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映画フレンチ・ディスパッチの話

平日休みが取れたので、ここぞとばかりに午前中の映画館に駆け込んで観てきたのは、楽しみにしていたこれ。

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私がウェス・アンダーソンの映画を観るときは、「雰囲気を楽しむ」っていう感覚が強い。

独特のくすんでいるのにカラフルな色味も見ていて目に心地良いし、
職業柄?性格的に?とにかく左右対照のぴしっとした画面の構図が気持ち良くてたまらない!
建物やちょっとした小道具の配置とか。
もちろんおなじみの俳優の動きや表情も絶妙で、ユーモアのある表現を存分に散りばめて作り込まれた世界観に毎度酔いしれてしまう。

そんな感じだから正直言うとストーリーとかはどうでもいいんだけど(爆)
それでも見終わったあとなんとなく心がぽわーんとあったかくなって余韻が後を引く。謎の多幸感でふわふわ。

好きだったのはやっぱり画家のやつかなぁ。
料理人のやつも好き。

映像と音楽のレトロなパリ感が、昨今忘れかけていたちょっとした旅のわくわく感も思い出させてくれる映画だった。

過剰に泣かせたり、ド派手な3Dやアクションでアピールしてくる映画に疲れた人は観てみてほしい。

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