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どうしても叶えたい、創りたい、届けたい

金木犀も香りが緩やかになってきた10月の終わり。
今日は実家に帰ってのんびり過ごすことにした。

前日は夜更かしを楽しんで、母と朝マックを頬張り、重い腰をあげてちょっと仕事を進める、そんな休日の前半。

母と私には共通点がある。
それは、”花が好きで花を仕事にしている”ということ。

大きな業界は一緒だけど、作り方も作るものも全く違う仕事内容。
それでも、会えば「この花なんだっけ?」とか「最近作ったお花見て〜」とかそんな話がはじまる。

昔は、お互いにおしゃべりでもなければ、年齢が離れたお母さんと何を話していいかわからなかった。
2人で会話が盛り上がった記憶もそんなにたくさんはない。

でも、私が花の業界に飛び込びこんだことをきっかけに、いろんなことを母から教わった。
自然と会話は増え、友達の話やパートナーの話、そして何より仕事との向き合い方、大変さ、楽しさたくさんの共有が増えていった。

お母さんは私から見て完璧な”お母さん”だった。
だから自然に、そして気楽には話せなかったのかも。

そんなお母さんも、周りの環境や人間関係に悩んだり、仕事でうまくいかないことがあったり、休日をめいっぱい楽しんでいたり、お花の勉強を今でもコツコツ続けたり。
今まで見えてこなかった1人の”人”として、全力で進んでいた。
遠い存在だと思っていた母も、私と変わらないじゃん、そんな気がした。

母と私には、まだ他にも共通点がある。
それは、「この先もお花を続けたい」、「そしてお花を届けたい」と思ってるということ。

エッグマフィンを2人で食べながら、将来の話をした。

週に何日かでいい。
自分達ができる範囲で、お花を届ける場所を創りたい。

できるならカフェも組み合わせて、あたたかい落ち着くことのできる場所を創りたい。
喫茶店をおじさんと一緒にやっていたおばあちゃんにお手製のサンドイッチを作ってもらって、母と私でスコーンやチーズケーキ、フロランタンを作って、美味しいコーヒーと一緒に。

教室のお手伝いをしていた母はフラワーレッスンの先生に。
そして私は素敵な花を選び、飾り、束ねてそれを届ける。

足を運ぶ人が、いろんな形で心がときめく瞬間を作ることができるならそれでいい。
それが対人でも、花でも、食べ物でもコーヒーでも、その空間でもいい。

ずっとずっと学生の頃から漠然としていた”叶えたい”を、やっとやっと少しずつ言葉として表現できるようになってきたかもしれない。

こうやって目に見える形にしないと少しずつ消えてしまいそうで、慌ただしい毎日に飲み込まれそうなので形に残すことにしました。

それに、ことばにすることで遠回りはするかもしれないけれど、変化していくかもしれないけれど、いつか必ず形になって叶うと知っているから、ことばにします。

ワクワクが止まらないね🕊
毎日を積み重ねて、いつか届けられますように。

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