スリッパは将来の事を考え、

恐ろしさのあまり絶叫した！

スリッパは3日ほど前、デパートで子供が

親にねだり、親がしぶしぶ買った

ペンギンの形をしている

可愛らしいスリッパだった。

子供は親にねだって買ってもらった

スリッパに大満足していた！

スリッパを履いて親の前に出て

エッヘン( ¯﹀¯ )/+*という顔をして

スリッパを見せた！

親はヤレヤレという表情をしながら

内心嬉しそうな微妙な態度で

子供にこう言った！

『早苗ちゃん！

新しいスリッパ買ったんだから

古いスリッパを捨てなさいよ！』

早苗ちゃんは笑顔で分かった(≧▽≦)

といって、古いスリッパを持ってきた！

古いスリッパは、

ペンギンのスリッパの私よりも人気が高い

アザラシのスリッパだった！

私はデパートでアザラシのスリッパが

入荷と同時になくなる！という現象を

目まの当たりにしていた！

そんなアザラシのスリッパが捨てられる⁉️

あの大人気のスリッパが⁉️

まだ、そこまで汚れているとは

思わなかったのに！

ペンギンのスリッパは

言い知れぬ恐怖を覚えた！

どうして恐怖を覚えたか？というと、

今‼️親の言う事を聞いて

10秒前まで、早苗ちゃんが気に入って

履はいていたアザラシのスリッパは

生ゴミと一緒のゴミ箱の中へと

捨てられてしまったからだ！

ペンギンのスリッパである私も

今は早苗ちゃんのお気に入りとなっているが

10秒先すら分からない運命が待っている！

たかがスリッパの話だろ！

そんな事を思いながら

最初からここまでの物語を読み進めた

そこのあなた！

あなたの物語の先の10秒！

電車に乗っているかもしれない？

バスを待っているかもしれない？

仕事をしているかもしれない？

部下に裏切られたかもしれない？

学校に行ってるかもしれない？

何をしているか分からないあなた！

10秒先すら分からない！

この状態！

この言葉を他人事だと思いますか？