見出し画像

マンガ「격기3반」感想文:格闘技で立身出世が可能な世界で送る青春と復讐のスクールライフ

韓国語は読めませんが、絵柄に惹かれて読み始めた「격기3반」。この単語はおそらく造語で、翻訳機を通してもどういう意味なのか未だに分かりません。
でも、分かりやすい漫画は読めなくてもなんとなく理解できると教えてくれます。

加えて自動翻訳機を通せば、ストーリーを追うことも不可能ではありませんし。

というわけで、自動翻訳機で読み込んで理解した範囲をまとめました。1話から56話までの内容です。
→幼少期に母を亡くし、格闘界最強の父親には見捨てられた気弱な主人公チュ・ジテ。彼は韓国内でもトップレベルの格闘技クラスを有する南一(ナンイル)高校で、普通科に通う1年生。ひょんなことから学内最強のマリア先輩に目をつけられて、格闘技クラスに転科させられる。「君には才能がある」その言葉を信じて日々研鑽を積むが、同級生は国内トップレベルの猛者たちばかり。ジテはナンイル高校でトップに立てるのか?そしてマリア先輩には秘密があって、それにはジテの疎遠になった父親が関わっているようで…。

格闘技で青春パートが描写されたかと思うと、マリア先輩の復讐心や高校をめぐる陰謀が浮かび上がったりと、漫画らしい面白さが詰まった作品だ!と毎回楽しく読んでいます。

この漫画には個性的なキャラクターが沢山登場しますが、個人的にはマリア先輩がとても魅力的です。
美人で強く、主人公や、彼女に想いを寄せる後輩を無自覚に振り回し、やっぱり格闘技で最強で、なのにボードゲームは最弱で…とこれでもかと属性が盛られていて、登場回はいるだけで嬉しいキャラクターです。

キャラクターでもストーリーでも魅せてくれるこの漫画が、日本未上陸である事がとても残念です。

ぜひ、一読してほしい作品です。

https://comic.naver.com/webtoon/detail?titleId=701535&no=1

ところで、この漫画がシンプルに楽しめるのは、様々な格闘技が紹介されることはもちろんの事ですが、言葉の壁を取り去ったところにあると思います。
例えば、マリア先輩はブラジル出身という設定があります。しかし、韓国系という設定を付与することで、現実で発生するであろう言語の違いによる障壁を除去しています。

韓国語のみ使用されているという環境を設定する事で、読者がキャラクターとストーリーに集中できるよう配慮されています。また、その事で世界が広がりすぎないようにもなっています。
マリア先輩がブラジルからやって来たなら、他の国からも…と考えてしまいますが、そうなると主軸の話が進行せずグダグダになりそうですし。



最強の先輩、マリア氏。

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?