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学問とテスト

よくある話題で、答えがあってるのに途中式が違うから減点されて納得せずネットで議論を呼ぶ算数や数学のテストがある。

個人的な持論だが、テストと学問は違う。数学的に正しくともテストで減点されることなど普通であると思っている。

数学だけに限らず、テストにおいて最も重要な能力は問題文から出題者の意図を読み解く読解力と、採点者を説得するプレゼンテーション能力である。

テストの問題の順番、文章の作り、テストの時間、色々な要素で出題者の意図は滲み出るものである。それらを踏まえて、出題者の意図に沿って解答をしていくか逆らって解答するかは解答者次第ではあるが、結局のところ点数をつけるのは採点者である。

採点者に反論の余地を残す、あるいは採点者が納得できなければその解答にけちがつくのである。

だから、解答者は採点者を納得させなければならない。採点者のレベルに合わせた解答をしてあげなければ、採点者に回答を理解してもらわなければ認められないのである。

だから、例え回答が正しく、考え方が正しかろうとも、減点されるのは採点者が納得しなかっただけのことで、採点者のレベルに合わせた解答を解答者は用意しなければいけなかっただけの話である。

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