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北海道一周旅<DAY5>釧路

<DAY5>釧路-祭をかぶりつきで観たいんですよ-

今日はこの旅初の300km超え、時間にすると4時間くらい?となる長距離移動日。白老から釧路まで向かいます。

だって夏の釧路を知る人は常日頃から「避暑は釧路!釧路へ行け!」て叫んでるじゃないですか。「なに?桜木先生(ドラゴン桜)?そんなに?」て思ってたけど今ならわかる、とにかく少しでも涼しい所で避暑りたい。

あと釧路はあの漫画ゆかりの地も沢山あるしね、しかもこの時期このエリアじゃないと食べられない花咲ガニやトキシラズや灯台つぶ貝もある。


当初は「釧路へ行くなら途中で帯広にも立ち寄れば、好きすぎてお取り寄せしてるチーズ工房(例の映画のロケ地)へも行けるかも?」とバンザイしてたんですけど、識者に聞いたら「工房まで駅から車で40分くらいかかりますよ?」と言われたのでそれは聞かなかったことにしました。映画では5分かそこらで帯広から富良野や美瑛や旭川や函館まで行き来してたのにおかしいな。

ここ直進したら工房(山越えた辺り)な道を車内から激写

という訳で今回は寄り道せず白老-釧路直行ルートにして宿をチェックアウト、白老のうまパン屋さんにて焼き立てに次ぐ焼き立てのうまパン達を端からかっさらい、南千歳で特急おおぞらに乗り換えます。

今回の旅はこのような長距離移動がそこそこあったのだけど、録画消化してるだけでも時間が足りないくらいで(旅とはレコーダー容量との戦いでもあるので、全録とは別に個別録画している番組達をタブレットに飛ばして視聴して消してゆかないと大変な事になる)、あと列車の揺れがすごすぎてちょっとした4D上映状態だったので、コーンを床にぶちまけないよう今までにない緊張感でパンを食べたし、持参したエア枕がなかったら完全に首やられてた、危なかった。

ぎっしりコーンパン&あつあつチーズフォンデュパン

列車は苫小牧、(新)夕張、トマム、帯広、白糠と海ゆかば山ゆかば踊るかばねでついに終着釧路、駅を出た瞬間から自然のミスト効果(霧雨)で「超すずしい!ここにきて初めて北海道感じてる!これこれ~!」とガッツポーズ。「釧路に来てください、本物の避暑というものをお見せしますよ」って山岡さん(美味しんぼ)も言ってた気もするけどホントだったわー。

そして釧路に着いたらまず食べたかったくしろ丹頂市場(内のラーメン屋)に転がり込んだものの、既にのれんが下ろされており…DASHのラーメン回で松兄が魚醤を提供してもらったお店だよ…カキラーメンをエビ醤こってり太麺固めおにぎり付きで食べたかった…

しかも市場自体がもう終業に差し掛かっていたので、慌てて花咲ガニだけ実家に送って(集荷に来たクロネコマンに真後ろ仁王立ちされるという牛丼屋状態で伝票書かされた)市場を追い出されました。

到着直後にまたお逢いしましょうって言われて笑った
明日の開店時間聞いたら明日は定休日って言われて泣いた

とりあえず宿に荷物を置いて外へ繰り出したものの、釧路市博物館に行こうにも着いた途端閉館しそうな時間だし、今から釧路湿原行ったら120%遭難するし、夕日どころか霧深い曇天で寒いくらいだし、とはいえおゆはんにはまだ早いし…とぶらぶら当を付けてたお店パトロールをするも、ほとんどのお店が定休日か開店前か満席か入ったら帰れる気がしないか(飲んじゃうから)で八方塞がり状態。あと人が全然歩いていない、土曜の繁華街なのに?でかでかモールですらぜーんぜん人がいなくて心配になった。

ハーフセットあったら即決したんだけどなー
泣きながら本店も行ったけどそっちは予約満席だった
魅力的すぎたけど足を踏み入れたら負けと日和った横丁
店名に一瞬吸い寄せられたけど心を鬼にしてやめた

しかし釧路で絶対にテイクアウトするつもりだったさんまんまだけは死守せねば!と志高く魚政本店へ。数年前に某百貨店の北海道展で運命的な出会いをしたさんまんま。もちもち炊き込みごはんに大葉を敷いて、その上にさんまをドーン!して両面を炭火でこんがり焼いてあるんだけど、あまりに美味しいからこっちで買える時は毎回必ず買ってて。

その愛するさんまんまが本場なら作りたてをイートインできるんです!?しかもイートイン限定のつみれ汁まで!?やった~~~~~本店で食べるの夢だったんです~~~~~!と閉店間際なのに面倒くさいオーダーしちゃって、大将本当にすみませんでした超おいしかったです。

さんまんまは全国の物産展や通販でも買えるよ!
これは港まつり会場に出張してたさんまんま即売会
イートイン限定のつみれ汁の温かさと優しさがしみ渡る

そしてお片付けしてる大将から釧路もこの週末は港まつり絶賛開催中!という噂を聞きつけ「いか踊りの悪夢ふたたび?釧路だけにつる踊りとか?」とか失礼な自問自答をしつつもちょっと覗きに行こうかな〜って港の方に向かったら「釧路の若者のすべてがここに集まっています」てナレーション入るレベルの大盛況でびっくりした。どこに隠れてたのみんな!?

でも北海道のいいところはね、大盛況と言っても京都祇園祭とか渋谷ハロウィンとかに比べたら全然余裕あるんですよ、函館山展望台然り釧路港まつり然り、人はいるけど圧迫感はないというか。世の中の通勤ラッシュはこの快適を見習ってほしい。

なので「パレードはーじまーるよー!」て宣言されてすぐ「後ろからなら見えるかな…えっここ空いてるんです?」てなるくらいするっと最前列が取れてしまい、結果かぶりつきでパレードを観てしまいましたよ、最後まで。(動画は音が出ます)

あと夏の夜のおまつりだけあって、地元のキッズ達がキャッキャウフフしてたり、告白してるー!みたいな展開に遭遇したりして今期一番夏休みを感じた。夏祭りで告白とかアオハルすぎる…もうお祝いにたこ焼き全員に奢るから、恋のお話聞かせて…?

あとここでもでっけえ打上花火が見られてラッキー!花火あるの知らなくて、帰りがけに寄ったコンビニで爆音が鳴り響いたのでそのままそのコンビニ駐車場で露店出してたバイトさん達と一緒に見ました。この日は下から。こんなゆるい空間で花火見られるのうらやましすぎるよう。

はあ楽しかった、なんだかんだで今日も大満喫しちゃったなー!とほくほくしながら宿に戻って、翌日はめちゃ早予定にも関わらずマストの録画消化だけはきっちりやっておやすみなさいしました。

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