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ゴルチエ 『ファッション・フリーク・ショー』の話

ミュージカルとか人に誘われて行く程度でそんなに頻繁に観に行かないけど、これはファッションを題材にしてるから見逃せなかった!

Jean Paul GAULTIER 『FASHION FREAK SHOW』

世界的ファッションデザイナーのジャンポール・ゴルチエの半生を題材にしたミュージカルショー。実際のオートクチュールコレクションの衣装を着用してるらしい!そのワードだけで否が応でも高まる期待!

前日の大雨が通り過ぎ、晴れ間が覗く渋谷の上空より。


来場者はバチバチにおしゃれしてる人(意外と少数)から、老若男女さまざま。意外と年配の方も多かったな。
私はボーダーT (ゴルチエのトレードマークでリスペクトの気持ち)で参戦したけど、中途半端でちょっと恥ずかしかったわ笑

フォトスポットには長蛇の列ができてた(ので脇からすかさず撮影w)
オシャレピーポーはここで撮影するのがセオリー。


内容はファッションと音楽を通したカルチャーの歴史を50年くらいをギュッと凝縮した感じ!メッセージ性が強いショーだったなという感想。
80s中心の音楽もパーティー感がすごくてノリノリで楽しめた!

冒頭のテディベアで一気に心掴まれたー!!
これマスコットとかのグッズあったらめちゃくちゃ売れると思うんだけどな〜。グッズ作ってる中の人たち、見ていたらうちの会社で作りませんか?笑

コーンブラベア(イメージで作製)

舞台装置、客席までめいっぱい使った演出、歌、音楽、ライブ?ミュージカル?!そしてファッションショー!
次から次へ出てくるすんごい服たち。
それを纏って素晴らしいパフォーマンスを惜しげもなく見せてくれる。
なんて贅沢!
オートクチュールの服であんなアクロバティックな激しい動きができるってのもすごい!

オペラグラス持ってって良かった〜。でも夢中で覗いている間にも舞台上の演出はすごいスピードでくるくる変わっていくから、オペラグラスを覗いたり下ろしたり、あっちを見てこっちを見てめちゃくちゃ忙しかったけどね笑

絵を描くことで存在を見出した子供の頃のエピソードや、
最愛の恋人とのつながりを表現するニコイチの服。。。
さすがの魅せ方。その時の心情を衣装で表現するのやっぱりピカイチだなと。


この日はスペシャルゲストで城田優さんが出演していた。この方は本当に舞台映えするねぇ〜。大阪公演はナジャ・グランディーバさんが出演するらしい!そっちも観てみたい!!

海外のショーらしい派手派手でハッピーな空気が最高!
本人も日本には特別な思いがあると言っていたけど(ゴルチエの世界的活躍にはオンワード樫山の協力が非常に大きいと言われている)、日本で公演してくれて本当にありがとう!って気持ち。

好きなことをみつけること
自分の信念を貫くこと
自分の身を守ること
ファッションは表面ではなく内面
美しさの基準は他人が決めるものではない
みんな違ってみんな良い
表現すること 自分を解き放つこと
Have fun! be free!

数々のメッセージに勇気づけられた。

学校の先生みたいなこと言ってるけど、実際そういうポジションでもあるし(ゴルチエ氏の元で修行し〜っていうフレーズ死ぬほど聞いてきた)
こういう思いは次世代にじゃんじゃん伝えていきたいよね。

面白い!楽しい!感動!そして改めて色んなことを考えさせてくれる。
観終わったあと、気持ちも晴れ晴れ。とにかく元気をもらえた。
エンターテインメントってこういうものなんだよなぁ〜!
観に行って良かった♪

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