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好きな街が増えた

旅が好き。
初めましての土地へ行っては、歩いて見て食べて五感でその土地を感じる。
それが生きていて一番ワクワクする時間。

そんな私は、昨年からいろんな土地で住んで働く生活を始めてみた。
第一弾は栃木県。
栃木と聞いて何を思い浮かべるだろう…。
関西出身の私は、正直日光東照宮と宇都宮餃子くらいだった。
あまり知らない行ったこともない土地にいきなり住んでみるのは、ちょっぴりの不安とかなりのワクワク。

そして秋から冬、4ヶ月少し暮らして、今は地元に帰る電車の中で書いている。
今の感情は、”めちゃくちゃ寂しい…”
駅弁食べながら車窓から見える景色を見ては、”帰りたくないいいいいい”と心の中で叫んでいる。(地元に帰りたくないわけではない。)
結果、それだけ楽しくて充実した濃い日々だった。

第一印象は”空気が澄んでいるなあ”
胸いっぱいに息を吸い込んだ、あの満たされた気持ちは忘れない。
そしてお水が美味しい。
なぜかカフェのデザートはチーズケーキが多くて、美味しいチーズケーキをたくさん食べた。
栃木のイメージ、宇都宮餃子はお得な上にお野菜たっぷりで美味しくて、お店によって違う楽しみがあった。めちゃ通った。
秋は紅葉、冬は真っ白な雪、綺麗な川や湖、どっしりと構える雄大な山…自然をたっぷり感じられる毎日。雪の日は大きい雪だるまを作った。
高い建物があまりないから、夜は星がよく見えて、出勤の時は朝焼けがあまりにも美しくて毎日の楽しみだった。
お部屋の日当たりも良くて、部屋で本を読みながら日向ぼっこするのが好きだった。
移動するには少し不便だったけれど、その分たくさん散歩出来た。(万歩計、毎日1万歩以上)
仕事ではやりたかった接客を学び、英語を使う機会が増えて語学について興味が湧いた。
文法はめちゃくちゃだったけれど、ボディランゲージと伝えたい!というパッションで頑張っていたら伝わるものだった。
英語って正しい文法で言わなきゃ伝わらないと思い込んでいたけれど、そんなことないんだと体験ベースで知ることが出来て、英語を話してみることのハードルも自分の中でかなり下がって、とても良い経験だった。
自分が行って良かったところなどをお客様に案内して喜んでもらえた時は、自分の好きが活かされてすごく嬉しかった。
知り合いがひとりもいない土地だったけれど、
職場の人、よく行くお店の店員さん、バスの運転手さん…たくさんの人に親切にして頂いてあったかい気持ちになれた。
寂しいって言えて、また会おうねって言い合える人がたくさん出来たこと。

あげるとまだまだたくさん。
寂しいなって思えて、嬉しい。
それだけ楽しかったから、良い思い出がたくさんだから。
何も知らなかった土地を知ることが出来た、そして大好きな街になった。
今は寂しいって気持ちをめいいっぱい味わって、
また旅に出る。
これからもきっと大好きな街が増えていくのだと思う。
また遊びに行くからねー!ありがとう栃木!


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