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私を救うものたち

さっきまで酷く憂鬱で胃の中から這い上がる地獄の底みたいな重たさに当てられてぐったりとしていたけれど寝付く前に本を読んだんだ。本当に久々に。読みたいシーンだけだったり、一小節だったり、セリフだったり。単にそれだけなのに心が落ち着いて自分の芯のようなものを取り戻せたように感じました。

今聴いてる曲はTHE BACK HORNの「桜雪」荒々しいけれど切実な歌声と歌詞に何度も救われている。しんしんと心の奥底に降ってくるように染み渡って呼吸ができるようになった。

実は昨日、久々に心の奥底の柔らかいところに刺さるような物語に出会ってしまって弱っていたのだ。体験したことのないストーリーなのに、やけに自分とリンクしてしまい読みながら泥の沼にずぶずぶと沈んでいくようだった。こういう時って読むのを途中で止めれたいいのにね、止められずに最後まで読んでしまいました。(まるでホラーを見ていて怖いけれど最後まで見てしまう時の感覚に似ている…かも?)

物語自体はショートの短編だったのだけれど、冒頭の1行ですっかり引き込まれて気がつくと最後の1行になってました。

ええと何が言いたかったんだっけ
あぁ、そうそう。物語には物語で対抗するのが一番ってことね。毒は毒を持って制す、みたいな。あと音楽。これはかなり重要。愛を秘めた音楽と物語を読んでるとどこまでも明るい場所へと連れて行ってくれるから、私は力を抜くことができる。

自分の中に対応できるだけの音楽や物語、言葉のストックがないときは手元に集めた精鋭たちが力を貸してくれる。あぁ集めていて良かったな、と大好きな本棚を見つめて思った。今日はそんな夜でした。

PS.あしたの自分へ
新しい音楽や物語のストックは大事なので、本棚とプレイリストの精鋭たちを増やしておくように

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