独特の作風が人気の絵本作家ヨシタケシンスケ

「りんごかもしれない」や「おしっこちょっぴりもれたろう」など独自の視点で面白い絵本を描いているヨシタケシンスケさん。
子どもだけでなく大人も楽しめる絵本として人気を集めています。

今回は新潟県立万代島美術館で開催された「ヨシタケシンスケ展かもしれない」のレポートをしていきます。
ネタバレを含んでいるので「展示会まで楽しみにしていたい！」という方はご注意を。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」新潟の後は

• 栃木（宇都宮美術館）

• 静岡（静岡市清水文化会館マリナート）

• 長野（上田市立美術館（サントミューゼ）2階企画展示室）

で開催予定。
「ヨシタケシンスケ展が気になる」「どんな感じなのか知りたい」という方はぜひ参考にしてくださいね。

写真撮影OK！最初からヨシタケシンスケらしさ全開の展覧会

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」はなんと写真撮影が基本的に可能です。

展覧会は写真NG、もしくは撮れるところが限られているのが通常。
概念を壊してくるあたり、さすがヨシタケシンスケさんですね。
一部撮影禁止の展示がありますがほとんどＯＫでした。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に行く予定の方はカメラの準備をしていくといいですよ。

展覧会なのに静かじゃない⁉子どもの美術館デビューにもおすすめ

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」は音が出る展示が複数あり、にぎやかな印象でした。

会場に入った時から「あれ？音がする…」
進んでいくと学生時代の作品や一部映像展示から音がしていました。
展示の音、カメラの音…どこかにぎやかなのもヨシタケシンスケさんらしいです。

子どもの美術館デビューに向いているかも

会場内には音があるので子連れでもそこまで神経を使わずに楽しめるのでは？と思いました。
「美術館では走らない」「大きな声でしゃべらない」といった基本的なルールを伝えても、子どもはすぐにはできません。
口をすっぱくして伝えて親も子もへとへと…ストレスになるのは避けたいもの。
ある程度音があるので、少しくらいのおしゃべりならそこまで目立ちません。
ルールを知って守ろうとする、学習過程の子どもに最適の展示会かと思われます。

大人も子どもも楽しめるゲームまで！体験型の展示会

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」には体験型の展示があります。

ちくちくのところに座ったり、ふかふかのところを歩いたり…。
五感を使いながら楽しめます。
さらにうるさい大人の口にリンゴを投げ入れるゲームまで！
体験しながら楽しめるのが「ヨシタケシンスケ展かもしれない」の良さの1つです。
展示の最後にはなんとカードのお土産も…。
「美術館はつまらない」「展示を見るだけなんて…」と思っている方も楽しめる内容ですよ。

個性豊かな学生時代の作品も展示

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」では学生時代の個性豊かな作品も展示しています。

滑らかなフォルムの立体作品やカブリモノシリーズ。
独自の感性で作られた作品はヨシタケシンスケファン必見です！

絵本の構成から見るヨシタケシンスケの考え

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」では絵本の構成を展示しています。

1つの絵本に対してどういうテーマを持ち、どう構成を立てていったのか…。
そんな絵本の裏側を垣間見れる展示です。
ヨシタケシンスケさんの考えや思考の道筋が書かれていて、読みがいがありますよ。

ただし行く時期によっては人が多く、じっくり見れないことも…。
私は会期終盤に行ったので、平日でも混んでいてなかなか見れませんでした。
ただし展示内容は展覧会公式の図録にも収録されています。
装丁も素敵で好みだったのですぐに買いました（笑）
一人で落ち着いて読みながらヨシタケシンスケさんの考えを理解し、深めるのも楽しいですよ。
「ヨシタケシンスケ展かもしれない」のための未公開スケッチも収録されているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

グッズ売り場も人気！

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」はグッズ売り場も大人気です。

ヨシタケシンスケさんの絵本はもちろん、ぬいぐるみやトートバッグ、文房具まで幅広く展開。
ポストカードも人気で、私が行った日は一部売り切れていました。
ぬいぐるみは人気なのか個数制限がかかっていましたよ。
「どうしてもこのグッズがほしい！」という思いのある方は、

• 会期の初めに行く

• 展示を見る前にグッズを買う

など早めにグッズを買うことをおすすめします。

「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に行ってみたのまとめ

この記事では「ヨシタケシンスケ展かもしれない」に行ってみた感想を紹介しました。

にぎやかで楽しく、全体的にヨシタケシンスケさんらしい展示会でした。の
体験型の展示も多く、子どもも楽しめる内容で美術館デビューにもおすすめです。
子どもも大人も楽しめるので、興味がある方はぜひ行ってみてくださいね！