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【本当にあった気をつけたい話】その「ととのい」、熱けいれんかも!-後編-

前編、そのとき私に何が起こっていたかはコチラ。

ひとり脳内反省会

めまいと両腕の痺れが完全におさまったのを確認してから、シャワーをサッと浴びてこの日は終了。サウナ後のいつものお楽しみキムチチゲも、この日ばかりは脳内が
「なんであんなことになったのか」
で埋め尽くされて、味がわからなくなるほど。

でも、サウナ後の塩分補給はだいじだよー!

キムチチゲをもぐもぐしながら、ひたすら
「サウナ めまい しびれ」
などのワードで検索し調べてみて、おそらくこれかな?とひとまずたどり着いた結論が「熱けいれん」でした。

熱けいれんとは?

「熱けいれん」は熱中症の初期症状のひとつ。「軽度の熱中症」とも定義されています。
※乳幼児に起こる「熱性けいれん」とは全く別です

いちばんわかりやすかったサイトがコチラ。

・手の痺れ
・筋肉の硬直(今回は親指)、痛み
・意識がはっきりしていた
・高体温にならない

今回起きた症状のほとんどがサイト内の記載に該当していたので、ほぼ間違いなく熱けいれんでしょう(暑いはずなのに熱感がなかったのは、そういう症状だからだったのね)。

検証してみる

この日、私の状態や行動のどこに熱けいれんを起こす要素があったのか。
該当箇所を抜き出して検証してみましょう。
※話の経緯がわからない方は、前編からどうぞー。

・いつもどおりに湯通しからスタート
1月半ばでサウナに着くまではとにかく寒かったので、館内に入ってもその感覚がリセットできないまま、お湯に浸かる時間が無意識のうちに少し長くなっていた。
この時点で既にのぼせはじめてしまっていたとみられる。

・1セット目
1セット目で、サ室に入り5分ほど経ったところで、軽いめまいのような頭痛のような少し嫌な感覚がして早めに退出。5分くらいではさほど温まった感じもしないので、水風呂には入らずサッとかけ水だけで済ませた。休憩しているうちに回復し、あまり気にならなくなった。
湯通しでののぼせが残ったままサ室に入り、熱けいれんの症状が出はじめている。サ室に入っていた時間と温まり具合に気をとられて水風呂をスキップしてしまったことが、この後のさらなる症状に繋がった可能性も。

・このあとアウフグースやりまーす!の声に誘われるまま2セット目突入
実はこのとき、気にならないとはいえめまい感が少し残っていたが、せっかくのアウフグースだし、もし本当にダメそうならその時点で出よう!と決めて参加して、本当にダメになった。
これに関してはもう「アカンすよ!」のひと言。

【まとめ】安全にサウナを楽しむには(私見)

①熱けいれんかも?と思ったらまず冷やす
基本的には熱中症を起こしたときの対応と同じです。冷やす、水分・塩分の補給、楽な体勢で休憩の3つ。詳しくは投稿冒頭のリンク参照。

②体調に違和感を感じたら慎重に
湯通しでのぼせたかも、サ室でめまいがしたような、水風呂でまさかの足つった…自分の身体に少しでもいつもと違う感じがしたら、まずは慎重に行動を。サ室と水風呂の時間を短くして休憩を長めにとるなどして様子をみて、次のセットにいくかどうかを判断しましょう。場合によっては「勇気ある撤退」も大切。

③「でもせっかく来たから」は禁句!
いちばん大切なのはコレかも。まだまだサウナブームの真っ最中だし、行ってみたかった施設に来れたときなんかテンションめちゃめちゃ上がるし、気持ちは痛いほどわかります(実際私もコレで今回つまずいたのでw)。
でもその「でもせっかく来たから」思考が心身の小さな違和感をぜーんぶすっ飛ばして、ブレーキを緩めさせてしまうのでとにかく危険。熱けいれんならともかく、熱中症に進行して意識がぶっ飛んで救急車で搬送されてからでは遅い!です!


最後までお読みいただきありがとうございました。
熱中症すら経験したことのない私にとっては、軽症とはいえかなり怖い体験となりました。
「このまま意識飛んだらどうしよう…万が一の事があったら…どうしよう…」
症状がおさまって動けるようになるのを待つあいだ、正直、頭の中はそれでいっぱいでした。

高温と冷水に身体を預ける以上こういうことも起こり得るんだ、ということを前もって知っておくだけでも、いざというときの恐怖感はある程度抑えられるし落ち着いて対応できるのではないかと思っています。

同じような怖い体験をするサウナーが、この先誰ひとり出ないことを祈りつつ。

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