見出し画像

【登って】アフリカ大陸最高峰、キリマンジャロへの冒険(登頂編)

キリマンジャロ登山の登頂編です〜。
Day4までの前編は、こちらからどうぞ!長文ですw

後編はアタックキャンプへ向かうところから、山頂アタック、下山を綴ろうと思います!

後編も登山日記をスマホに残していたので、それをなるべくそのまま載せます。


Day5 カランゴキャンプ〜バラフキャンプ


ついに、アタックキャンプであるBarafuCampへ向かう。標高4600mに位置するのでキャップ地で呼吸には意識しました。キャップまでの道のりは、乾燥地帯を歩きます。キリマンジャロが目前に迫って、いよいよだなという気分になる。

ダイアモックスを飲んだが夜のトイレは1回だけだった。
おかげで登山中では、いちばんの睡眠だった。

血中酸素も85、6で安定してる。

朝ごはんを食べて8時45分にはアタックキャンプであるバラフキャンプへ出発。標高差600m程度の行程。

相変わらずポーターは心強い!
登山道の先の尾根上がアタックキャンプ地

疲労はあるけど呼吸を意識すれば、体は動く。水分を意図的にとりながら
ちなみに、昨日、もらった水は若干、、味が微妙だったのでお湯をのんだ。
(※後にわかったのだが、冷水は煮沸したお湯を冷ましたわけではなく、そのままの水だったらしい(苦笑))

近くなってきた!キリマンジャロ山頂!

順調に進み、予定では3〜4時間のところを2.5時間で到着。バラフキャンプは今日アタックしてる人のテントなどでテントが多い

ガイド3人と僕らでバラフキャンプ到着!
バラフキャンプ

ポーターがまだ着いてないので食事テントでティータイム。マンゴージュースが美味い

このジュース美味しかった

昼食を食べて5時の夕食までは、アタック装備の準備と休息
パイナップルが美味い!
この標高だとトイレに行って戻るのも呼吸が大事、一歩一歩ゆっくり モジャモジャ ポレポレ

Day6 バラフキャンプ〜ウフルピーク〜ムウェカキャンプ

遂に、アフリカ大陸キリマンジャロのウフルピークアタックの日。天気はよかったが風が強く、予想以上に厳しい登山だった。行動時間も15時間ぐらい。

前日は、昼ごろバラフキャンプ(4600m)に到着。17時には夕食を食べて、寝る。

23時に起床。0時にアタック開始
紅茶とビスケットを食べる
キャンプ地は風もあまり無い、穏やか

ウェア類は、アイスブレーカーのタイツ、山と道のDW5ポケットパンツ、山と道ULレインパンツ、ACLIMAのウールネット、ACLIMAのWarmWool Crew Neck、TBのSub Jacket、TBのオーバーフーディー、

ほぼバックカントリースキーと同じ(ハードシェルはなし)

水は1.5Lぐらい。

アタック日だけ、シューズもスポルティバのトランゴGTXに変更。

まずは5720mのステラポイントまで5時間ぐらいでのぼる。

Photo by Tachimoto-san

その後、稜線を歩いてウフルピークまで1時間の道のり、他のパーティもチラホラスタートしてる。僕らは出発は早い方。長い登りで辛い。登るにつれて、風が強くなり、体感温度も低くなる。おそらく-10℃から-15℃

手が冷え切ってオーバーフーディーのポケットに手を入れる。やっぱりグローブ装備はあまかった。

ゆっくり登るが、ヨーロッパパーティを何チームもオーバーテイク。

これが辛い、体力を消耗する。そして、暗闇で後どのくらいでステラポイントに到達するかわからない。(ただ結果的に、このオーバーテイクはよかった)

岩、ガレ場、砂利と道の様子はかわる

この辺りから座り込んだりする人も多くなる。5000mこえるとほぼ全ての人に影響がある

山の稜線の影と夜空の境目が近くなり、ステラポイント5720mに到着。感動してみんなで抱き合う。とにかく長い登りで辛い。まだ山頂じゃないけど(笑)

ここでリタイヤする人も多いらしい。ここでさらに風がつよくなる。というかもろに受ける。

ここらか稜線をピーク目指して歩く。が、一歩が恐ろしく重い、高所ではこんなに辛いのかと実感した。

Photo by Tachimoto-san
Photo by Tachimoto-san

ガイドのアシムに励まされながら、一歩一歩進む。

右には年々減少してる氷河、左はクレーター

山頂付近の氷河
クレーター(火山火口)

そして太陽が上がってきてる。素晴らしい世界!すごい場所に到達してることを実感する。

山頂付近からの眺め!太陽がありがたい!

AM6:20ぐらい?ついにアフリカ大陸最高峰キリマンジャロ山頂ウフルピークに登頂!!やった!!!!倒れ込むようにみんなで抱き合う。
まだ人が少なく、みんなで写真撮る。

キリマンジャロ・ウフルピーク5895m
夫婦で登頂したぜ!!!

しかし、疲れた、マジで疲れた!でも景色は素晴らしい!!空も大地も空気も!高所でしかも風が強く、高山病と低体温を嫌ってメインガイドのマイケルが下山を促す。

写真をとりながら下山開始、登ってくるパーティと会話しながら挨拶しながらステラポイントへ。まだ強風だった

ここからは高度を下げるため早めの行動。途中、富士山の須走のような道も挟んで、無事にアタックキャンプに到着。AM8:45

ポーター全員がお祝い歌とダンスで迎えてくれる。僕らも踊る。最高の時、でもここは標高4600m(笑)
ほんと、ポーターのみなさんのホスピタリティには頭が下がる。

みんなダンスでお祝いしてくれた

ジュースで乾杯!興奮冷めやまないこの時を楽しみながら、しばし休憩。

11時に昼食だが、疲労からか昼食は、ほぼ食べれなかった。代わりに、日本から持ってきたマグオンと、ゼリーを食べた。次のキャンプまでいけるのか不安。

12時にムエカキャンプに向けて出発。約4時間。今日は本当に長い。3100mまで降りる。

不思議とザックを背負ったら体が動いた

乾燥地帯から木々が育つ標高へ

途中に遺体を運ぶ一輪担架のようなもがあったり、、、

PM3:30ぐらいにムエカキャンプ到着。振り返ると遠くにキリマンジャロが、今日1日でこんなに移動したのか!!

ムウェカキャンプ

長い1日だったけど、山頂に立てた喜びがジワジワと込み上げてくる。

この日の登頂率は60%程度だったとのこと。

Day7 ムウェカキャンプ〜ムウェカゲート

長かったキリマンジャロ登山も最終日。この日は、標高3100から標高1800のムウェカゲートまでの下山ロード。もう熱帯エリアであり、ただくだるだけ。

ありがとうキリマンジャロ

熱帯雨林地帯をあるく。ハイキング。

のんびり下山

動物もちらほら(笑)みえますかね?

猿かな

ところどころにこの一輪車が置いてある。人を運ぶようらしい。また担いであげてるということは、使ったということか・・・。

人を運ぶよう一輪車

さぁーー!!ゴールであるムウェカゲートが見えてきた!!

ゴールが見えてきた!
やったー!
みんなでゴール!!
ムウェカゲート

登頂証明書をメインガイドのマイケルから受け取る!

ありがとう!

こうして無事に7日間のキリマンジャロ登山を終えました。ほんと全員で登頂できたことが一番の喜びです。

まとめ

初の海外遠征登山は、最高な仲間、最高な現地ガイドとポーター、コックに助けられて、最高な山行になりました!!

キリマンジャロは行程中、テクニカルなゾーンはありませんが、やはり普段と違う環境に長期滞在すること、食事、寝る場所、気候、トイレ、このあたりが体力と同時に適応できることが重要だなと感じました。

まぁまぁ、僕は大丈夫でした(笑)特に食事は問題なく食べられたのが大きいですね。

また、海外遠征登山に行きたいなぁと思ってます!

YAMAPのログはこちらです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

※もし、キリマンジャロ登山に挑戦される方がいたら、経験をお伝えできるかもしれません。お気軽にメッセージを〜!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?