安やかなお顔は、残された人への最期の愛。
職業柄、たくさんの方の人生の旅立ちを見送る。
人の生死と深く関わることのないお仕事をしている方に「(人の死って)慣れるんでしょ?」なんて言葉を何度か言われたことがある。
落ち着いて対処している姿を傍から見ると、慣れているように見えるのかもしれないけれど・・・慣れるわけがない。
新卒の頃、亡くなった患者さんを初めて目の当たりにした時は、患者さんの前で泣いてしまった。
目の前でどんどん冷たくなっていく患者さんを見て「死ぬ」というコトを全身で理解した。
ただ、悲しかった。