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「#マンガ感想文」マンガ「恋は雨上がりのように」ネタバレなしで魅力を伝えるぞ

「恋は雨上がりのように」さー褒めまくるぞー。

揺れモノに弱いらしい。
男はどうも揺れているものに目が行ってしまうらしい。

それは太古に狩りをしていたDNAの記憶からくるのだそうだ。
つい動くものを追いかけてしまうらしい。
うーむ、、、確かにわかるぞー、その感覚。

今回マンガのレビューなので、当然動いているモノはないはずだが、、、否!
動いているのだ!ヒロインの髪が!

なびいているのだ!風に!
跳ねているのだ!ポニーテールが!
濡れているのだ!キューティクルストレートヘアが!
その躍動感と精緻な描き込みが素晴らしい!

髪の描写だけでも一見の価値ありである。

女性の髪とはかくも美しいものであったか!
まさか動いていないマンガの絵から改めてそれを教えてもらうとは思わなんだ。

しかし、魅力は無論それだけではない。

概要を述べる。
17歳クールビューティ女子高生が45歳のさえないオッサンに恋をする話である。
実に「にがずっぱい」のだ。

甘酸っぱいというよりは苦味も感じる不思議な感覚だ。

苦味成分を感じたのは恐らく私がオッサンだからだろう。
それは致し方ない。

そんなことより兎に角ヒロインの描写とキャラ設定である。
猫目でスレンダーなクールビューティ女子高生のツンデレとかもう完全にオッサンを殺しにきている。

私も瞬殺された。
ダメだよ。そんなことしちゃ。
ツンデレはダメだって。

一体いくつのフィニッシュブローコンビネーションを打ち込んでくるのだ。

すぐダウンしちゃったよ。

ま、なるよね。

話の展開も続きが気になって気になってどうにも止まらないよね。

チクショー!なんなんだよ!
オッサンなのに恋愛マンガにがっつくなんて!

いや、待てよ。逆か。

オッサンだからこそこのマンガにグッときてしまったのか。

そうか。

オッサンこそ、このマンガを読むべきだ。

読み進めていくに従い上記のような心情変化を起こすであろう。

失ってしまったものと失ってないものを思い出すことが出来るだろう。

そして素晴らしいラスト。
ラストには苦味成分が僅かに抜けた心地よい後味を噛み締めているであろう。

兎にも角にも「恋は雨上がりのように」激賞に値するマンガである。







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