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医療・介護の言葉の重さ。心がポッキリ折れる介護初心者。

今、病院はコロナ対応で、家族でもお見舞いにけないところが殆どです。そして治療経過を直接担当医師から電話で受けたりします。父が入院時は週に1度、担当医から電話がありました。

直接会って話せれば、雰囲気で「良い知らせ」か「悪い知らせ」か等は判断できますが、電話は声だけなので判断つきません。その日、私は自宅から実家に向かう運転中に痛恨の一撃を喰らいました。(ハンズフリー通話です)

「父さまは認知症の可能性が高いです」

話し出しはこれまでと変わらないトーン、今後の生活を左右するかもしれないこととは思わず、ドヨーンとなったのでした。(運転中に危ねーし)

退院時、医師が言いました「お父さまは認知症ではありませんよ」キッパリ

また、それは介護の世界でも同じです。
昨年、母が失神し緊急搬送、入院。問題なく直ぐ退院しましたが、せん妄で。当時のヘルパーさんや看護師さんが「認知症かも」と普通に口にされてました。

思わず「診断されるまでは「認知症」は使わないで」とお願いしたのでした。
一般的人の私が理解している意味合いと、医療現場の意味合いがあまりにも違う「認知症」というワード。本当に心臓に悪いんだから、マジで。

こういった時に言葉やコミュニケーションの大切さを改めて感じます。

コミュニケーションはセンスと言われるそうです。ただ、気をつけることで知識として習得することは可能です。でも自身のコミュニケーションに改善が必要と自覚したら、の話です。

医師や看護師、介護は病を治す、日常のサポートをするのが仕事と考えれば、コミュニケーション力は不要と考える人も少なくないと思います。

ただ「病は気から」とも言います。医者や看護師の言葉一つで、生きる希望を失い、絶望する患者もいますし、逆に、やる気になったり、希望になり、病気と向き合う力にもなります。

絶望的な状況では、感情を無にして伝える力が必要でしょう。医師、看護師とは難儀な仕事です。命を扱うだけに、軽率な発言はできないことは理解しています。
ただ出来ることなら、少しだけでも選ぶ言葉を考えていただきたいな〜と思う今日この頃・・・一般患者の想いでした。




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