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"特別展アリス"の話


「会期まだまだあるから大丈夫っしょ〜」
と余裕ぶっこいていたら、いつのまにか終盤に!(あるある)
たまたま休日に近くまで行く用事があったので、思い付いてエイヤッ!と観に行った。当日券チケット値段見ずに買ったら意外と良いお値段してビビった〜笑


入場前にここで写真を撮る人多数。

みんな大好き不思議の国のアリス♡
誰しも一度はハマったことがあるのでは。
私は特に中学生ぐらいのときにアリスブームだったねぇ。ちょうどゴスロリが流行った時代だし(ロリィタとアリスは切っても切れない関係)。
英語の教材という名目で洋書を買ってもらったりしてた。自由研究的な授業の題材に絶滅動物ドードーを選んだのもアリスの影響(ぇ)
あと海洋堂のフィギュアも集めてた!

前半は不思議の国のアリスの成り立ちや、時代背景なんかの歴史を辿り、後半はアリスを題材にしたいろーーんな作品の紹介。

ルイス・キャロルっておじさんがアリスっていう少女のために作った物語っていうのは知っていたんだけど、ただのロ●コンおじさんだと勝手に思ってた、ごめんww
このおじさん(本業は数学者。ルイス・キャロルはペンネーム)、なかなか多才な方だったようで、言葉選びや挿絵の絵柄も、すごく戦略的に作られた物語なんだと。
主人公のモデルになった少女が大人になってからも手紙のやりとりがあったとか、なんだか心温まるエピソードも。

ブレ気味ですが。
こんなん今売っててもめちゃ良いよね~

そんな感じでおじさんの創造力を持ってして子どもの想像力を無限に広げまくる!&当時のカルチャーや政治、産業などを盛り込んでひねくれ気味に風刺するというコンセプトのもと作られた物語なので、不思議の国のアリスってものはとにかくアーティストの心を鷲掴みする!
ほんとーーにたっくさんのアーティストによって題材にされてきたんだなぁというのがよくわかった。お腹いっぱい。

日本人アーティストの作品ももちろん多数。

金子國義のアリスが見れたのが胸アツ!このなんだかちょっとセクシーでお耽美な感じがたまらないのよ〜

映画作品も各々の個性があふれていて面白い。

映像作品で個人的にいちばん好きなのはシュヴァンクマイエルのALICE!
最高。

このプロジェクションマッピングコーナーは映像変化を待ち構える人々で大混雑。

あと、物販がめちゃくちゃ激アツで、とにかく全てのグッズがとてもかわいかった…!
アリスは元々モチーフとして好きなので贔屓目に見てしまうこともあるけど、そうじゃなくてもグッズの空気感?世界観がすごく良かった!大人が欲しくなるような。
最後まで悩んで図録は買わなかったけど(重いし)、ポストカードは7枚買った。一つの展示で買った枚数の新記録かも。(グッズはよく考えてむやみに買わないように気をつけてるけどポストカードは買ってもいい自分ルール)

ジョゼフ・マクヒューのこのサイケな感じ、とても素敵~!

大人になっても想像力を抑える必要はないし、想像する力を最大限に発揮すればいくつになってもアリスになれるんだよ!って鼻息荒く語ってしまうぐらい面白くて、ボリュームのある展示でした。


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