見出し画像

初めての大学の講義★教授の最終講義に子どもたちと参加

少し前の話になるのですが、私が学生時代にお世話になった大学の先生が今月で退官されるということで、最終講義がありました。
オンラインでの参加というのもあったのですが、家から大学も近いので、せっかくならリアルで参加したい!!と思い、夫に掛け合ったところ・・・

「その日は在宅勤務はできない。」

という…何でもない日は、よく在宅勤務してるのにー。と、心の中で叫びつつ。まぁ、仕事は仕方ないな、と潔く諦め。

オンラインしか手段はないか、、、、と半ば諦めかけていたのですが、ふとあることを思い出しました。

「隣の研究室でも、発達障害に関する研究を共同研究ですることになったんだよ。」

オフの日、時々ウォーキングで大学に行くのですが(笑)その時に、研究室に突撃訪問したときに、先生からこういうお話をされました。

今でこそ、私は、発達障害特別支援教育についてかなり学んでいるのですが、当時は全然違う研究をしていました。何なら、バリバリの理系(笑)
その、バリバリの理系の研究室と、これまたすごい縁だなぁと思ったのですが、私が親の会を立ち上げるときにお世話になった先生の研究室(同じ大学、同じ研究科です!)が共同研究をすることになったそうです。

「研究することになったけれど、先生も学生たちも発達障害については知らないことばかりだから、お互い学んで行かないといけない。時々お話に来てよ。」

と言われたのです。
これはいい機会だ!!!と思い(笑)早速最終講義の担当されている先生にアポを取りました。

「リアルで参加したいので、こどもたちも連れて行ってもいいですか?」
↑ なかなか強い(笑)

最終講義をされる先生と、私の指導教官はこどもたちの特性についてご存知なので、たぶん大丈夫だろう。という…(笑)
あ、一応、担当の先生にもこどもたちの特性と、講義中に予想されること(例えば、突然質問をする、関係ない話をし始める、しんどい~だるい~と、場にそぐわない話をしだす、急な体調不良の可能性、などなど・・・全て可能性)を話しました。

「いいよ~、こどもたちがいるほうが盛り上がりそうだしね!連れておいでよ。」

まさかの許可!!ありがたい~!!!ということで、遠慮なくこどもたちを連れて参加しました(笑)

こどもたちには、事前にSST。

◎大学の講義に参加するということ
◎大学の講義は90分ある
◎お母さんがお世話になった先生(実はこどもたちもウォーキングでちょいちょいお会いしていたり、娘は赤ちゃんの時に会いに来てくれた)なので、その90分は最後なので、大切に過ごして欲しいこと
◎質問は講義後に聞いてもらえるので、遠慮なく発言してもいいけれど、講義中は×
◎場にそぐわない発言はNG
◎その他、こどもたちの質問には全て答えた

こどもたちも、大学の講義というものは初めてなので、難しそうというよりも、楽しみだったようです(笑)

で、当日。

大学の広さに圧倒(笑)
講義室の広さに圧倒(小学校と比べる 笑)
机といすが小学校と全然違うので、びっくり。
全部キレイ!!!と喜ぶ(笑)
前の画面にオンライン参加の人もうつり、すごい!と喜ぶ(笑)
私の後輩がおみやげのお菓子をくれて、喜ぶ(笑)

とにかく、めちゃくちゃいい経験でした!!
今となっては、夫よ。在宅じゃなくてサンキュー(笑)

内容は、「ICT教育について」だったのですが、先生の内容チョイスにも感謝。だって、小学校でも今まさしくされている話だから、こどもたちもとても勉強になったようです。
とは言え、大学の講義なので、まぁまぁ難しい話だったのですが、自ら資料をもらい、自ら大事なところは線を引き、自ら言葉を書き足し、何と90分。居眠りもせず、文句も言わず、息子は少し疑問に思ったことは私にこそこそ話で聞いてきたけれど、でも講義の内容の話。着席して聞くことができました!!
大学のICT教育(こういう専門の研究室なこともあるけど)は、かなり高度ですごいこともこどもたちは驚いていました。
「やっぱり大学はすごいな。」
と、感動していました。

で、何と息子。質疑応答や意見の最後に、
「先生、大好き。また遊んでね。」
という・・・かわいい意見を言い(さすが愛されキャラw)場が和み(笑)
最後集合写真では、先生が、
「隣においでよ!!!」
と呼んで下さり、誰もが行きたい(笑)主役の隣をゲットし(笑)
「先生、こどもたちに好かれていますね!!」
とみんなが笑顔で場が和み(笑)

とにかく、連れて行って良かったです。

大学の黒板にもお絵かきさせてもらったしね(ノ´∀`*) 

帰りのバスで、
「僕も大学生になりたい。」
「私も大学に行って勉強できるように頑張らなくては。」

小学生のうちから、大学って存在を知れることは本当に貴重で、良かったな〜と思います。

次の日。
息子も娘も(笑)学校に最終講義の資料を持って行き、先生に見せたようです。息子は大学で講義を受けたことが嬉しくて、先生や友達に自慢したようです(笑)
「90分しっかり講義を聞けたって、すごいやん。資料にもしっかり自分で書いてるし!!」
ADHDの息子の担任の先生は、とても驚いて、とてもほめて下さったようです。普段、45分の授業でも、集中力が切れるもんね( ̄∇ ̄;)
「◎◎(息子)、すげーなー!!!」
友達もお話を聞いてくれた模様。

「いい体験ができてよかったね!」
娘の先生もお話を聞いてくださったようです。

いい機会を与えて下さった大学の先生方、最終講義をされた先生、本当にありがとうございました!!!

今までは、特性があるからなぁ・・・迷惑かけるかもしれないしなぁ、と諦めていたことでも、もちろん相手の許可は必要ですが、何事にもチャレンジさせてみるって大事なことだなぁと思えた1日でした。

そういう意味では、これはあくまで私の個人的な意見なので、あまり考えすぎないで欲しいのですが、我が家では小さい頃からこどもたちには特性について告知をしていて(告知をすることで、療育に行く意味を本人たちが考えて欲しいから)、周囲の人たちにも発達障害理解をしてほしいので、こどもたちに許可をとって、こどもたちのことを伝えています。
もちろん理解されないことも、心ないことも言われることはありますが、ほんの1割ぐらいで、9割はしっかり理解してくれます。
もし、告知も伝えることもしていなかったら、迷惑かけてしまうかもしれないからという理由で、今回のことは諦めていたと思います。
でも、本人には告知をしているので事前SSTができたし、先生に伝えているから迷惑かけるかもしれないけれど、その時はその時だ!!という割り切りで(笑)参加もできました。

いざ経験させてみると、こどもたちの意外な姿を見ることができました。

これからも、いろいろなことにチャレンジさせてみたいです。



よろしければ、サポートをお願い致します(*- -)(*_ _)ペコリ いただいたサポートは、新しい取り組みや、新しい学びに使用し、その学びをこちらで還元させていただいたり、啓蒙活動等で広めていこうと思っております。