文化庁は文化を殺すな

「表現の自由」を弾圧するな!みんなで声を上げよう

あいちトリエンナーレの補助金を交付しないと文化庁が決めた件。

いま私が思っているのは、あの8月はじめの河村市長のケチな妄言からはじまった小さな騒動を、これほどまでに将来に禍根を残すに違いない深刻な弾圧事案に成長させてしまったのは、私を含めたほとんどすべての日本人が、実にどうしようもないチキンだったからだということだ。
反省せねばならない。

今からでも、大騒ぎしましょう。
主権者は国民です。政府じゃない。

これは、右翼だの左翼だの、政治的主義主張は関係ありません。
「表現の自由」の弾圧は憲法違反であり、独裁政治のやることだからです。
日本がこれからも、法治国家で民主主義で政治をしていく国でありたいなら、全ての人が抗議すべき問題です。

投票でも、署名運動でも、デモでも、SNSでの意見発信でも、なんでもできることはやっていきましょう。
微力だけど無力じゃない。民主主義を諦めてはいけません。

ここまできても、なお無言を貫くこと、アクションを起こさずにいることは、イジメが起きているのを黙って見過ごしているうちに被害者が亡くなってしまうという悲惨な結果を招くのと同じです。それは国家レベルに拡大するとホロコーストのようなことになります。
立場を曖昧にすることは結果的に加害者に加担することになる。

現に、映画『宮本から君へ』は助成が取り消しになりました。表向きの利用としては、出演者のピエール瀧が麻薬取締法違反で有罪判決を受けたことで、「国が薬物使用を容認するようなメッセージを発信することになりかねない」ということになっていますが、だったら音楽の教科書にビート留守の曲を載せることも、学校の合唱コンクールでマッキーの作った「世界に一つだけの花」を歌うのももうやめた方がいいでしょう。ついでにキャリア官僚が覚せい剤を使用して有罪判決を受けていますから、文科省も解体した方がいいでしょう。

本当の理由は反政府的な映画『新聞記者』と同じプロデューサーの映画だったからではないのですか?

また、川崎市の映画祭では、従軍慰安婦をテーマにしたドキュメンタリー映画『主戦場』が上映中止になり、物議をかもしています。

政府が「やるな」と言ったわけではなくても、みんな忖度して自主規制し始めてしまっているのです。忖度しなければ訴訟やテロ予告などを起こされるからです。だからこそ、市民ひとりひとりが声を上げなければいけません。ここで声を上げなければ、映画も、漫画も、音楽フェスも、みんな自由じゃなくなります。

とりあえず、ポチッとするだけでできる署名はこちら。

▼文化庁は「あいちトリエンナーレ2019」に対する補助金交付中止を撤回してください。

また、こちらも会員でなくても賛同できます。

▼【賛同者募集中】文化庁「あいちトリエンナーレ2019」への補助金不交付(2019年9月26日発表)に対する抗議文を送付しました

微力だけど無力じゃない。主権者は国民です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?