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ウツな日はゲーム実況を見て過ごす。

数日前から鬱の症状が出始めて、望むように家事ができなくなってしまった。
普段から仕事のポテンシャルが高いほうではないんだけど、限りなく低空飛行に。
昨日は外に出る用事があったのだが気が進まなかったので(いつも気は進まないんだけど、なんとか外に出られていた)中止して家の中で過ごした。

手元ではこまかな片づけをしつつ、YouTubeでフリーゲームの実況を見て時間をやり過ごした。
(今日もやる気が出ないのでKERの「オレオ」を見ながら書いています)

ラインナップは以下。

「8番出口」→「マニーズ」→「ヤバい住人さん」→「コンビニの常連さん」→「かして。」→「無人島」

「8番出口」
少し前からサムネールを見て気になっていたもの。
要するに地下鉄出口の通路を延々と歩くゲームだ。
私は普段から地下鉄や地下街の長い通路がなんとなく不安なので、これはほんとに怖かった。
ただし、このゲームの怖さは「漠然とした恐怖」に過ぎず、やることは間違い探しであり、特にホラー要素はない。
シュールなのでホラーっぽく感じるけど違うのだ。そこが救いだ。
この実況をしていたのがレトルトさんというメンズで、声が明るいので道案内として最適だ。
以降、続けてレトルトさんの実況を見ることに。

「Manny's(マニーズ)」
無人島に漂着した主人公。
途方にくれつつも島を散策し、魚を釣り、ヤシの葉でSOSのサインを作り、お決まりの無人島タスクをこなす。
脱出の手掛かりは得られず、疲れ切った彼はいつしか眠りにつく。
夜、目覚めた彼の目前には煌々と輝くファーストフード店「マニーズ」が。
呆然としながら中に入ると、
「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」
テイラーという名札を付けたスタッフが、今までの日常と変わらない気安さで出迎えてくれた。。。
キャラクターのグラフィックはひどいけど(計算?)、ストーリーはなかなか。
シナリオがけっこうカッコイイんだよね。映画化したらヒットしそう。

「ヤバい住人さん」
マンションのエレベーターに注目したゲーム。
主人公は幼稚園に通う女の子を連れたママ(以後「母子」と呼ぶ)。
乗る前にモニターで中を見られるところがポイント。
監視室から見えるような画面が見られるのですが、今はそんなエレベーターがあるんですかね。
しかしこのモニターは映像的怖さを倍増させるツールとして使ってるだけで
乗る側の防御としてまったく役立っていないのが引っかかる。
ヤバそうな人が乗ってるとわかってても母子はぜんぜん回避しないし、ヤバくてもだいたいそのまま乗っていくので「バカなの?」と思ってしまう。
実況を見ただけだと作品としてだいぶ未消化な感じがする。
いろんなヤバい種がばら撒かれてるものの、ほとんどが回収されずに終わるっぽい。
私の気になる点と考察。
※思いっきりネタバレなのでご注意下さい。
順番に意味はありません。前後しているものもありますが、補完しつつ読んでください。読みたくない人は飛ばしてください。
一度しか見ていないので諸々間違ってる可能性ありますが、おおまかは合ってるので大した影響ありません(そうか?)。

①父親はどこにいる?
幼稚園の通園時間から始まるゲームなので、父親は仕事に出てしまった後なのかもしれないけど不自然なんだよね。
母のモノローグにもまったく出てこないし、存在感皆無。
ただの母子家庭とも考えられるが、故意にゲーム内での存在を消されている気配がする。
②増えていく娘のキズ
スッキリした回答はないまま。
母の記憶が飛ぶという設定が出て来るので、他者による暴力を連想させる。
ただ、加害者が母親本人なのか描写されない父親によるものなのか、それ以外の人物なのかがわからない。
父親が暴力をふるっていると仮定するとモノローグで母が父親に触れない理由もわかるし、「偽りの幸せ」の内容もわかる。しかし。。。
③人形、拾う?
母子が「拾った」と名言されていることで、この家庭があまり裕福でないこと、母親がきれいごとで生きる「良識的な人物」ではないことがわかる。
④最終日「偽りの幸せ」とは?
意味深な母親のモノローグ回収されず。
⑤疲弊する女子高生
母子にもハッキリわかるほど疲労困憊し、「疲れている」と語る。
子供の扱い(「面倒な人物の扱い」?)に慣れている、という発言も何かの伏線か?
最後にパーカーの男が後ろに貼り付いていたことも気になる。
⑥白衣の女
この人はあからさまにおかしいし、要注意人物であることに間違いない。
ただ発言は率直で、それなりの説得力もある。
言っていることは事実と考えられる。
⑦パーカーの男
現代的な若年層の男性に見える。不愛想なタイプね。
ただ、対面での会話がないので男性であると断定できない。
女子高生以外(女子高生と同時に現れているため)の誰かの変装である可能性がある。
⑧スーツの男
詳しい描写は控えますが、明らかな危険人物。
少なく見積もっても「不審者」だよね。
なのに母子は少しも動ずる様子がなく、エレベーターにも同乗する。
しかし誰かと同乗したら必ず描かれるエレベーター内での会話は省略される。キーになるイベント。
⑩スエットのおばあちゃん
出会い頭に母子にクレームを突きつけ、「やっぱりこの母子はおかしかったんだ」と思わせる役割を担う。
おばあちゃんの言う日常的な騒音→子供のキズと符合する。
おばあちゃんが去った後の娘の発言がなかなか好戦的。
まあ私はあれぐらい普通に言ってるけどね。
高齢者がスエット姿で外出するという時点で、このマンションの住人の民度が低いことがわかります。
うちもたいがい貧民窟ですが、おばあちゃんたちはスエットでは出掛けません。ださいホームワンピースなどを着ています。
⑪おばちゃんと男の子
最初に乗り合わせた住人。
顔見知りのおばちゃんと、その横で怯える男の子。
彼は朝なかなかテレビの前から離れず、家を出たがらない=幼稚園に行きたがらないとおばちゃんは嘆きますが、実は「エレベーターがイヤ」なだけでした。
そしてラストで「なぜイヤなのか」の答え合わせが来ます。

母子にはいろんな霊がとりついていて、男の子にはその恐ろしい光景が見えてしまうからです。

ただ、彼は母子のことがイヤなのではなくて「エレベーターが」イヤと言っているので、乗り合わせる住人達それぞれにただならぬものが憑いているのが見えて、それゆえにイヤなのだと思います。
つまり、ヤバいのは乗って来る住人ほぼ全員でしょうね。
ここまではすんなり推察できます。
で、私なりに整理して考えてみた「それ以上」のこと。

★娘は虐待を受けている
ケガは幼稚園でのイジメかと思ったけど、その要素は感じ取れないので家庭内。
母親は意識障害で忘却しており、娘はストックホルム症候群。
不注意によるケガではなく虐待と考える理由は娘が病んでいるため。
★人形は女子高生が捨てたもの?
★女子高生はパーカー男に軟禁されている?
パーカー男は女子高生の後ろに張りついてスカートの中を盗撮している?
あの後、学校までストーキング?
★白衣の女はただの病人と考えます。なぜ病んだのか?
★パーカーは女の可能性。
出てきてない住人の変装?
白衣の女の一人二役だったら驚くけど違うと思う。
女子高生が実は双子で、二人であることを知られたくなくて、もう片方は変装して暮らしている?
このへんテキトー言ってます(笑)
★スーツの男は死んでいる(あれで生きてたら怖い)
★スーツの男は母子に見えていない。
見えてないから怖くないし、迷うことなくエレベーターに乗るし、当然ながら会話もしない。
(おばちゃんと一緒に乗って来る男の子には見えてる)
★スーツの男は母子の顔見知りである。
父親か、母の恋人など。
だから男は嬉しそうに「こんにちは!」と言う。
★スエット婆さんの発言が事実かどうかわからないけど、部屋の号数を確認していたので出まかせではなさそう。

「コンビニの常連さん」
怪しい人は1人だけなので事件を回避できそうなのにできない。
若い女の子のアルバイトと常連のオッサンとくればストーカーものに決まっていて、実際そのとおり。
ストーリーもオーソドックスで、さほど意外な展開は出てこない。
何も起こらないエンディングがあってもよかったような?
作者の一作目ということで注目された模様。
常連さんを信じたい主人公のピュアさで好感度が高いのでしょうか。
あとアレだ、店長のイケメン度?(笑)
もやもやはだいたいスッキリしますので、その点は良いです。

「かして。」
図々しくいろんなものを借りに来る隣人。
イヤなのになぜか貸してしまう、という設定で「なぜ」は回収されないまま。
子供が隣人に洗脳される過程もよくわからない。
おばさんに惚れちゃったの?(・_・;)
何かの因縁なのか、スーパーパワーによるものなのか、、、ハッキリしないのでもやもやする。

「無人島」
さすがの名作。2019年のゲームですが楽しめました。
入力タイプというのがおもしろいし、ストーリーもさまざまで楽しかった。
もう少しグラフィックがハデでもいいのかもしれませんが、かまいたちシリーズを思わせるクラシックスタイルで気に入っています。

以上6作品のうち、いちばんおもしろかったのは無人島。
次が8番出口、マーニーズ。










つらい毎日の記録