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ジョージアの旅2 クタイシとその周辺

2日目

朝から自転車でクタイシ郊外へ向かう。

ワインの道を表す道路沿いの看板

クタイシ郊外Dimiの宿へ

宿兼ワイナリーまで30kmほどの距離があったが、29kmの地点までほぼ平地で順調に進んだ。
しかし、最後の1kmが急な坂道で宿に辿り着く途中でバテてしまった。
ゆっくり進みなんとか坂を登り切ると、町を一望できる景色が広がっていた。

坂の上から町を眺める

宿につくと、ボトルウォーターかワイン1杯がフリーだけどどうする?と聞かれたが、反射的に水をお願いした。

しばし休憩して、別のワイナリーに向かう。

baias wine

baias wineのブドウ畑

牛が闊歩する牧草地やぶどう畑を進み、baias wineに着いた。
このワイナリーは、クタイシワインツアーの定番コースに入っているためか、さまざまな国のゲストがいた。
ワイナリーでは、まずワインづくりの説明をしてくれた。クタイシ周辺のイメレティ地方のワインは、他の地域に比べてスキンコンタクトの期間が短いものが多いらしい。いわゆるオレンジワインといわれるものより、色調が薄く飲みやすい傾向があるようだ。

地中に埋められたクヴェヴリ

ひととおり説明が終わると食事の時間がはじまる。サラダやチキンをはじめたくさんの郷土料理がテーブルの上に並べられた。昨日の夕食より多い。

前菜
白ワイン(Tsolikouri)

料理に白ワインとロゼを合わせた。白ワインは土着ぶどうTsolikouriでつくられていて、柔らかい酸味のある味わいで飲みやすかった。ロゼは馴染みのない味でうまく味の表現ができない。
料理は何回かにわけてサーブされ、最後にお待ちかねと言わんばかりにハチャプリが出てきて満腹を超えた。ここに泊まりたい気分になった。

dimis ferdobi(dimiの宿兼ワイナリー)

夕食は宿で食べた。
パン、トマトときゅうりのサラダ、ポークローストとポテト、レバーの煮込みなどの料理をロゼ?──土着ぶどうTsolikouri、Dzelshaviをブレンドしている──と合わせた。
ワインの色調は濃いが味は薄く酸味があって、塩味や風味が強い料理に合う。あまりに飲みやすく数杯飲んだ。

夕食

今回ジョージアを旅する目的に、日常的な食事とワインの関係を知りたいと思っていて──この食事が日常的かはわからないが──食事とワインがほどよく調和していて感慨深いものがあった。こうした食事とワインの組み合わせを知りたかったのかもしれない。



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