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micro:bitワークショップ

モビリティ製作に関する学生向けのプログラミング勉強会を実施したいと考えたとき、どのデバイス、言語を対象とするかは悩みどころです。個人的にはArduinoを用いたC/C++の学習をやらせたいのですが、現実的な実装を目的とした場合、追加で多くの部品(センサ、端子等)を用意する必要があります。近年でしたら、M5Stackobnizも魅力的ですが、学生全員への配布を前提とすると、これらはややコスト高。

色んな視点で考えた結果、micro:bitが最も学習コストが低く、効率的だと判断しました。micro:bitには予め多くのセンサが実装されていますし、プログラムもブロック、JavaScript、Pythonと、対象者のレベルにより使い分けることができ、魅力的です。

昨年の高校生コラボでも、魔法のランプの中にmicro:bitを仕込み、学生達が作ったプログラムをベースにモビリティを動かしました

今年はまず、電飾の制御を目標とし進めていきます。

事前準備

micro:bitとNeoPixelテープLEDを10セット用意しました。これは、学生分6のセット。そして、ワークショップには毎回ありがたいことに、多くの若手社員も協力してくれる為、彼ら用にも追加で4セット。

テープLEDはmicro:bitに取り付けられるよう、事前に配線のはんだ付けと丸端子の圧着を実施しました。固定用にM3サイズのボルト、ナットも別途購入。コストは、約3,000円/セットといったところでしょうか。

また、ワークショップに用いる説明や課題については、サヌキテックネットさんの「micro:bit Lab.」を活用させていただきました。分かりやすく丁寧に記載されており、とても助かりました。

ワークショップのようす

前回のFusion360ワークショップと同じく、「ものづくり創造拠点SENTAN」で約2.5時間ほど実施。流れは大きく、STEM教育の紹介→micro:bitの概要→練習問題→電飾制御、といった感じです。下記写真、左奥が学生。右手前は一緒に参加してくれた若手社員達です。

学生の中にはJavaScriptやPythonの経験者もいましたが、今回は一律にブロック型プログラミングで統一し、指導を行いました。一部、どこに対象のブロックが潜んでいるか探すのに少し手間取りましたが、基本は皆しっかり修得していました。

今後、各自micro:bitを持ち帰り自主学習となります。7月上旬目途に、各々が考えたセンサ入力でもって、任意のLEDパターン点灯ができるようにしてくることが宿題です。







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