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あふれた

新千歳空港から札幌市内に向かうバスの中で、Spotifyから大橋トリオの「アネモネが鳴いた」が流れてきた。

優しくて力強い曲調のサビの「ありがとうさようなら今日という日よ すべてが愛しくて たまらない」という歌詞に急にぐっさり刺された。

私の涙腺は死に、バスの中で涙ぐむやばい人になった。
音楽の力と言葉の力、両方で嵐に巻き込まれた。


え、なんだこれ、これはどんな曲なんだと気になって調べたら、震災時に作られた曲だと知った。

「アネモネが鳴いた」 は、震災時に作られた曲。「辛いけど希望を持って生きていこうよ」という大橋トリオさんなりのメッセージソングでもあるようです。

http://www.shinke-sousai.com/anemone/

あ、やばい

この曲の力強さに引っ張られて、ここ最近のいろんな体験や感情が渦になって湧き上がってきた



いろんなことが重なって、しばらく戻らないつもりで突然家を出たこと 

宿の値上がりに、これからのアドレスホッパー生活やっていけるかな?と恐ろしくなったこと

こんなに出費が重なる時期に、フリーランス人生で初めて仕事の依頼が来なくなったこと

不安でいっぱいだけど、これからどんな仕事をしていきたいのか、どんな風に生きていきたいのか、じっくり考える期間なんだと腹を括ったこと

家を出る前、久しぶりに一緒のベッドで眠った姪が隣で「はぁ〜幸せ」とつぶやいて眠っていったこと

友人夫婦の結婚式に立ち会えたこと 桜がきれいで、本当に素敵な式だったこと 幸せな気持ちでいっぱいになったこと

リーズナブルな価格に惹かれたという理由だけで泊まった山奥のゲストハウスで、心通じ合う人との出会いがあったこと

たった半日しか一緒にいなかったのに、こんなに心通じ合えることあるんだねって感動したこと

また帰りたいと思う場所や、また会いたいと思う人、これからのお互いの進むところを応援しあいたいと思う人に出会ったこと

料理が上手な友達のお家に泊めてもらって、たくさんご飯を作ってもらったこと

友達のお家のねこが、優しく受け入れてくれたこと

まさかここで!!という再会があって、みんなで奈良っぽい背景で写真を撮ろうよって探して見つからなくて全然奈良っぽくない韓国系のお店の前で写真撮ったこと

お金の心配してるくせに、あ!ここの映画館のIMAX!!!轟音上映だ!!!!!BLUE GIANTみよ!!!と、秒で映画予約して見て、2回目なのに大号泣したこと

体調不良な日と移動日が重なって、夜行バスに乗る直前の1時間を外のベンチで潰して寒さで泣きそうになったこと

夜行バスが朝について、ヘロヘロで、休みたくて入ったネカフェの雰囲気が苦手で(暗かったりいろんな匂いがしたり)、悲しい気持ちになりながら眠りについたこと

ふんわりたどり着いた江ノ島が居心地良くて、不安いっぱいな中心が元気になっていったこと

江ノ島上陸5分でトンビに襲われて恐怖心刻まれたこと

外食続き・野菜不足で体にストレスがかかってるな・・・としょんぼりしていること 野菜料理めちゃくちゃ作りたいという欲求が生まれたこと

江ノ島に滞在してる時に遊びに来てくれた友達に「江ノ島に来てくれてありがとう」と伝えたら「あおいちゃんがいなかったら来なかったよ。呼んでくれてありがとう」と言われたこと

友達たちと初めての野球観戦に行ったこと その試合で、友達の推しチームがホームランを打ったこと

いろんな人が、「このお仕事興味ない?」と声をかけてくれること

宿問題を抱えている私に「泊まりに来ていいよ」といってくれる人がいること

大好きな先輩と久しぶりに電話したら「外側のことではなくて、内側の心のことを大切にしている」生き方の話を先輩もしていて、おんなじことを大事にしてると嬉しくて泣きそうになったこと

逗子の海岸をぷらぷらお散歩して、その海の美しさに浸るしかなかったこと(写真に収まらなくて撮るのを諦めた)

東京に住む友達たちが江ノ島・逗子にどんどん集まってくれて、近くにすむ高校時代からの親友を紹介できたこと

そんなみんなで一日遊んで、みんなが楽しそうに話しているのを眺めて嬉しくて仕方なかったこと(少し不思議な気持ちにもなった)

2年前に一瞬会った人と、不思議な縁で再会をしたこと そのタイミングが互いに絶妙だったこと

移動先とか宿とか決めなくてはいけないことが怒涛のようにあって先延ばしにしている不安とか疲れとかそういうものを抱えていること

注文したいものが3〜8日後に発送で、いつどこにいるかわからないから注文するのが難しくて難儀だと感じてること

親友の家に着いたら、疲れとかいろんな緊張感が溢れたように、2日間眠り続けたこと

親友が「うちにずっといていいよ」といってくれたこと



この1ヶ月の間に、たくさんのことがあった

不安なこともたくさんあったんだけれど、嬉しいことも、予想外の出会いもたくさんあった。
周りの人たちの優しさに触れるばかりだった。

大橋トリオの歌詞の通り、ままならさも含めて「すべてが愛おしくてたまらない」って思った。

なんか、生きてるよね😂
めちゃくちゃ生きてるなって思った。

noteの下書きに入れてそのまんまになってた文章があって

"感謝をする"、その気持ちが最大になってしまった夜、感謝は"あふれてしまうもの"なんだと思った。この場に、相手に、自分に、時間に、体験に、自分が掴み取ったものなんてほとんどなくて、たまたまここに辿り着けたんだと、その奇跡に自分にできることの小ささを感じながらありがとうしか思えなくて、あふれてしまった。能動的な行為ではなかったのだと思った。自分で成し得たことなんてなんもないなって、幸せな気持ちで無能感を抱き締めながら、私ほんとちっぽけで、すごく幸せ者だなぁと思った。

半年くらい前に書いて保存してた

今、この気持ち。
で、あふれてしまって、ホテルまで涙ぐんでカートをコロコロさせる人になってしまった。感受性がちょっとバグってしまってる。

しかもこの後Vaundyのライブです。
紅白のVaundyの動画、痺れすぎて何度繰り返し見たかわからない。
それを生で見てしまうのよ。
私の感受性はどうなってしまうのか!!今日はもう大変です!乞うご期待!!!

(やばい!note書いてたら少し遅刻しそう!!!)

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