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寄稿#13:正しい「壁」の作り方と攻略で接戦を制する~元シュライカー大阪の守護神・宮竹晴紀クリニック~

こんにちは!

今回の寄稿は4か月ぶりの有料記事です。テーマはフリーキックや、キックインの際に不可欠になる「壁」です。

実力が拮抗するリーグ戦では、セットプレーが勝敗の分かれ目になることが多いです。

今回の寄稿者である元シュライカー大阪のゴールキーパー宮竹さんは、国内最高のFリーグ、地域リーグでも「壁の配置や役割を理解できているのか?と思う機会が散見される」と指摘します。

そして「正しい壁」の作り方は、学べる機会が少ないと思います。動画での解説も14本(※イヤホンを使っていただくと音声がクリアに聞こえます)用意してもらい、わかりやすく説明されています。

■筆者紹介

宮竹晴紀(みやたけ・はるき)さん


ゴレイロとしてFリーグ通算143試合、10得点。2012ー13シーズンにはフットサル日本代表候補に選出。24歳でフットサルに転向し、バンフ東京、シュライカー大阪。手と目の負傷によりFリーグを引退。現在は関西1部のジャグランカでFP(ピヴォ)としてプレーしている。サッカー歴では、柏レイソルU-12、U-15、成立高校を中退後、ブラジルのパルメイラス・ジュニオール、カピバリアーノFCに所属。現在はパーソナルトレーニングと体のケアを行うLABOーNAを運営しながら、フットサル選手を続けている。


6月には下記の記事を寄稿してくれました。僕のサイトで圧倒的なPVを記録しました。こちらは本人が「全国のキーパーのためになれば」との希望で無料となりました。

この記事を読んでいただければ、今回の寄稿も価値あるものだと理解いただけると思っています。

上記の動画を見てください。FPである宮竹さんのシュートで壁が避けてしまっていますが「そもそも壁の配置上のエラーが起こっていた」と説明されています。

正しい壁の配置を学べるだけでなく、エラーを突いた攻撃にも役立つ内容です。さらに今回は購入者は宮竹さんにLINEで質問(2つまで)できるサポート付きです。チームで割り勘負担すると1人あたり100円前後になりますので、是非よろしくお願いします。

1日で20部超え‼️

僕の発信を支えて下さっているスポンサー様です。

noteスポンサー↓:株式会社トップツーシステム様。湘南ベルマーレフットサルクラブのリボンマグネットなど販売。
noteスポンサー↓:東京から90分、25人で泊まれる貸別荘「ペンション駒城」様
noteスポンサー↓:大阪ゆる個サル様。初心者~競技経験者まで参加する個サルで、4秒、5m、バックパスをとっています

それでは本文です。

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宮竹です。フットサルにおける「壁とは?」という部分から解説していきます。

まずフットサルを構成しているのはオフェンス、ディフェンス、セットプレーの3つです。3つ目のセットプレーをどう捉えるかによって戦況が大きく変わってくると思います。

1試合に壁ありのフリーキックは最高で10本ある計算(自陣でファールを受けることがあるので実際にはもっと少なくなる)になり、そのうちの1本でもゴールすれば、相手に与えるダメージは大きいです。

そして自陣のゴール近くから相手に攻められる「キックイン」は1試合で10本以上あります。この場面で「正しく防げれば」もしくは「正しく攻めれたら」かなり有利に試合を運べます。

フリーキックは絶対に壁を作りますが、この他にもキックインやコーナーキックの時も「壁」となる選手が必ずいます。

「壁の配置や役割を理解できているのかな?」と思うことが、国内最高峰のFリーグや、地域リーグでかなり見られます。

「なんとなくチームで決まっている」や、指導者らから「こうしろ」と指示されている状況があるのでしょう。キーパーが壁の位置を指示しないといけないのに、逆にキーパーが指示を出されている場面を良く見かけます。

ゴールを守っているのは誰で、誰が責任を負いますか?自分のゴールは責任を持って守り抜くため、必要な知識になってきます。是非理解して自分のものにしてください。



直接フリーキック編

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