見つかって1年半

突然雇い主から電話があり、パート先(乳腺クリニック)に呼び出されたのが1年半前。

「先日の右乳房の針生検の結果が悪性でした」という話だった。

ホルモン依存性やHER2等を調べる免疫染色が追加になった段階での、あまりにもあっけない告知。

前年同じ部位で細胞診していたので、「まさか」という思いと「とうとう」という思いと。

マンモではわからず、エコーだけの話なので、サイズも小さく自覚症状も無い。

なのに突然[がん患者]となり、病院や手術法の選択を迫られた。


それからもがいてきた。

2022年11月に浸潤性小葉癌で右乳房全摘(ルミナルA)。翌月からホルモン治療(タモキシフェン)開始。

2023年2月から仕事復帰(短時間勤務から)。

ホルモン剤の副作用に慣れてきた2023年5月に受けた健康診断で、甲状腺のしこりを指摘された。

雇い主に相談し、甲状腺専門病院を受診。

2023年7月に乳頭癌で甲状腺左葉切除。

2023年10月から仕事復帰。


2箇所目のがんが見つかった時には、かなり落ち込んだ。

早く見つけてもらったのは、ラッキーだったんだけど。

友達に話を聞いてもらった。


先日大学病院で血液とマンモ、CT検査を術後初めて受けた。家族の前では平気な顔を装ってはいたが、「良くない結果だったら…」と前の日不安だった。

当日は雨だったので、いかに家事を早く片付けて家を出るか、に全集中した。

血液とマンモの結果は異常無しで、CTについては連絡無いから、問題無かったのかなぁ?

次回5月は処方のみ。
次の次の8月にホルモン値測定と処方。

そして4月には甲状腺の経過観察(多分次は半年後)。

これらの他に、内科、胃腸科、眼科、整形外科、歯科とあちこち行かないと。忙しい。

それなりに日常生活を送って、家事もパート勤務も出来てるから、良いとしなきゃね。


家族は私が[がん患者]という事を頭の片隅に追いやっている感じ。 

かと言って、病人扱いされるのも嫌だけど。我ながら難しい。


大抵の家事を私がするのは、リハビリだと思っていないかい?

いつも当たり前に私が出来る訳じゃ無いよ。

無償の労働力じゃないよ。

3食掃除洗濯付き?

そうやってほぼワンオペだから、私が入院すると困るよね。

私は「頑張りすぎないこと」を頑張るようにするよ。

連休だと尚更、私だけ家事やってる感が強くて嫌。
用事が無いのに人混みに出て行くのも嫌。
観たい録画も好きに観られるのは、みんなが起きる前だけ。


あぁ、早く1人の時間が欲しいなぁ。

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