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突然それはやってくる。感情はジェットコースター!

誰にでも平等にやってくる親の介護。ソレは本当に突然やってきます。

不安の波はとめどなく、感情は急上昇急降下急旋回するジェットコースターですそして感情の行き着く先が見当たらず、まじでパニック!

私はそれを絶賛体験中。そんな日々を綴ってみます。

2021年が始まり、正月気分が抜け少し落ち着きを見せた2月のある日、スマホに父からの着信が残っていました。これまで父から電話がかかってくることはほとんどなく、あったとしても「単純な家族内の業務連絡」くらいでした。

2020年11月に実家の大掃除&大メンテナンス=断捨離を行ったので、残務処理の電話だろうと思ってましたが、残念ながら「悪いの報せ」でした。

父曰く・・・
・半端なく具合が悪い
・歩行も不安定
・目眩が酷い
・吐き気が酷い
・頭痛が酷い
・食欲なんてあるはずがない
具合の悪さが売るほどあります。

そして母親の面倒が見られないから、実家に来て母の面倒を見て欲しい

母は脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺があります。障がい者二級です。母は50歳になったばかりで脳梗塞を患いました。約20年以上も前のことです。

当時は若かったこともあり、半身麻痺でも料理・洗濯などの家事は問題なくできていて、買い物にも行けていました。できることがこんなにあるのに、障がい者で給付がもらえてラッキーだね。とめっちゃ明るい母でした。

ただ、父が仕事を完全リタイアした2018年から、食事の準備や買い物は父の仕事になり、母は自身の部屋に篭るようになりました。

我が父の、「母のため」には、自己満で
母にとっては、逆効果なり
読み人知らず

マジでOh Nooooooo!!!!! です。
父からの着信を受けた翌日すぐに実家に向かいます。

実は母の変化に違和感は感じてはいたのですが、深刻に捉えていませんでした。というか現実と向かい合うのが怖かったんだと思います。

「お母さ〜ん♡」と話かけるが、その母の目が死んでいる・・・

マジ、北斗の拳(年齢バレる)
「我が人生には一片の悔いしかありません。」嗚呼、ラオウさま。
でも、もうそんなことは言っていられません!手遅れになる前に動くことにしました。動くと決めたら早いのが私の取り柄笑

因みに私の自宅は東京。実家は関東県、会社は実家近く。2月から自宅と実家と会社を行き来する生活が始まったのでした。

父は、小さいながらも会社の経営者でした。私は「ペースを落としてでもいいから絶対辞めないで!」とお願いしたのですが、完全リタイアしやがりました。
それが2018年。

「どうせ、お前は金の心配しかしていないんだろう」と父から揶揄われましたが、そうではなーーーい!仕事が人生の生き甲斐だった父から仕事を取ったら、精神が壊れる事が見えていたのです。でも父、辞めちゃった。
そして私の予想通り、鬱になりました。

これ重要です。後でテストに出ますよ。今、仕事しか生きがいのない人に、声を大にして読みたい日本語です。

正確に言うと医師の診断は「躁鬱病」です。以前はゴルフや飲み歩きなど趣味に充てることも出来ましたが、コロナのヤローのせいで父は家から出る頻度が極端減。そして突然始まった「父の具合悪い騒動」

父は毎日のように救急外来に行き、「どこかおかしいはずだ」「俺は病気だ」と訴え、どこにも異常がないと帰されるコントを繰り返します。当時の私は父は「鬱病の悪化」だと思ってました。

また母の状態を主治医に確認したり、ネット等で調べたら認知機能の低下は生活改善で良くなることも知りました。

だから躁鬱の父も認知機能が低下した母も、生活を改善すれば良くなるのではと期待していました。が、そうは問屋が卸しません。

数ヶ月経った今、両親ともに要介護1です。
ケアマネージャー、ヘルパーさん、家政婦さんや訪問看護の方に支えられています。そして母は脳梗塞を再度患い、現在入院中です。

父は母がいない寂しさと母の世話という楽しみを失い、酒をかっくらっています。
「具合が悪い」「吐き気が止まらない」という父に「二日酔いだよ」と言っても理解できず、もうマジでコントです。

そして私はと言うと、これらの出来事から、食べず、眠れずになりました。1週間で7kgも痩せました!が、あっという間にリバウンド、リバウンド王です。

結果、絶賛休職中・・・

どんな方でも「自身の親の変化」は精神的に辛い方が多いのではないでしょうか。そしてそれの受け止め方や表現は人によって違います。兄弟でも大違い。それが後からジャブのように効いてきます。

介護におけるTO DOやHOW TOは調べればわかります。ただ正直分かりにくいし、読む気がしなくないですか?役所が書く文章、難し過ぎんねん!分かりにくいねん!!パニックの時には頭に入ってこないんねん。(なぜか関西弁)

「介護」は突然やってきます。介護ステージ突然立たされてパニックになった時に、少しでも役に立てばいいなと、文章で綴ってみることにした。前置きが長くなりましたが、よろしくお願いいたします。
(2,000文字超えました・・・大作でした)

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