階段を使ってご案内するとき、お相手が先?自分が先?
「廊下を歩けば会社がわかる」という格言?もありますが、案内のマナーにも各社の風土が見え隠れします。
案内者は、お客さまの先?あと?それとも横に並んで階段を進みますか?
納得の覚え方
1.安全優先の考え方
万が一お客さまが階段を踏み外しても、お支えできる場所に立つ。
安全優先の考え方が基本です。
2.目線文化の考え方
お相手の上に立たない、見下ろさない、という考えもあります。
日本ならではの目線文化の考え方で、これも大切ですね。
結論
のぼり階段 → お客さまのあと(1〜2段下)にポジショニング。
くだり階段 → お客さまの先(1〜2段下)にポジショニング。
ご案内のお声かけ
のぼり階段 → 階段の手前でアイコンタクトと手振りで「お部屋は2階で(ございま)す。どうぞ」とお声をかけ、先にお進み(お上がり)いただくように促す。
くだり階段 → そのまま先導する流れで、自分が1〜2段下を進む。上半身をややお客さまに向け、足元を見守りながら階段をおりる。
応用編
▶先に上がるのを躊躇されたら
ミニスカートをお召しの方や、先に階段を上がるのを躊躇される方もいらっしゃいます。そんな場合は、どんな判断をしたらいいでしょう。
万能フレーズ「失礼します」を活用します。
マナーは、いつも基本通りにはいかないもの。
応用シーンにも遭遇します。
そういうときに「失礼します」を添えることで、相手への敬意と配慮のシグナルを送り、基本から逸れることをお許しいただきましょう。
💎「(2階に)ご案内いたします。お先に失礼します」と一声添えて、先に上ります。
▶行き先が分からないのに、先に上がっていただいていいの?
上り階段で、先に上がっていただくのはいいのですが、行き先を知らないお客さまを困らせる結果になっては大変です。
そこで解決法として
階段を上りきる頃に声で先導(案内)します。
💎「そちら(階段上がったところ)、右手で(ございま)す」
💎「そちらを右手にお進みください」
声で先導しながら、階段上がりきる辺りで速やかにお客さまの前に進み出て、お部屋のドアを開けます。
*空室だと分かっていても、ノックをしてからドアを開ける
あとがき
以上、頭の中の情報を言語化してみました。
noteの目的が「何も見ず、自分の言葉で書く訓練」のため、語彙の選択がアヤシイかもしれません。お気づきの点があれば、ぜひお声をきかせてください。今回も最後まで、ありがとうございました。