FUJIFILM Xシリーズ -カフェ写真を撮るための設定-
私はカフェに写真を撮りに行くのではなく、カフェを楽しみむための一つのツールとしてカメラでカフェ写真を撮っている。
本体の設定を自分の撮るスタイルに合わせて組み立てておくと、スムーズに撮影出来る。早く食べたい、美味しいうちに食べたいという気持ちや、「カメラで撮る」以外のカフェの楽しみ方の時間を増やせるのだ。目標としているのはスマホと同じ感覚でサッと自然に撮ること。
FUJIFILMのXシリーズにおいて、今の私がすべきと思う6つの設定について。
1.画質の設定
画像サイズは最大の【L】を選び、縦と横の比率を決める。比率は写真を何に使うかで変わってくる。フィード投稿もして、ストーリーにもあげたいのなら3:2が使いやすい。スマホに取り込んだ後でも、iPhoneの編集ですぐに好きな比率にカットできるからだ。
画質モードはレタッチするかしないかで変わってくる。FUJIFILMのいい点は写真をレタッチ(加工)せずととも雰囲気のある写真になること。撮って出し(レタッチしないで載せること)が良いカメラと言われている。
カメラを最大限に使いたいのならレタッチソフトでレタッチすべきであると思うが、気軽に撮りたいのならレタッチはせず、富士フイルムのアプリですぐにスマホへ転送するといい。
注意点はRAW形式はFUJIFILMのアプリでスマホへ転送出来ないので、RAW編集もしたいが、撮って出しもしたい場合は、どっちの形式でも保存しなければならない。
私はおうちでラテアートをしたときに撮ってすぐストーリーに載せることもあれば、カフェで写真を撮りレタッチしてからフィード投稿もするのでFINE+RAWで保存している。ただし、一つの写真でRAWのデータとFINE(形式はJPEG)のデータが保存されるのでSDカードは圧迫されがち。こまめに整理しなければならない。
2.ホワイトバランス(WB)
ホワイトバランスに関してはオートで大丈夫。
ホワイトバランスは後に編集も出来る。そして最近のカメラはホワイトバランスの精度が高いと言われている。
3.フィルムシュミレーションを活用
カフェ写真に推しのフィルターはクラシッククローム。クラシックネガほど露骨なフィルム感がなく、彩度低めで優しめ、柔らかめ、可愛らしいクラシックさ。
【クラシッククローム 作例】
レトロな喫茶店だとクラシックネガを使うことも多い。強めなフィルム感が喫茶に抜群に合う。明かるいところと暗いところがはっきり分かれ、クラシッククロームより深みのある写真になる。古いものを撮るときに合わせるのが好きだ。
【クラシックネガ作例】
AdobeのLightroom Classic(パソコン用のレタッチソフト・月額制)でRAW編集する場合は編集時にこのFUJIFILMのフィルターを変更できるので便利である。
4.フレーミングガイド
私はこれが構図を決めて行く上でとても大事だと思い、カメラに慣れてきた今でも外さず使っている。
これがあるおかげで、どこが真ん中なのか、対角線はどこなのかが分かり、自ずと綺麗な構図に配置できる。
5.露出補正ゲージ
露出補正が適正なのかを確認しながら撮影する。0を基本に+-1であることを確認しながら撮影するために表示をONにしておく。
6.マニュアル時モニター露出/WB反映
これはマニュアルで撮影する際に撮影画面に露出とホワイトバランスが反映される設定のこと。「WBのみ反映」と「OFF」はフラッシュを使用する場合は使う場面もあるが、フラッシュなしで撮るので「露出反映/WB反映」でよい。
そもそもフラッシュは必要なのかという話も少し。
お仕事での取材の撮影やお店側の人ならフラッシュは必要になるかもしれない。しかしお客さんの側としてカフェに行く一番の目的は、カフェを楽しむことであり、フラッシュを焚いて撮影すると居合わせたお客様に不快な思いをさせてしまう場合が想定される。そのため私はカフェ写真を撮る場合、フラッシュは必要ないと思っている。
設定画面で、この設定は何だろうと気になった項目は、どの設定にするのが自分にベストなのかをブラウザでワード検索し、調べることを繰り返しながら少しずつ覚えている。なんせ設定の項目が多いのでまだまだ分からないことがたくさんある。
自分のカメラを最大限に使って、もっとコーヒーやカフェの美味しさや、楽しさ、その時の空気感、雰囲気を伝えていけるようにこれからも学ぶ姿勢を忘れずに撮っていきたい。
愛機
FUJIFILM X-S10
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