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「雑」談の価値とはなにか

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

今週は「雑談」についてお話しようと思います。

テレワークが導入されて雑談が減ったというお話はいろんなところでお伺いします。
コロナが落ち着きを見せても、特にIT業界は依然として高い割合でテレワークが活用されており、日々色々なニュースを見かけます。

さまざまデータはありますが、その多くはコミュニケーションを論じるものでリアルな出社と対比して人間関係を築くことの難しさを語っているものが多いです。

信頼関係を築く上で、コミュニケーションはとても大切です。そして、その中でも今日のテーマになる雑談は、お互いが心理的安全性を感じるために
重要な役割を担っていると思っています。そしてそれと同時に、私の経験から自分自身が獲得できるものがあると考えています。

それは「アイデア」です。

雑談は、心理的安全性から信頼関係を構築するよりも、私の経験ではこっちのウェイトが大きく、そのお話をしたく思います。

今やほとんどのことはググれば直接的に情報を仕入れることができます。
ただ、「雑」な情報が得られることはあまりありません。そりゃそうですよね。調べたいことに対して答えてくれるわけですから、
目的に対して「雑」な部分がない方が効率的に思えます。

それ自体はその通りだとは思いますが、本当にそれでいいんでしょうか。

私の前職の社長は雑学の塊みたいな人でした。仕事の合間や移動中、様々なことを教えてもらいました。
それこそITの話は当然ながら、果てはパンケーキの美味しい焼き方まで話が広がっていきます。

パンケーキの焼き方?それがなんの役に立つの?って思われるかもしれません。
でも、この雑談がきっかけで、パンケーキをリバースエンジニアリングで再現する採用向けイベントを実施する計画を立て、
有名店とタッグを組んで見事実現しました。
2016年なのであまり記事は残っていませんでしたが、ご興味あればぜひこちらをどーぞ。

まさにこれって「雑談」がきっかけで実現したひとつの事例です。

お取引先様との商談に入る前に交わされる雑談。はたまたアイスブレイク的に利用される雑談。こういった雑談に苦手意識をお持ちの方、
または意味があるの?って思っている方も一定数いらっしゃるようですが、関係性云々だけでなく、アイデアの源泉として
活用できると思えば「雑」も強ち意味のないものでもありません。

今やアイデアを問われない仕事は少なくなっていますし、こういう機会ってとても重要なものだと私は考えています。
逆に、効率化できるものは徹底的にDXの対象となり、シュリンクしていくと思いますし。

アイデアが、実は他愛のない「雑」談から生まれることがあるとすれば、これは活用しないと損ですよね。

テレワークによって、仕事上のコミュニケーションが低下していることは前述の通りですが、当然その流れを組んで雑談も減少しています。
テレワーク自体、通勤電車からの解放、集中できる仕事環境など、得るものは非常に大きいと感じています。ただその反面、雑談の機会を失っているとすれば、私自身とてももったいないことをしているのではないか。これからのワークスタイルに、雑談は必要ではないか。
そんなことを考えています。

迫頭と雑談してやってもいいぞ!という奇特な方がいらっしゃれば是非ご連絡をw

また来週お目にかかりたく思います。

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