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本の紹介】東日本大震災がテーマのノンフィクション4冊②

 みなさんこんにちは、こんばんは、そしておはようございます。
 人生のB面に入ってから読書に目覚めたオヤジ、タルシル📖ヨムノスキーです。

 東日本大震災から13年。今年は1月1日にまた大きな地震災害が起きてしまいました。

まず

 この度の能登半島地震により被災された皆様ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
 皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

 毎年この時期が来る度に2011年のあの日、そしてあの頃のことを思い出します。

 思い出しはするのですが、直接被災してはいないこともあって、やはり年々記憶は薄れてしまい、万全であったはずの災害への備えや心構えも疎かになり…。

 ということで、昨年に引き続き、今年も東日本大震災関連のノンフィクション本を4冊ご紹介します。
 本記事も前回同様私の感想は省き、本の紹介のみにとどめます。

【東日本大震災がテーマのノンフィクション②】

⚪️紙つなげ!
 彼らが本の紙を造っている
 著者 佐々涼子

【内容紹介】
 「8号(出版用紙の製造マシン)が止まる時は、この国の出版が倒れる時です」2011年3月11日、日本製紙石巻工場は津波に呑みこまれた。本の紙の供給にはなくてはならない工場だ。閉鎖が噂されるほどの壊滅的被害だったが、工場長は半年での復興を宣言。その日から、従業員の壮絶な闘いが始まった。工場のため、地元のため、そして本を待つ読者のために!絶望から立ち上がる者たちのドラマを徹底取材した、傑作ノンフィクション。

裏表紙より

⚪️その時、ラジオだけが聞こえていた
 著者 荒蝦夷

【内容紹介】
 人々に勇気を伝え続けたのはラジオだった。
3.11 IBCラジオが伝えた東日本大震災
発災から108時間にわたって情報を伝え続けた。
ラジオの存在と役割を改めて問う、ドキュメント&証言の記録。
[IBCラジオ3.11震災報道]CD付き

竹書房書誌情報より

⚪️まちはしずかにあゆみだす〜3.11後の21章〜
 中日新聞編集局 編

【内容紹介】
 中日新聞は、震災後3年目から「3年目の被災地から」「4年目」「5年目」の副題でほぼ毎月、記者が被災地を歩き、その姿を切りとってきました。本書は、その連載から21の物語を選り抜いたものです。

出版書誌データベースより

⚪️希望の地図2018
 著者 重松清

【内容紹介】
 災害によって人生が一変し、それでも「希望」を捨てなかった人がいる。借金を返済しながら新しい漁業の道を模索する石巻の漁師。原発事故による避難指示が解除された南相馬市にデイサービスをつくった介護士。ボランティアとしてやってきた石巻に移住して自分の店を開いた料理人…。一年間、全国を横断して取材をつづけた、被災地の素顔。

裏表紙より

【2023年3月投稿
 東日本大震災がテーマのノンフィクション】

【まとまらないまとめ】

 いかがでしたか?
 前半2冊は東日本大震災直後を綴ったもの。
 後半2冊は震災から3年以上が経過した被災地のルポルタージュです。

 特に、〝その時、ラジオだけが聞こえていた〟は、当時の音源などが収録されたCDを付属していて、聴いてみるとアナウンサーさんや記者さんの言葉や息遣いから、活字とは違ったリアリティを感じ、当時の報道の混乱や計画停電、買い占め事件、そして被災地でのボランティア活動で直接目や耳にした風景、被災された方々の言葉を鮮明に思い出しました。

 ここ最近千葉県沖地震も頻繁に起きているようですし、まずはあの頃の気持ちに立ち返って、地域の避難経路や避難所の再確認、そして非常持ち出し袋の点検から。

 どうかこれ以上の災害が起きませんように。

最後に
 読書っていいよね。


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