一生に一度かもしれない晴れ舞台、若い命が熱く躍動していた🔥🔥
 この青年達のほんの一握りが立てる舞台、リーグワンとは、そんな『選ばれし者』の舞台でもある。

2.前半〜狼士待つ場所で〜

 力強い太鼓が響く中、ブレイブルーパス、次いでレヴズが入ってきた。レヴズは円陣を組み心を合わせる。

 客席はかなり埋まっている。あのホーム開幕戦で配布されたブルーのニット帽姿が、あちこちで冬日に照らされていた。

遠目からでも目立ちます🌟

『ゴール裏』にあたる場所には、ブレイブルーパスの新たなスピリット『猛勇狼士』の文字が掲げられていた。

 東芝、という響きがもはや懐かしい。
 ラグビーファンにとって、このチームはある種特別だ。どこか無骨で、その中に『人生の哀感』みたいなものが滲み出る、、そんなプレースタイルを愛するファンは多い。
 分社化してプロチームとなった今、『狼士』のラグビーは、かつての哀愁を纏いつつも、スピーディーでスタイリッシュな姿に変貌しつつある。

この相手に、レヴズは『善戦、健闘』の殻を破らなくては❗️

野太い太鼓の音が響く。試合が始まった。

*       *        *
それにしても、
ブレイブルーパスの推進力は凄まじい🔥🔥
 リーチ選手を中心に、随所にオフロードパスを織り込みながら、レヴズディフェンスを千切るように前進していく。
前半5分 
早くもブレイブルーパスが先制トライ。
 
 ここからレヴズは反撃する。
この直後の前半7分、
ブレイブルーパスがペナルティー、レヴズはショットを選択。
奥村さんが欠場した関係で、この日のキッカーはグリーンさん。

グリーンさんのPG成功🌟🌟
7ー3  すかさず追い上げる🔥

 その後ブレイブルーパスにペナルティーが続くが、グリーン選手のPGは不成功。
 髪の毛逆立つグリーンさんは、いつも以上に厳しい表情を見せていた。
差を縮められないまま、試合は前半中盤へ。

前半24分、
レヴズのペナルティーからブレイブルーパスはレヴズ陣内へ。ラインアウトを起点にトライを決められる😢。CG も成功。

14ー3 その差は11点に。

しかし、ここからレヴズの反撃が始まった🔥🔥

前半28分
レヴズは自陣からボールを繋ぎ敵陣へ。グリーンさんは果敢なステップで飛び出すと、そのまま白井さん→矢冨さんと繋がり、矢冨さんはそのままゴールラインに飛び込んだ🌟🌟その背中には、リーチ選手がガッチリしがみついていたが、しっかりボールを地につけた🔥🔥

矢冨選手 レヴズ2023年初トライ🌟🌟

前半30分が過ぎた。
ブレイブルーパスのペナルティーで、中央敵陣寄りでレヴズボールのスクラム。
 ブリン兄さんは左から右方向へ走り込むグリーンさんに素早くパス、そのまま駆け上がり伊東さんへ、このプレーを機にレヴズは敵陣深く攻め上がる。しかしこの後、、
プレーが止まっている😳。ピッチ外で先程ボールを持った伊東さんが足を引きずっている😳😳
伊東さんはそのまま下がり、代わりにSO清原さんが入った。
これは、、緊急事態だ😨

 この後のプレーでボールを奪われるが、ブレイブルーパスのペナルティーで再び敵陣深くに入る。グリーンさんのキックはグーンと伸びて一瞬ヒヤッとしたが、ラインギリギリ内側で外に出た。グリーンさんお見事🌟🌟

そして前半37分
マイボールのラインアウトからモールを組んで前へ🔥🔥
右へ、そして左へと蛇行しながら隊列は前に進んでいく。最後尾につけた日野さんは、機を見て一気に飛び込んだ🔥🔥

ウオーッ、オーッ🔥🔥
この表記か正しいか自信はないが、日野さんの雄叫びが何度も聞こえた。それに応える仲間達の声も聞こえる。

レヴズ日野剛志選手 熟練のトライ🌟🌟
14ー13
ついに一点差に🔥🔥

実況で知ったが、グラウンド内の音を拾って観客に届けるシステムがこの試合に導入されていたらしい。

ただ、、
グリーンさんのCG は2本とも決まらなかった。珍しい、、彼『らしからぬ』姿だ😨😨

前半終了。心のどこかに不安を覚えながらも、接戦となっている戦況にとりあえず安堵する自分がいた。

3、後半〜等々力の試練に〜

我が家周辺は風が強かったのか。
後半に入り、Jsportsの画面が突然乱れ出した😨こうなると画面を見ていられない。なぜかクリアな実況の音声だけが頼りだ。

後半早々、ブレイブルーパスの攻撃は加速する🔥🔥一気呵成、というべきか。

 ブレイブルーパスの14番ナイカブラ選手は、パワーとスピード、そして華麗なステップで、後半5分、14分に連続トライ🔥🔥この試合でハットトリックを決めてきた。
 しかも3本目のトライに至るプレーの間に、クワッガ兄さんに『相手選手の足を持ち上げる』という危険なプレーがあった、としてイエローカード🟨がでてしまう😨😨

ピンチの中、10分間レヴズは14人に❗️
この時点で26ー13 13点差。
この後さらに自陣でペナルティーを取られたレヴズ、ブレイブルーパスはショットを選択し成功。

29ー13  2トライ2ゴールでも追いつけない。

 こうなる直前、、
ブレイブルーパスのペナルティーでレヴズは得点チャンスを得ていた。

敵陣内深く、マイボールのラインアウトからトライを狙うレヴズ、しかし、最後まで攻めきれない。ゴールラインを目前にボールを離せずレヴズにペナルティー🥲

ここでクワッガ兄さんが戻ってきた。この日はなにかとついていない🥲🥲

ブレイブルーパスは陣地挽回、一気に逆襲に出るが、ゴールライン目前、まさに今飛び込もうとする選手をキーガン・ファリア選手がピッチ外に押し出してトライを阻止🔥🔥窮地を脱する🔥🔥

中央まで陣地を挽回したレヴズだったが、ペナルティーを取られ再び守勢に🥲

そして、
更なるピンチがレヴズを襲う❗️❗️

残り10分を切り、走っていたグリーン選手が突然倒れ動けなくなったのだ😨😨左足太ももに何か起こったらしい。レヴズは既にメンバー交替枠を使い切っている。

グリーンさんは両肩を背負われ退場し、レヴズは再び14人に❗️
 そうか、今振り返れば、前半から足は本調子でなかったのかもしれない。

しかしここからレヴズも粘りを見せた🔥🔥

一気に敵陣内に攻め上がり、ブレイブルーパスにペナルティー。レヴズはショット選択、清原選手は確実に決めた🔥🔥

29ー16 13点差
残りは5分。
スクラム勝負に勝ったレヴズ、ラインアウトを起点に攻める。

 しかしここでまたリーチ選手が立ちはだかる。あの逞しい腕がボールに伸びてきたのだ🔥🔥

レヴズは得点できず、逆にその後再びリーチ選手のジャッカルで自陣深くまで攻め込まれる。

懸命に守るレヴズ。
ボールを奪取したが、ここで80分経過のホーンが鳴った。
レヴズボールのスクラム。この勝負に勝って陣地を挽回、
これが最後の攻撃になるか🔥

マイボールのラインアウト、しかし、、
ブレイブルーパスがスチール、レヴズ陣内に攻め込んできた😨😨
ここは守りきった。勝負は終わった。

ノーサイド。

29ー16で東芝ブレイブルーパス東京の勝利。  13点差の敗戦、ポイントも得られなかった。

グラウンドでは、ブレイブルーパスに来季加入予定のモウンガ選手の紹介セレモニーが始まっていた。サッカーに例えれば、メッシ、エムバペ級の大物だ。

TV画面の乱れはいつの間にか収まっていた。とはいえ、スタジアムではモウンガ選手のスピーチが始まり、セレモニーの終了と共に放映は終わった。
 レヴズの選手達は、試合後、どんな表情を浮かべていたのだろうか。

内蔵助:
当座のこと、用意もなく申し上げます。人はただ初一念を忘れるなと… 申し上げとうございます。とっさに浮かぶ初一念には、決して善悪の誤りはなきものと考えまする。
『元禄忠臣蔵 〜大石最後の一日』より)

岩波文庫 真山青果『元禄忠臣蔵』(下)より抜粋

〜あとがき〜

レヴズに緊急事態❗️
伊東さん、グリーンさんの1日も早いご回復をお祈りしています。
次からの3連戦は文字通り『負けられない』戦い、しかも次戦の相手『ブラックラムズ東京』はトヨタヴェルブリッツに逆転勝利、レヴズと順位を逆転させヤマスタに乗り込んできます。

早くもチームは正念場を迎えました❗️❗️

さて、
本文最後に引用した言葉は、真山青果作の新歌舞伎『元禄忠臣蔵』の最終章『大石最後の一日』でのワンシーン、大石内蔵助の台詞です。(初一念=しょいちねん)

レヴズが開幕前に誓った目標は何か。
チームはその実現を堅く信じて、これからの試合を戦い抜いてほしい、レヴニスタの願いはそれだけです。
 私達レヴニスタは、これからもチームを応援し続けるのみ❗️【初一念達成】を誓うチームを一人一人の声援が後押ししていきます❗️


(新年明けましておめでとうございます🎍
今年も素人の拙い筆ですが『静岡ブルーレヴズ観戦記』をお楽しみいただければ幸いです🙇‍♂️)

今回はテレビ観戦なので、トップ画の選手写真は年末のホーム開幕戦での一枚です。

今年もよろしくお願いいたします



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