見出し画像

愛されていいのは自分を愛する覚悟がある奴だけだ。

久しぶりにmpを使い果たした。満身創痍で湯船に入ると、もはや抜け出す力もなく2時間以上沈み続けた。体温よりも高かったお湯がほとんど水風呂になって、流石に寒さが限界を迎えて脱出する。せっかく高めた深部体温は、もう冷め切ってしまった。

気絶しそうなほどの眠気もどこかへ霧散して、倒れそうなほどの疲労感だけが残っている。疲れているのに眠れない時が一番苦しい。そもそも眠るのにも体力がいるという話をこういう時に限って思い出してしまう。

諦めて部屋を少し暗くして天井を眺める。視界が滲む。訳もなく流れる涙をどうすることもできず、天井を眺め続ける。誰も私を抱きしめてはくれないし、当然私は私を抱きしめることはできない。

もう十分頑張ったと思う。

まだまだ頑張れていないとも思う。

自分のことを知れば知るほど、幸せになれない理由だけが強固になっていく。漠然と抱えていた生きづらさは、そのままにしておくべきだった。言語化はできればできるほど幸せに近づく魔法ではない。言葉にはいつも二面性があり、毒にも薬にもなり得る。ある人にとっての祝福は誰かの呪いでもある。期待は常に重荷でもある。

変わらなきゃいけないのは自分自身なんだってとっくの昔に気づいていたのに、他人のことなんて一度も信じたことがないのに、他人に期待なんかしていないのに、そのくせ自分を変えることはできないし、したくないし、周りと同じ色になってそれで得られる幸せにどうしても価値を感じられなかった。

自分を苦しめているのはいつも自分だった。
自分を大切にできていないのに、誰かに自分のことを大切にしてほしいなんて思えなくて、とても言えなくて、助けてと言えない。

誰かに大切にされたら、自分を大切にできなかった時に誰かの大切なものを傷つけていることになるから、できるだけ誰も寄りつかないように孤高ぶって、でも誰よりも淋しがりやで、そんなめんどくさい二面性にため息をつきながら全部まとめて抱きしめてそのままでいいよって言われたいだけだった。本当にだるい。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?