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【being one's self】 セルフブランディング合宿レポート

こんにちは!一歩を一緒につくるブランドプロデューサーいっぽです。

今日は、今まで深く語っていなかったbeing one's selfのセルフブランディング合宿について私とアシスタントのめぐちゃんの2人の対談をベースにじっくりと振り返っていきたいと思います。

【being one's selfとは】
何者かになるために頑張るのではなく、自分を活かして自分自身の人生を生きるためのブランディング特化型ミニマルコミュニティ

第1弾セルフブランディング合宿を2021年9月3日〜5日に軽井沢にて実施。6名の参加者が本気で自分自身と向き合い、自分が誇れる自分として今この瞬間も凛々しく人生を闊歩*しています。

セルフブランディング合宿の概要はこのnoteをご参照ください。

本合宿の定員は当初4名でしたが、3倍ものご応募をいただき急遽を増枠し実施いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

なお、本記事はライターのこあちゃんに全面協力いただき実現しました。こあちゃん、本当に素晴らしい仕事をありがとう❤︎

こあちゃんにインタビューを依頼したのは合宿終了後の軽井沢駅ホームにて。
「この経験をそのままにしておくのはもったいない!」と
ダメ元で連絡したところ取材・執筆を即快諾してくれたのです。感謝!

ここからは小溝朱里(こあ)@フリーライターによる執筆です。

セルフブランディング合宿を振り返る

「すごいことしちゃったなあって…人生が動き出す瞬間の目撃者になってしまったというか……」
BOS合宿について伺った開口一番、主催のいっぽさんから出たのはこの言葉でした。

私は驚いたのです。
ブランドストラテジストとして個人・法人問わずひとつひとつの想いに耳を傾け、解釈を加えて言葉を生み出し、ブランドづくりをサポートしているいっぽさんが、言葉が見つからない様子を初めて見たので……。
BOS(being one’s self)とは、ブランディング特化型のミニマルコミュニティ。半年間のプログラムを主催のいっぽさん、アシスタントのイトウメグミさんが運営しています。

BOSのテーマは「わたしを活かして、わたし自身になる。」
半年続くプログラムの入口として開催したのがセルフブランディング合宿、通称「BOS合宿」です。

おふたりに話を伺うと、セルフブランディングを学ぶ場が「人生が動き出す瞬間」になった理由が少しずつ見えてきました。

あれ、私ブランディング教えられるんじゃない?

―そもそも、BOS合宿をやろうと思ったきっかけは何でしたか?

いっぽ(敬称略):実施したのは2021年9月3日~5日だったのですが、合宿をしようと思いついたのは3ヶ月前でした。今後1年間でやりたいことを考えていたときにふと、「あれ、私ブランディング教えられるんじゃない?」ってなって。思うがままにペンを走らせていたら、その日にもう3日間の合宿と半年間のプログラムの内容がほぼ完成していて。めぐちゃんに速攻伝えていたよね(笑)

メグミ(敬称略):「めちゃくちゃいいじゃないですか!!」と即答したのを覚えています(笑)

あとは率直に「いっぽさん、どこまで行くつもりなんだろう?!」って。ロールプレイングゲームのように、どのコマンドを選んで進んでいくのか、と……。ただのワクワクじゃ表現できないくらいの高揚感でいっぱいでした。

実際にめぐちゃんに送ったBOS合宿の企画書
(当時はBOS構想がなかったため1ppo-Lab.の夏合宿という立て付けだった)

―「どこまで行くんだ?!」の気持ちは、ワクワク感だったのですね。

メグミ:不安はまったくなくて。私はひとりのいっぽさんファンとして、「いっぽさんについていったら間違いない!」と思っていました。この3日後には宿が決まっていましたよね(笑)

いっぽ:そうだね(笑)
この頃はめぐちゃんと一緒に強みの活かし方ワークショップを何度か開いていたので、場のつくり方が少しずつわかってきていました。そこに独学で習得した知識とSHElikesやNewSchoolでの学びと実践した際の気づきをかけ合わせたら、合宿ができそうだと思ったんです。

―これまで通りのイベントではなく、あえて“合宿”にしたのはなぜですか?

いっぽ:伝えたいことがありすぎたのかな。イベントのように短時間で完結する話じゃないから、私のブランディングに対する深すぎる愛がそうさせたんじゃないかと思います。神聖なものなので、私にとってのブランディングは。

大切にしていた「心理的安全性」

―合宿をするにあたり、こだわったことはありますか?

いっぽ:ひとつは、開催する「場所」です。日常生活を送りながら、自分と向き合う時間をつくるのってむずかしいじゃないですか。だから合宿の時間を参加者のみなさんが自分自身に贈るのであれば、気分が上がって没頭できるところがいいと思って。

そして私個人として、2021年度は「自分がやりたいと思っていることしかやらない」をテーマにしているんです。「星野リゾート BEB5軽井沢」はいつか行ってみたいと思っていたほど気分が上がるロケーションだったので決めました。

メグミ:「星野リゾート」で合宿したいと聞いたときの衝撃といったら……すごかったです(笑)
一度は行ってみたいと憧れる人が多い場所で、いっぽさんからブランディングを学べる贅沢さ。場所を聞いてさらに体温がグンと上がりました。

―たしかに、場所を聞いただけで合宿に参加する覚悟が生まれそうですね。

いっぽさん:日常と切り離して、特別な場所で覚悟を持っている人同士で合宿に参加できたら、参加者の安心感につながると思ったんです。また、もうひとつ大きくこだわっていたのは「心理的安全性」でした。

合宿前から意識していたので、事前にオンラインで参加者と顔合わせをしたんです。「やっと会えたね!」と言える状態でスタートしたかったのと、参加してくれるみんなのマインドセットをしたくて。

具体的には私が提供できるブランディングを改めてお伝えしました。私は「感情を大切にするブランディング」をしていて、自己内省をしながら戦略的にブランドを組み立てていくのが主流です。このゴールのすり合わせができたのはよかったな、と。

―メグミさんは、いっぽさんの様子を近くで見ていていかがでしたか?

メグミ:いっぽさんにとって、ブランディングは本当に好きで神聖なものなんだ、と。好きなものに対する姿勢や生き様そのものが学びでした。だからこそいっぽさんにはコンテンツづくりに集中してもらいたくて、それ以外は「任せてください!」と言えるように……。

いっぽ:ありがたいよね。賛同してもらえるだけでもうれしいのに、集中する環境までつくってもらえるなんて。

自分“らしさ”の解釈を一新

―合宿前から心理的安全性を守れるよう考えていたのですね。合宿中に心がけていたことも気になります。

いっぽ:これは私たちの姿勢なんだけど、とにかくみんなの可能性を信じること。これに尽きるかな、と。

まずそれぞれのゴールに向かって進めるように、ひとりずつゴール設定をしてもらったんです。自己内省を日頃からやっている人とそうでない人がいるように、スタートラインは違って当たり前。だからゴールが違うのも当たり前で。これはライフログスクールでオア明奈さんがいつも言っていて、印象に残っています。あと、ゴール設定をするとアウトプットの質が高くなるのはSHElikesのライフコーチをしながら実感していました。だからまずはゴール設定から、と思っていましたね。

あと初日にやった1on1もよかったかな。私がみんなのことを知りたくて初日に行なったんだけど、私の問いに素直に耳を傾けてくれて。自分と、そして私と対話をしてくれました。なかには感情が溢れて涙が止まらなくなってしまった方もいて……。その方が感情のフタを明けてくれたのがきっかけで、「BOS合宿では感情を乗せていいんだ」と周りにも思わせてくれたんじゃないかな。

メグミ:そうだと思います。私は別室で、1on1をしていない参加者と一緒にいたのですが、その方は1on1に行くのに気合十分だったんですよ。でも、戻ってきたらふぬけた状態になっていて。鎧を脱いだというか、自分に課していた重い荷物を下ろせたような表情をしていました。

いっぽ:初日の1on1で荷物を下ろせた方と、最終日に下ろせた方といて。でも1on1では、「あなたの可能性は無限大だと信じている」と伝えたうえで、なぜそのゴールを設定したのか、そこに向かうために何が障壁になっているのかは大事に向き合おうとは決めていました。

初日を終えた時点ですでに人生と向き合う時間になっていて。「あれ、これブランディング合宿だったよね?明日ブランディングでいいんだよね?」とめぐちゃんに話していたくらいです(笑)

―「あれ、想定していたものと違うぞ」と。

いっぽ:そうなんです。とはいえ次の日は座学でほぼ1日使っていました。私なりの「感情を大切にするブランディング」をお伝えして、それをどう自分ごとにしていくかが大事だっていう話もしました。具体的には阿部広太郎さんのご著書からも言葉を引用させていただきながら「自分の言葉で定義してみよう。解釈を加えてみよう。」っていう促しはずっとしていて。「〇〇だと思うんです」に対して「それって本当?」しか言っていなかったです。

合宿は時間が限られているので、参加したからといって何かが叶うわけではなくて。「自分の人生のスタート地点に立つ覚悟だけ持っていてくれればそれでいい」とも伝え続けていました。

メグミ:参加者のひとりとして、「自分“らしさ”」の捉え方が軽かったなと思って。巷は“らしさ”の安売りをしているんじゃないかっていう……。

いっぽ:本当にそう!

メグミ:ある程度「自分“らしさ”」を持った状態で参加している人ばかりだったけど、「それって本当?」と聞いたときに違う解釈が出てきたことも多くて。「自分“らしさ”」の解釈を一新できて、自分の人生に対する向き合い方のヒントを得た合宿でした。

いっぽ:ブランディングを学ぶ合宿ではあるんだけど、「やっぱりなんか違うぞ」という想いは強くなっていたよね(笑)

人生が動く瞬間の目撃者になってしまった

―3日目の最終日は、どのように迎えたのですか?

いっぽ:それぞれが立てたゴールに対しての現在地と、これからブランディングをどう活かしていくか、発表する時間をつくりました。もうこれが本当にびっくりというか……、「え?!すごくない?!」の連続で。初日から感じていたけど、ブランディングをガチで学ぶ合宿のはずが人生とガチで向き合う合宿になっていて。私としては“高尾山に登るつもりが、知らない間にエベレストに登っていた”感覚です(笑)

発表の時間、めぐちゃんと何度目を合わせたことか……。

メグミ:いっぽさんも最初におっしゃっていたのですが、「人生が動き出す瞬間の目撃者になってしまった……」という感覚で。それぞれの発表に想いが詰まっていて、3日間本当に自分と向き合ったんだと胸がギュッとなりました。

私が印象的だったのは、最終的にみんな泣いてしまったときにホテルの人がティッシュを持ってきてくれたことです。がんばっていると、見てくれている人は絶対にいるんだなって信じられた瞬間でした。

いっぽ:ブランディングって武器なんですよね、自分自身として生きるための。心理的安全性が守られている環境と、専門知識が得られるプログラムと、そこに向き合う覚悟があれば、「わたしを活かしてわたし自身になる」スタートラインに立てるんだな、と強く実感できた3日間でした。

―最後に、伝えたいことはありますか?

いっぽ:合宿を終えてその夜飲んだビールは、世界で一番うまかったです!!!

感染症対策には充分配慮して、合宿を実施。
ビールをちまちま飲みながら、会話は最小限に。大人しく帰宅いたしました。

*「闊歩する」…美しく人生を前向きに進む様。最終日に発表してくれた参加者の影響を受け、この言葉選びをしました。

https://twitter.com/sumi_nat_sumi

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