ポジティブな未来を思い描くことが、今を輝かせる
非常にわかりみが深いです。
久しぶりのご質問、ありがとうございます!
「現状維持は停滞と捉えますか?」ということですが、質問者さんはきっと、“今を超える日常はもう訪れないんじゃないか”と思うからこそ前に進めずにいるけれど、本当にそれでいいのかと、悩まれているのだと思います。
しかし逆に考えてみれば、“今を超える日常はもう訪れない”と思えるということは、それだけ質問者さんが今に満足できている、あるいは今に充実感を感じている、というふうにも捉えられるのではないかと思いました。
ーー私はというと、正直現状維持で満足できるほど「今」に満足できていません。
もっとこうなりたい、もっと成長したいという欲求が、ずっと強くあります。
しかしこうした向上心の裏にあるのは、自信のなさとか現状への不満足感といった、実はネガティブな要因だったりするのです。
なので、「現状維持は一概に停滞とはいえない」というのが、ご質問に対する私の答えになります。
とはいえ、もしも質問者さんが「本当はもっとこうなりたい」という欲求を持っているのであれば、ぜひリスクをとってでもチャレンジしてほしいと私は思います。
なぜなら、たとえ失敗したとしても、失敗からは必ず学べることがあると思うからです。つまり、挑戦には必ずメリットがついてくるといえると思います。
これを説明するために、ここからは私の例を書いてみたいと思います。
私は過去に、「仕事がこんなに楽しくないならもう生きない方がマシだ」と思ってしまったくらい、一度は“働く”ということに対して絶望していた時期がありました。
その後大学院生となった現在、二度目の就職活動に取り組んでいます。
まさか就活を二度もやるとは想像もしていなかったけれど、こうしてもう一度自分が就きたい仕事について考える機会を得られたこと、とても幸せなことだと思っています。
数多の企業の説明会に参加するなかで、「この仕事楽しそう」「私もこんなふうに働きたいかも」と思えるようなお仕事に出会えることがあります。
その度に、「やっぱり私が楽しいと思える仕事ってあるのかも」と、もう一度“働く”ということに対して希望を持つことができています。
正直今も本当にやりたいことが何なのかはわからないけれど、大学生だった当時よりは今の方が、就きたい仕事のイメージは明確になってきていると感じます。
それは、過去に感じた「なんでこうなの」「もっとこうしたい」という違和感をもつことにエネルギーを投じてきたお陰だと思っています。
正直私は、自己分析や企業分析が甘かったと思っています。だけどその失敗があったからこそ、自分が求めるものがなんなのかや、自分の向き不向きをより深く知ることができました。
多方面に迷惑はかけたけど、若いうちは“周りに迷惑かけてなんぼ”くらいのスタンスでいちゃっていいのだと思います。私もそう自分に言い聞かせて、どんどん前に進んでいきたいと思います。
ーーここまでを昨日書いて、今日ふと思い出した本がありました。
宝物を探す旅に出た羊飼いの少年が、その過程で錬金術師からいろいろなことを学ぶ物語を描いた本です。
そう思っていた少年に、錬金術師はこう言います。
そして少年は、こう思います。
未来はいつか必ず訪れるものだけど、
どんな未来がこの先に広がっているのか。
それをどう想像するかは、自分次第です。
だったら「きっと素敵な未来が広がっているはず」と願って、ポジティブな未来を思い描くことが、結果的に今を輝かせてくれるのではないでしょうか。
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本日も、ご質問から一緒に考える機会をいただき、ありがとうございました!
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