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修士論文の執筆を終えて

先程、修士論文を提出してきました。

これで二年間の院生生活にもついに終止符を打つことになりますが、正直まだ卒業の実感がないのが本音のところです。

この二年間は、私にとっては「短いようで長かった」というのが体感で、迷ったり悩んだりしたことが、今までの人生で一番多い時期だったかもしれません。

正直今も「ああしようかな」「こうしようかな」と将来のことにいろいろと思いを巡らせてはいるのですが、ひとまず一旦は、「次に入社する会社で社会勉強を積んでいく」というのが次の目標です。

「私なんかにできるのかな」という不安を抱えたまま入学してきた大学院でしたが、結果的にある程度自分でも納得のいく修論を書き、提出することができました。

そしてこの経験から、「やっぱり自分にできる自信のないことに挑戦してみるって、めちゃめちゃ大事なことなんだな」と思いました。

たぶん私は、自分が今まで飛んだことのないハードルを飛んでみて、「飛べた…!」という経験を重ねることで、自分の進化や成長を感じることが好きなんだと思います。

だからこれからもずっとハードルを飛び続けたい。

そしてこうした自分の特性は、大学時代に経た経験を通して培うことができたものだと思うので、その時支えてくださった人・環境には本当に感謝しています。

ーー修士論文の執筆や研究は、たしかにまあまあ大変ではありました。

就職活動の真っ只中に、一週間で学会発表の抄録を書かなければならなくなったり、膨大な量の分析を一ヶ月で行ったり、最終的には100ページほどの量になった修論も、結局最後の3ヶ月間くらいでダーっと書いたような感じでした(笑)。

一方で、執筆や研究を進めている時に感じたのが、「私は贅沢なことをしているなあ」という感覚でした。

言ってしまえば、修論を執筆することが、研究をすることが、何の金銭的な報酬にもつながらないし、もしかすると直接的には何の役にも立たないかもしれない。

ただ、私が書きたいから、やってみたいからやっている。

そういうものに取り組んでみたり、時間を割くことが許されているということ。

ただただ考えることに時間をかけることができているということ。

そうした自分の状況を俯瞰してみたときに、「私はとても贅沢なことをしている」という感覚を抱きました。

特に文系の大学院進学者は少なく、20代前半をすべて大学で過ごすというのは、現状の社会においては少しマイナーなことかもしれませんが、

それでも私は、自分を信じて、自分の行きたい方向に素直に駒を進められたことが、本当によかったなと思います。

また今後、1年後の自分が、5年後の自分がどのような人生を歩んでいるのかはまるで想像もつきませんが、

このnoteに日常を少しずつ記録しながら、将来の自分を楽しみにしていたいなと思います。

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