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納戸生活を始めてみました

納戸生活を始めた。
これが思っていたより快適だったので日々のことを綴ってみることにした。

きっかけはこんな感じ。
少し前に遡る。
私は夫と二人で住んでいる。
夫が在宅勤務になり、仕事部屋が必要になった。
うちの構造は1LDK+納戸だ。
さて、どこに仕事部屋を設置しようか。
1つの部屋は寝室として使用している。
7畳程でベッドを置いたら机を置くスペースは無い。
リビングの一角か、納戸かと言う話が出た。

「納戸でもいいよ」と夫は言った。
しっかり部屋として構築したいので寝室も分ける話も出た。
うーん、一家の大黒柱が納戸で生活ってちょっと違うよなあ。
リビングの一角を使用することになった。
しばらくそれでやってみた。

私はダイニングやキッチンにいることが多い。
リビングとダイニング、キッチンは一続きで約9畳程、正直狭い。
この一角に仕事スペースを無理やり作ったことで、
夫が仕事をしている時は、あまり物音を立てないようにすることが増えた。
なんとなくお互いがピリリとした空気になっているのを感じた。

「やっぱり分けたい」そんな言葉が出た。
まあ、仕方ないね。仕事に影響したら困るもんね。
じゃあ、どう分けるか。話し合いをした。
しばらく生活そのものを分けることにした。
夫が、今寝室にしている部屋を使うことになった。

生活を分けるとして、私のベッドはどこに置くよ。
リビングには入りきらない。
入ってもリビングにベッドとか嫌だし。
そこで納戸を測る。ギリギリ入ることが分かった。
納戸にベッドかあ。正直気乗りはしない。
何が悲しゅうて納戸で寝なきゃあかんのよ。
しかも納戸にはたくさん物が入っている。
これをあらかた出さないとベッドは入らない。

大がかりな模様替えが始まった。
リビングに構築していた夫の仕事スペースの解体と寝室での構築(夫担当)。
仕事スペース以外の片付けと、納戸の物のリビングへの移動(私担当)。
ベッドはドアを通らないので半分解体し移動(二人で担当)。
納戸に物が置けないので、今度はリビングの一角が私のクローゼット兼物置などのスペースとしても使うことになった。
移動完了。はあ、疲れた。

そして納戸で寝る生活が始まった。
納戸には窓が無いので電気を消すと真っ暗。
朝になっても光は一筋も差さない。
でもこれが良かった。
今までの寝室は下が少し短いカーテンの隙間から朝日が眩しかった。
中々寝付けなくて朝方にまどろむことも多かったので、眩しいのは少ししんどかった。

もう一つ良かったことがあった。
それは起きている時間、日中のことだ。
寝室のドアを閉めればほとんど音は聞こえない。
つまりは、私が物音を立てても仕事をしている夫に迷惑が掛からないってこと。
さらには、私がキッチンで作業をしたり、ダイニングでテレビを見たり、音楽を流しても大丈夫ってこと。
あれ、意外と快適なんじゃ?

納戸で寝るってどうなのよって思っていたけど、寝る直前まで電気つけて本読んだりできるのもいい。
なんとなく秘密基地っぽい空間演出もあって楽しい。
後は、エアコンが無くて、夫の小さい卓上扇風機を借りている状態なので、そこは今後の課題。
まだ、リビングに移動したものがごちゃついているのでそれも課題。
これも納戸にあるより、リビングに移動したことで私の持ち物が可視化されて整理しようって思えてる。
意外といい傾向なんでないかい?
なにはともあれ納戸生活始めてみて約10日経過。
思ったよりずっと快適で、楽しんでいる自分がいる。

色々物を動かしたことで、気持ちも整理された。
そして課題も見えた。
これからこの課題に向き合っていこうと思う。

このマガジンは、そんな日々を綴って記録していく用として立ち上げました。



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