見出し画像

いい会社に就職をすることと、社会で活躍することの違いとは

いつも読んで頂きありがとうございます。
Amuletの迫頭です。

先日お盆休みに友人が地元に戻ってきて、一緒に食事にいったんですが
そのとき話した内容が面白かったので取り上げたく思います。

高校生の時にアルバイト先で知り合い、かれこれ30年近く付き合っている友人です。
彼は私より少し歳上で、1999年に関西の国立大を卒業後、東証一部上場の製薬会社に入社。
その後メキメキと出世し、今では彼の役職が変わるたび新聞に掲載されるほど。
かなり出世していると言えます。

そんな彼とは普段、仕事の話や真剣な話をすることはあんまりないのですが、
今回はひょんな流れで「なぜ今の会社に就職したのか?」という話になりました。

その回答が、私にとってはちょっと意外なものでした。

時期的にはちょうど就職氷河期。そのタイミングで上場企業に就職しているだけでも
十分立派だと思うんですが、衝撃だったのはその「決め方」でした。

それは「一番早くに内定が出た会社に決める」というもの。

他にも動いていたようですが、とにかくこの1点で就職を決めたそうで、
なんとこの会社、その当時で面接が2回のみと、非常にシンプルなものだったようです。

就職氷河期は企業側が優位と言われており、学生さんを選び放題の状況なので、多くの企業ではもっと複雑な選考フローが用意されていました。

その4年後に就職した私の頃も例に漏れず、同じく上場企業に内定をいただきましたが
面接は5回もありました。なかなか骨の折れる経験だったと今でも記憶しています。

彼曰く、当初は別業界でやりたいことがあったらしいのですが、それだけ企業が優位に採用を進めることができるにも関わらず、採用に対する潔さに感銘を受け、決まったらそれを運命と受け止め、
そこでしっかりと仕事をすると決めたとのことでした。

冒頭にも述べた通り、彼は今や会社の中心人物に成り上がったということを見ると、こういう就職先の決め方もひとつだなと思いました。

今は当時と比べ物にならないほど求人に溢れ、売り手市場と言われていて、
内定を複数持って就職先を選ぶことがスタンダードと言える状況だと思います。

あれこれ悩むことも大切なことですし、一生に一度しかない「新卒」をどう活かすかは大切なことであると思う一方、運命と受け止め、そこで腹を括って仕事をやり切る。

そういう生き方で成功している人もいるということを、
現代の就活生に知ってもらいたいと思った次第です。

就職活動で会社を選ぶことは、決してゴールではありません。
ただ単に、どのレーン(企業)を走るかを決めているだけ。

迷わず信じて仕事に打ち込む。それが、社会に出て活躍できるかどうかを決める、重要な要素であり、とても大切なことだと思います。
就活の一助となれば幸いです。

また来週お目にかかりたく思います。

#あの選択をしたから

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?