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「-Glory or Dust-(銃兎パート)について解説します。

ヒプノシスマイクの楽曲

「-Glory or Dust-」

作詞 invisible manners(平山大介・福山整)作曲 invisible manners(平山大介・福山整)

ヨコハマパート(銃兎)について考察します。

はじめに。

◆ o と u は置換してます(音が近い為)
◆ n はあまり気にしなくて良いようです(母音がない為)。

解説っぽいもの。

4文字ほどの短めの韻が途切れず続いているようです。
あまり長い韻を踏むタイプではないようですが、その4文字ほどの韻には興味深いバリエーションがありました。

【1つ目】
母音の組み合わせがそのまま一致しているもの

【2つ目】
4文字のうち、3文字の位置が同じで、残りの1文字は母音違い
例)a  i a u
       a  i a  i
       a u a u

【3つ目】
これがまた説明しにくいのですが……
① a から始まる、または o から始まる
②どちらも e が同じ位置に2ヶ所ある

 a e • e
もしくは
 o e • e

……と、なっており「 • 」の部分にはそれぞれ違う母音が入ります。
こんな感じです。
例) a e i  e
        a e a e
        o e o e

全体を通して、使われている韻は4種類ほどのようです。
それぞれが、
【韻A】と【韻B】は母音の組み合わせが近い
【韻B】と【韻C】は母音の組み合わせが近い

……と、このような関係となっており、結果的には

【韻A】と【韻C】も母音の組み合わせが近い

という事になるかと思います。


パート全体が同じ1つの母音の組み合わせ(に近い韻)によってできているようです。
また、踏み方の特徴としてはill-DOCと少々似ており、違いとしては韻の長さ(文字数)が挙げられます。
ポエトリー調で抑揚が控えめのフロウであるill-DOCと、上下にバンバン跳ねるような特徴を持った銃兎のフロウ……これだけ真逆の2人なのに、韻の踏み方のタイプが似ているというのは少し意外なんじゃないでしょうか……?
(自分は意外でした)
銃兎は18人の中でも特に目立ったフロウの持ち主で、その特徴的な小気味よいフロウがカッコいいMCだと思います。

そんな独特のフロウとの相性がよく、非常にカッコよく聴こえるのがアニメ版「Rhyme  Anima’s  Mixtape」のヨコハマパートのフック(サビ)ではないかと思うのですが……いかがでしょうか?

こちらのリリックです。
〝ギャング ポリス ネイビー 揃い踏む意味 nah mean?
ジャンクっぽい 正義はない Thugい避難民〟

銃兎のフロウだからこそ活きる、ヨコハマらしい少々ダークさを感じさせるポイントかと……。


……寂雷のフロウと韻の踏み方が好き過ぎて、ついついill-DOCと比べがちです(笑)。
ですが、どのフロウがイイとか悪いとか……どんな踏み方が上手いか下手か……そんな事は全くないので、皆さんが好みのMCを見つけるお手伝いをできればと思い、このnoteを執筆しております。
そんな気持ちが少しでも届けば嬉しいです。


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