キライになったわけじゃなくて

最近フシギな体験をしたので、ちょっとnoteに書き留めさせてください。

みんなも体験したことがあるのかもしれないけど、わたしは今までに体感したことのない感覚ですごいフシギだったの。

ときめいたし、愛し方だって知っている


お仕事で外にでるのに、メイクをして髪巻いて、お洋服選んでさあでかけようとしていたときのこと。その日選んだのはピンク×ベイビーブルーのガーリーなコーディネート。どのアイテムもそれぞれ何回も着ていて、そのコーデ自体も着たことがあったものでした。

一度は自分でも目にしているコーデ。だけど出かける直前、全身鏡に映る自分を見て違和感を覚えたんです。


_ あれっ、なんかしっくりこない。


ときめいたから買ったわけだし、今までたくさん着てきた=愛し方だって知っている。なんで?

はじめての感覚にそわそわしつつも、家を出る時間が迫っていたので、ひとまず違うコーデに着替えて家を出ました。

キライになった?

電車に揺られながらも、忘れられないはじめての感覚。


_ わたしキライになったの?

ううん、そういうわけではない。じゃあその違和感はどこから?
わたしは考えられる理由を、とりあえずiPhoneのメモに書きなぐった。

画像1

( 自分の考察用に書きなぐったメモで、もともとこんなのせるつもりはなく、細かいことを省いてざっくり書いているので、そこだけご了承くださいな )

たしかにどれも理由として考えられるけど、どうも納得いかない。
「いや、そうなんだけど 違うのよ」ってもう一人のわたしがいってた。

架空の女の子


戸惑いと困惑。でもその答えはすぐ近くに転がっていた。

1年前の自分だったら
ぜったい黒いパーツのせることなかったと思う。
すきなものが増えたんだなあと実感した 👶🏻

どちらも最近の投稿。
もうね、過去のわたしは薄々気づいていた。ヒント落ちてるのよ。
なんなら自分でヒントちりばめているのよ。


わたし自分の中の理想像というか、こんな女の子になりたいなっていう架空の存在がいて。それが“ふわっとわたあめみたいで儚さもありつつ、ちょっとアメリカンでポップな雰囲気のある子”だったんです。
そう「だった」んです。

ちょっと前からその理想像が変わった感じがして。“甘さやかわいらしさの中にも、毒っぽさや強さ・しなやかさが感じられる ねこみたいな子”になったんですよね。もともとそういう子もすきだったけど、自分がなるというよりそういう子がかわいくてすき、愛でていたいっていう感覚。


その意識が出始めたころから、今まで封印していた黒の洋服やハードな要素のあるアクセサリーを手に取り始めたり、メイクも前よりも強めに変わったんですよね。ネイルに黒いパーツをのせるようになったのも、きっとそう。

ただその変化がぱっと切り替わったものじゃなくて、グラデーションみたいに少しずつ少しずつ変化していたもので、その変化に気づけてなかった。

そしてこの日、変化にはっと気づいたというわけ。

正直になった結果だから


変化ってネガティブにとらえられることもあって。
例えば「今までの系統に飽きたの?すきじゃなくなったの?」とかね。


○○歳になったから大人っぽくしなくちゃ、とかじゃない。
決して今までのものがキライになったわけじゃない。
過去の自分がキライになったわけでも、
飽きたり、変わらない自分にうんざりしたわけでも。

ずっとすきだし、自分のベースになるものはきっと変わらない。
ただ自分の想いに正直になったら、必然的に変化が起こっただけ。
自然な流れで、なりたい自分が変わったから変わっただけ。


人の雰囲気が変わるってすごい大きなことだから、結婚とか恋したとかなにか特別ビッグなことが起こって、化学反応が起こったようにパーンと変わるものだと勝手に思っていたから、こんなグラデーションのように静かに変化するものでもあるのかと。びっくり。


わたしAMOちゃんのこの言葉がすき。

好きなものが変わってしまうんじゃなくて、
好きなものが増えていく
そういう歳の取り方をしたい。

アイスもパワーパフガールズも
お星さま柄のガウンやフリルのソックスも

ぜんぶ永遠に大好きだけ

ある日とつぜん
ミルク抜きのコーヒーが飲めるようになるみたいに。
根本にある好みや、これまで好きになってきたものは、何ひとつ忘れていないし今も変わらず全部大好き。
最近「変わったね~」と言われることがたまにあるんだけど、自分ではあんまりそういうふうには思わないというか。。。好きなものや表現方法が、自分のなかで増えただけというか。。。きっと誰でもみんな、そういうものなんじゃないかな?


すきなものが増えた。きっとこの変化が“大人になる”ってことなんだな。うんうん。中身は良くも悪くも数年前と変わらずおこちゃまだけどね。


この先どんな自分になるのか、どんな変化が待っているのか自分でもわからないけど、自分にウソをつかずに素直に生きて、変化をたのしみたいですね。

どんな自分に出会えるのかたのしみ。
そんなことをふと感じた、ありふれた日常での出来事。

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