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不確かな未来へ舵を切る

先週は日記をおやすみしてしまった。なぜかというと、小説を書いていたから。

小説を書く過程を書くのが創作日記なのに、いざ小説を書き始めると日記を書く手が止まる。小説を書く手が止まったときは、日記を書く。そういえば自分はそういう一つのことしか視界に入れることができない不器用な人間だったなと気づく。

つまりこれは「創作日記」ではなく「創作できない日記」なのかもしれない。なんてこった。小説書きつつ日記も書けるぐらいバランスのよい人になりたいものです。

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日記をさぼった甲斐あってか、短編小説が一本書けた。前よりクオリティ低くなってもかまわないから気負わずに書ききろうと思っていて、実際そういう風にできて良かった。

小説そのものについて話をすると、舞台は京都のとある女子寮。独立した一つの話だけれど、二作目「ホームスイートホーム」の続きとしても読めます。ホームスイートホームの主人公がでてきたりするよ。ホームスイートホームを書いているときからこの小説の主人公の存在はあって、登場するシーンも書いてたんだけど、そのシーンがない方がすっきりしたので途中で削りました。なので初登場。

ホームスイートホームのときも少し女子寮について描いてるけれど、この小説ではそれよりもさらに詳しく描いている。この寮は自分自身が過ごした寮そのもの(ちなみに人物はみんな架空です)。知ってる人が読んだらどこか分かるんじゃないかな。もうこの寮はなくなってしまったので、そこでの暮らしを残しておきたいなという気持ちもあったのかも。

主人公は吹奏楽部の女の子。私も吹部だったけれど、夏に部室でかき氷つくるような吹部だったので経験は全く活かされていない。むしろ時々やってる吹部のドキュメントとかユーフォ読んだ経験とかの方が活かされてるような気がする。
なんでも真面目に取り組むべきだよね。いつか役に立つかもしれないからね。とあらためて思うのでした。

そして季節は夏。ホームスイートホームが春の話だったので、続く感じになりました。来年の春に一つ本を作りたいと思っていて、そこにはホームスイートホームとこの小説をいれようと思っている。秋と冬の短編も書いて、一冊に四季が詰まってる本が作れたらいいんだけど、なんせアイデアが皆無なので、この二作品プラスアルファになるかも。

ちなみにこの小説は公募には出さない予定。本当は出したかったけど、字数がぴったりなのがなかった。適当なコンテストが見つかったら応募したいなとは思ってます。

小説の公開は来週の予定。よければご覧ください。

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そういえば。コンテストといえば。

三作目「夜が明ける」も収録されている「百合文芸小説コンテストセレクション」がコミケのpixivブースで特典として配布されるそうです。

自分の文章が冊子になるなんて卒業文集以来ではないだろうか。それとこれを同じ次元で語るなという感じですが。雑誌や本に憧れつつも、実際作るに至らないまま今日を迎えている自分にとって、これはなんだかもうすごくすごく嬉しいことです。

アニメイトやゲーマーズでも順次配布されるとのことで、自分はそれを待つことになるので、コミケでこれを見かけた方はぜひ教えてください。あったよって。

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今日は1カ月ぶりの検診だった。もう性別分かるだろうと思ったけれど、まだ分からなかった。

最近はお腹もでてきて、マタニティマークをつけてなくても通勤中、席を譲ってもらうことが増えた。けれど試験期間中の大学生たちは優先座席でも絶対に席を譲らない。でも私もそうだったんだろうと思う。自分が大そうなことをしていると思うあまり、周りが見えていなかった。今思えば、それは大そうなことでもなんでもなかったのに。

見えなかったものが見えてくる。思わなかったことを思う。たとえお腹の子が無事に生まれてこれなかったとしても、私はもう前までの私ではないから、ちゃんとこの子は存在していたって言えると思う。

明後日には一つ年をとる。ついに憂いのダーティサーティーです。まだまだ、楽しいことがたくさん待ってるなって思える。そう思えるだけでもう充分だ。

それではおやすみなさい。また来週。

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